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口内炎

2014年06月16日 | 犬の健康について

【平野】


今回は、口内炎についてご紹介させて頂きます。
 

≪口内炎とは?≫

口腔内の粘膜や軟部組織が炎症している状態です。
発生しやすい場所は、舌の裏側や頬の内側になります。


≪症状≫

痛みや痒みから口元を気にして前足で引っ掻く仕草をする。

何も食べてないのに口をクチャクチャしている。

口臭が悪化する。犬が舐めた所に強い臭いがつく事もある。

痛みや違和感から、食欲が低下し体重が落ちる。
  場合によっては食事の時に悲鳴を上げる。

口腔内にブツブツした赤い発疹や水疱、潰瘍が出来る。

口腔内が赤く腫れたり、ただれたりする。

口腔内から出血する。

よだれの量が増える。血混じりのよだれを垂らす。

全身性の感染や自己免疫性疾患によるものの場合、発熱も見られる事がある。


≪原因≫

口内炎になる原因は電気コードを噛んだ事による感電や尖った異物による損傷など様々ですが、
その他の原因によって3種類に分けられます。

系統性口内炎
  レプトスピラ症・糖尿病・腎臓病・ビタミン欠乏症などの他の病気の周辺症状として発生します。

潰瘍性口内炎
  病気や栄養不足などで身体の免疫力が弱くなった時に細菌感染を起こし発症します。
  口腔内の粘液が、ただれた様になり歯肉に発症するのが特徴です。

壊死性口内炎
  口内炎になる最も多いパターンで、歯周病による歯肉炎が原因です。
  歯と接触した粘膜に出来やすく、きちんと治療しないと再発を繰り返します。 


≪治療≫

原因となっている病気や歯科疾患があれば、その治療を行う。

繁殖してしまった細菌を抑える為に抗生物質の投与や炎症を抑える抗炎症剤、痛み止めを投与し
  ビタミン欠乏が見られる場合はビタミン剤を与える。

口内炎になっている箇所に消毒薬を塗布し清潔に保つ。

ラクトフェリン等の栄養補助食品が口腔内の免疫力増強の為に用いられる事がある。

ウェットフードやドライフードをふやかして軟らかくし与えるなど、口の中を刺激しないように工夫する。


≪予防≫
口内炎の予防で一番大切な事は、口の中を清潔に保つことです。
  日頃から歯磨きの習慣を付け、歯磨きが難しい時はガーゼなどで拭いてあげて下さい。
  また、口の中に食べかすが残りやすいウェットフードは、歯にはさまり易く歯垢や歯石がつきやすいので
  取り残しがない様に注意してください。

全身性疾患の一症状として起こる事があるので、疾患の早期発見・早期治療が出来る様に
  定期的な健康診断を受ける様にしましょう。

※口内炎にただれや潰瘍を伴うしこりが見られたり、口の中からじわじわと出血が見られる場合は
悪性異色腫(メラノーマ)や扁平上皮ガン、線維肉腫などの口腔内腫瘍の可能性があります。
10歳前後の犬に多くみられる為、上記の症状に気付いた時は早めに動物病院で診て貰う事をお勧めします。



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