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胃捻転

2012年07月22日 | 犬の健康について

【桜店:平野】

みなさん、こんにちは!

今回のワンちゃんの健康情報は 

一度は耳にした事が、あるかと思います、


「胃捻転」についてです。


「胃捻転」って!どんな病気?
 
正式名称は、「胃拡張捻転症候群」
 
が膨張し、捻じれた状態です。

 


症状としては

胃が膨張し捻じれ、それにより、充分な血液が通らなくなり、胃や肝臓・膵臓が損傷します。

これにより、消化機能が働かない為、毒素の処理が出来ず、これが原因で死亡する事が多いようです。

毒素が血管に入ると血液凝固、腸管に付着すると腹膜炎などを発症します。

食道も塞がる為ゲップしたり、吐いたりして胃の中の空気やガスを抜く事が出来なくなります。

また、静脈も圧迫する為、心臓に血が戻らず不整脈が起こりやすくなります。

その後、ショック状態になり、処置をしないと危険な状態になります。


胃捻転になった時の処置

胃の中に溜まったガスを胃チューブを使って出します。

胃チューブが入らない時は、専用の針を腹部に刺してガスを抜きます。

ガスが出せたら、胃洗浄をし、犬の状態が安定次第ねじれを直し、壊死した細胞を調べて切除します。

再発防止の為、胃が捻じれないように固定手術(安定して固定されるまでに4ヶ月ぐらい掛かる)を行ないます。


毒素が溜まっていると死亡する確率が高くなるのでなるべく早い処置が必要になってきます。


 

なりやすい犬種は?

大型犬がなりやすいと言われていますが、実際は「腹部が深く、幅が狭い」犬種がなりやすいようです。

また、怖がり不安症食べるのが早い、食後に腹部膨張する。このようなワンちゃんも発生率が高まるようです。

 

そこで日々の生活で気をつけた方が良い事

 1.早食いをさせない

 2.
食器台は使わない

 3.食後は寝転がせない

 4.食餌の前後は運動させない

 5.高タンパクの食餌、特に生肉を与える

 6.食餌は1日2回以上に分ける

 7.繊維質の物を取らせる

  8.消化酵素入りのフードを与える


 9.ガスの発生を防ぐ為にフードをふやかして与える

10.フードの原材料にガスが発生しやすい、大豆やビール酵母、  
   クエン酸等が入ってる物は避ける


 



胃捻転が疑わしい行動!

 1.落ち着かない

 2.クンクンと鳴く

 3.吐こうとゲーゲーするが嘔吐物はない

 4.横になるのを拒む

 5.過剰に水を飲む

 6.太鼓のように膨らんだ腹部

 7.立つことが出来ない、ぐったりしている

 8.泡状もしくは、よだれが垂れる

 9.青白い歯茎

10.弱く早い脈拍


何よりも重要なのは、常に犬の状態を把握し異変があった時、速やかに対処できるようにしておく事です。

胃捻転は急を要する事態なので、胃捻転の疑いがあれば、直ぐ獣医に行くことです



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