
比喩品第三(その26)
子どもたちに告げてさとす
Inform and instruct the children
多くの苦しみと災難について説く
Explain the many sufferings and hardships
邪悪な鬼と毒虫たち
Evil spirits and poisonous insects
火災が広がっていく
The fire disaster spreads
多くの苦しみが次々にやってくる
Many sufferings follow in order
次々と絶え間なく続いていく
Continually and unceasingly connected
毒ヘビやマムシと戯れる、まじる
Intermingling with vipers and pit vipers
多くの夜叉たちに加えて
And also many yakshas
鳩槃茶(くはんだ)という種類の鬼
Kumbhāṇḍa-type demons
野干(ジャッカル類)、キツネ、犬のような獣たち
Jackals, foxes, and dogs
鷲、鷹、ふくろうのような猛禽たち
Vultures, hawks, owls
百足類(ムカデなど)の仲間たち
Creatures like centipedes
飢えと渇きがひどく、苦悩が迫る
Hunger and thirst causing torment
甚だ恐ろしく、おびえるべき
Extremely terrifying and dreadful
この苦難の対処(場所)
This place of suffering and hardship
ましてや大火が起こっている
How much more with the great fire
子どもたちは無知である
The children are ignorant
父の教えを聞いてもなお
Though they hear the father's teaching
なお楽しいことに執着している
Still attached to their pleasures
戯れをやめない、遊び続ける
They do not stop playing
このとき父は、長者は
At this time, the elder (father)
そしてこのように思った
And thought thus
子どもたちは今のような有様だ
The children are as they are now
私の悲しみを増す
Increases my sorrow and anguish
今この家の中には
In this house right now
一つとして楽しめるものはない
Not a single thing is enjoyable
そして子どもたちは
And the children, meanwhile
遊びにふけってやまない
Completely lost in play
私の教えを受け入れない
They do not accept my teaching
火によって害されようとしている
About to suffer from the fire
日曜日、月曜日を除く毎日、法華経を訓読に解読したものをブログ投稿しておりますが、同時に法華経原文の真読(漢文)と読み仮名(和英両方)も掲載し照らし合わせれるようにしたものを電子書籍化して安価な有料販売を開始しております。この度は、序品第一に引き続き、方便品第二の真読&訓読(和英翻訳付き)を発行いたしました。
ぜひお買い求めください。↓
Inform and instruct the children
多くの苦しみと災難について説く
Explain the many sufferings and hardships
邪悪な鬼と毒虫たち
Evil spirits and poisonous insects
火災が広がっていく
The fire disaster spreads
多くの苦しみが次々にやってくる
Many sufferings follow in order
次々と絶え間なく続いていく
Continually and unceasingly connected
毒ヘビやマムシと戯れる、まじる
Intermingling with vipers and pit vipers
多くの夜叉たちに加えて
And also many yakshas
鳩槃茶(くはんだ)という種類の鬼
Kumbhāṇḍa-type demons
野干(ジャッカル類)、キツネ、犬のような獣たち
Jackals, foxes, and dogs
鷲、鷹、ふくろうのような猛禽たち
Vultures, hawks, owls
百足類(ムカデなど)の仲間たち
Creatures like centipedes
飢えと渇きがひどく、苦悩が迫る
Hunger and thirst causing torment
甚だ恐ろしく、おびえるべき
Extremely terrifying and dreadful
この苦難の対処(場所)
This place of suffering and hardship
ましてや大火が起こっている
How much more with the great fire
子どもたちは無知である
The children are ignorant
父の教えを聞いてもなお
Though they hear the father's teaching
なお楽しいことに執着している
Still attached to their pleasures
戯れをやめない、遊び続ける
They do not stop playing
このとき父は、長者は
At this time, the elder (father)
そしてこのように思った
And thought thus
子どもたちは今のような有様だ
The children are as they are now
私の悲しみを増す
Increases my sorrow and anguish
今この家の中には
In this house right now
一つとして楽しめるものはない
Not a single thing is enjoyable
そして子どもたちは
And the children, meanwhile
遊びにふけってやまない
Completely lost in play
私の教えを受け入れない
They do not accept my teaching
火によって害されようとしている
About to suffer from the fire
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2年間で法華経経文すべての解読を完成させます!
なかなか手に入りにくい素朴に残された漢字だけで綴られた法華経の真読翻訳ですが、案外確かな方法での整理がついてない現状を知るにつれ、これは兎にも角にも自分で調べて作ってみる手段が何より自分のものとして本当の仕事の価値を得れるに違いないと思いました。その方法はどうあれ、案ずるよりもた易く疲労感なしに執筆完成したのがこの宝の本書でした。その秘訣に、実践すべきは仕事の道であり、その中央に法華経を置いて訓読を理論とし、その後に法華経の真読を仕上げることで自分の仕事の道がすでに理論付けられてきます。法華経の真読をあなた自身のバックエンドの実践とし、法華経の訓読をフロントエンドの理論として獲得されることを期待します。
「方便品第二」について 方便というものは仏教用語であり、仏教とはそもそも真実の知恵へと教え導いてくれるものですが、その真実の目的地へ挫けずに至らせるために方便という教えが別にあるのです。それが真実の仏教の道のりではない寄り道をしながら導く方便説法です。夢のようなおかしな話だけれど、導かれる人が興味を持って理解しやすいような例え話や比喩の物語を用いながら導く教えが別にあるというわけです。このような方便な教えは仏教の真実よりも普段日常に過ごしている一般的な話題や情報のようなものの中から本当に真実のゴールへ通じているかどうかを見通す力を養い授けてくれることになるでしょう。多くの情報に埋もれる中ですべてを丸のみに信じることは不可能であり、どうも変だな、それは本当なんだろうかと自分で判断しながら捨てるべきものは捨てるようにして、淘汰して残った真実が普段の生きるべき道になって見えてくることは何よりも楽しいことです。
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