
比喩品第三(その25)
ムカデやヤスデのような虫たち
Centipedes and millipedes
毒蛇の類、毒を持つ蛇たち
Types of poisonous snakes
火に焼かれている
Burned by the fire
争って巣穴から逃げ出す
Flee from holes in panic
鳩槃荼という鬼(怪異の存在)
The kumbhāṇḍa demons
自由に取って食べる
Seize and eat at will
また多くの餓鬼たちがいて
And again many hungry ghosts
頭の上で火が燃えている
Flames burn above their heads
飢えと渇きと熱に苦しむ
Tormented by hunger, thirst, and heat
周囲の障害に苦しみ逃げまどう
Rushing in distress among barriers
その家はこのような有様である
Such is the state of the house
非常に恐ろしく、畏れるべきである
Extremely frightening and dreadful
毒と火災の害
Poison, harm, and fire disasters
多くの災難がひとつではない(数知れず)
Countless are the hardships
そのとき、家の主人は
At that time, the householder
門の外に立っている
Standing outside the gate
誰かが話しているのを聞く
Heard someone speaking
おまえの子どもたち
You children
遊びが原因で先に
Having come in due to play
この家に入ってきた
Entered this house
幼く無知である
Young and ignorant
遊びに夢中で執着している
Deeply absorbed in play
長者はそれを聞き終わって
The elder heard it fully
驚いて火の家に入った
Shocked, he ran into the burning house
今うまく救い出すべき時だ
Now is the time to rescue them
焼かれて害を受けぬようにさせる
Let them be unharmed by the fire
日曜日、月曜日を除く毎日、法華経を訓読に解読したものをブログ投稿しておりますが、同時に法華経原文の真読(漢文)と読み仮名(和英両方)も掲載し照らし合わせれるようにしたものを電子書籍化して安価な有料販売を開始しております。この度は、序品第一に引き続き、方便品第二の真読&訓読(和英翻訳付き)を発行いたしました。
ぜひお買い求めください。↓
Centipedes and millipedes
毒蛇の類、毒を持つ蛇たち
Types of poisonous snakes
火に焼かれている
Burned by the fire
争って巣穴から逃げ出す
Flee from holes in panic
鳩槃荼という鬼(怪異の存在)
The kumbhāṇḍa demons
自由に取って食べる
Seize and eat at will
また多くの餓鬼たちがいて
And again many hungry ghosts
頭の上で火が燃えている
Flames burn above their heads
飢えと渇きと熱に苦しむ
Tormented by hunger, thirst, and heat
周囲の障害に苦しみ逃げまどう
Rushing in distress among barriers
その家はこのような有様である
Such is the state of the house
非常に恐ろしく、畏れるべきである
Extremely frightening and dreadful
毒と火災の害
Poison, harm, and fire disasters
多くの災難がひとつではない(数知れず)
Countless are the hardships
そのとき、家の主人は
At that time, the householder
門の外に立っている
Standing outside the gate
誰かが話しているのを聞く
Heard someone speaking
おまえの子どもたち
You children
遊びが原因で先に
Having come in due to play
この家に入ってきた
Entered this house
幼く無知である
Young and ignorant
遊びに夢中で執着している
Deeply absorbed in play
長者はそれを聞き終わって
The elder heard it fully
驚いて火の家に入った
Shocked, he ran into the burning house
今うまく救い出すべき時だ
Now is the time to rescue them
焼かれて害を受けぬようにさせる
Let them be unharmed by the fire
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2年間で法華経経文すべての解読を完成させます!
なかなか手に入りにくい素朴に残された漢字だけで綴られた法華経の真読翻訳ですが、案外確かな方法での整理がついてない現状を知るにつれ、これは兎にも角にも自分で調べて作ってみる手段が何より自分のものとして本当の仕事の価値を得れるに違いないと思いました。その方法はどうあれ、案ずるよりもた易く疲労感なしに執筆完成したのがこの宝の本書でした。その秘訣に、実践すべきは仕事の道であり、その中央に法華経を置いて訓読を理論とし、その後に法華経の真読を仕上げることで自分の仕事の道がすでに理論付けられてきます。法華経の真読をあなた自身のバックエンドの実践とし、法華経の訓読をフロントエンドの理論として獲得されることを期待します。
「方便品第二」について 方便というものは仏教用語であり、仏教とはそもそも真実の知恵へと教え導いてくれるものですが、その真実の目的地へ挫けずに至らせるために方便という教えが別にあるのです。それが真実の仏教の道のりではない寄り道をしながら導く方便説法です。夢のようなおかしな話だけれど、導かれる人が興味を持って理解しやすいような例え話や比喩の物語を用いながら導く教えが別にあるというわけです。このような方便な教えは仏教の真実よりも普段日常に過ごしている一般的な話題や情報のようなものの中から本当に真実のゴールへ通じているかどうかを見通す力を養い授けてくれることになるでしょう。多くの情報に埋もれる中ですべてを丸のみに信じることは不可能であり、どうも変だな、それは本当なんだろうかと自分で判断しながら捨てるべきものは捨てるようにして、淘汰して残った真実が普段の生きるべき道になって見えてくることは何よりも楽しいことです。
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