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食品の中毒

2013年02月26日 | 犬の健康について

【長谷川】

今回は食品の中毒についてご紹介させて頂きます。
主に犬の中毒といえば、チョコレートやネギが思い当たりますが、
その他にも気をつけなければいけない食べ物がたくさんあります。
では、与えてはいけない食べ物と与えてしまった場合どのような症状が起きるのか
を簡単にご紹介していきます。

◎玉ねぎ、長ねぎ、ニラ、(ニンニク)など

ねぎ類に含まれるアリルプロピルジスルファイドなどにより、赤血球を破壊され、
溶血性貧血胃腸障害血尿衰弱心拍の増加場合によっては死に至る事もあります。
玉ねぎを煮込んだスープなども危険です。
ニンニクもねぎ類ほどではありませんが、アリルプロピルジスルファイドを含んでいるため
与えないようにしましょう。

◎チョコレート、ココアなど

カカオの成分のデオブロミンが中枢神経を刺激する毒素となり、不整脈、心拍の増加
口の渇き痙攣発作嘔吐を引き起こし、場合によっては死に至ることもあります。

◎キシリトール

人も犬も食べ物を食べるとブドウ糖の濃度が高くなり過ぎないように
インスリンというホルモンがブドウ糖を調節してくれるのですが、
キシリトールは犬にとってインスリンを多く放出させてしまいます。
放出されたインスリンは血糖を低下させ、意識の低下脱力昏睡痙攣
肝障害を引き起こす可能性があります。
死亡した例もありますので、注意が必要です。

◎レーズン、ぶどう

まだ原因は詳しく判明していませんが、摂取後2~3時間後から嘔吐下痢腹痛
3~5日後に腎不全を引き起こします。
重度の場合は腎不全から死に至る場合もあります。
同じ量摂取しても全く平気な子もいるようですが、与えないに越したことはありません。

◎アボガド

アボガドに含まれるベルジンによって、嘔吐下痢を含む胃腸の炎症
場合によっては死に至ることもあります。

◎ナッツ類

レーズン、ぶどうと同じく詳しいことは判明していませんが、犬にとっては有害で
摂取すると、嘔吐高熱筋硬直ふるえ心拍の増加を引き起こします。

◎生卵

卵の白身に含まれるアビジンというタンパク成分が、ビタミンB群の1種である
ビオチンの吸収を妨げるため、ビタミンバランスを崩します
アビジンは加熱すると変性するため、卵を加熱調理すれば問題ありません。

◎生の魚介類

生のイカの内臓にはビタミンB1を分解する酵素が多く含まれているため、
ビタミンB1欠乏症を起こすことがあります。
また、あわびやサザエなどの貝類を食べると皮膚病を起こすことがあります。

◎生の豚肉

トキソプラズマ症の感染源となるトキソプラズマ原虫に汚染されている危険性があります。
体重減少下痢目の症状などがでることがあります。
トキソプラズマは加熱すると死滅するため、必ず加熱調理してください。


他にも与えてはいけない食べ物は様々ありますが、今回は特に危険な物をご紹介しました。
人が食べても平気な食べ物も、犬にとっては様々な食べ物が中毒の危険性を含んでいるので、
普段食べさせていない食べ物を与えるときはよく調べてから与えるようにしましょう。


骨盤骨折

2013年02月13日 | 犬の健康について

[五味渕]

今回は骨盤骨折についてご紹介させていただきます。


骨盤骨折とは・・・

その名の通り骨盤を骨折してしまう事で、犬の骨折の中でも多くを占めている。

交通事故などの外部からの強い衝撃によるものが多い。

骨盤は骨格が箱のようなものになっており、
  骨盤を骨折してしまうと他の骨も骨折してしまっている事が多い。



-症状-

後足を引きずっている。

歩行が出来ない。(運動障害)

排尿・排便が困難。

椎間板ヘルニアの症状と似ている為、上記の症状が見られたらきちんと診断を受けてください。



-治療方法-

レントゲン検査で確認して、臓器の異常・その他の内臓の異常を確認する。

複雑に骨折してしまっている場合は手術をして本来の位置に戻す。

あまり骨折が激しくない場合、固定とレストのみで治療をするか、
  排尿・排便・後足の運動に支障をきたす可能性がなければ、
  なにも治療はせずにそのまま様子を見て治す場合もあります。

必ず自己判断はせずに、掛かりつけの獣医とよく相談しながら治療をして下さい。