
最近のパケット通信はAPRSにとってかわりましたが、昔(20数年前)パケット通信にハマっていたは時期がありました。
当時、パソコンに興味があって初めて買ったパソコンがNECのPC-9801UV11とでした。
これにTNCはタスコ電気製のTNC-22そしてハンディー機を接続してパケット通信 を楽しんでいました。
当時は、まだMS-DOSの時代でハードディスクやパソコン通信が普及していなかった時代でしたから、フロッピーでターミナルソフトを立ち上げ、TNCの設定後初めて画面上に文字が表示されるのを見てはたいへん感激したものです。
電波で、文字が送られて来る事自体が不思議でしたから...なおさらです。
TNCには、メッセージボード機能が搭載されていたので、不在時にローカルと連絡をとるのにもたいへん重宝しました。
また、チャットもできましたので、当時住んでいた旧寺泊町のローカル局と毎日のようにチャットを楽しみ、これがパソコンのキーボード操作の習熟にも一役買っていたように思います。
当時は、佐渡にRBBSが開設されており、時々、今は大人気の電子ログソフトHAMLOGが掲載されていた事からダウンロードして使っていました。
当然の事ながら当時のHAMLOGはMS-DOS版で、今から較べれファイルサイズは小さかったもののダウンロードであまり長時間占有すると他局に迷惑がかかるので、掲示板にはファイルを分割(ISHファイル)してアップロードされていました。
それを分割ダウンロードしてファイルが揃ったら結合、解凍するというような形で使っていましたが、やっと数日かけて揃えたファイルの一部が化けてしまい結合できなくなるなどのハプニングもありました(笑)
これがまたアマチュアらしくて良かった?ような気がしますが.....。
その後、パケット通信も徐々にブームが去り、TNCも市場から姿を消してきましまい、すっかりタンスの肥やしになってしまったので手放してしまいました。
しかし今度はパケットクラスターが普及してきた事で、TNCに再び注目したものの需要が少なくなったためか再販される事は無く中古品を探すしかありませんでした。
幸いハムショップで東京ハイパワーのKPC-4Jを見つけたので購入し、しばらくはパケットクラスターで活躍してくれましたが、インターネットの急速な普及でクラスターはインターネットで利用できるようになった事で、みたび活躍の場は無いだろうと再び手放すことにしました。
しかし、APRSに興味が出た時に使えるので、持っていればよかったなぁと少し後悔しています。