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一生の宝物「法華経」の宝島の世界へあなたをエスコート
仏教経典の中の王様「法華経全28品」の完全解読に大チャレンジ!

Popular Deciphering85 比喩品第三(その7)

2025年03月30日 16時00分05秒 | 生き方
比喩品第三(その7)

舎利弗(弟子の名)よ、
Śāriputra
かの仏が出現したとき
When that Buddha appeared
たとえ悪世ではなくても
Even though it is not an evil world
本願によるため
Because of the original vow
三乗の法を説く
Preaching the Three Vehicles
その劫の名は「大寶莊嚴」
That kalpa is named "Great Jewel Adornment"
なぜこの名を~と呼ぶのか
Why is it called
「大寶莊嚴」
"Great Jewel Adornment"
その国の中での
Within that country
菩薩によって
Through the Bodhisattvas
大きな宝となすからである
Because of the great treasures
かの諸々の菩薩たち
Those many Bodhisattvas
計り知れないほど限りなく
Immeasurable and boundless
計り知れない
Inconceivable
算数やたとえで表せない
Beyond calculation and analogy
到達することができない
Beyond reach
仏の知恵と力でなければ
Unless it is the Buddha's wisdom and power
知ることができる者はいない
No one can know
もし行きたいとき
If they wish to move
宝の花が足を支える
Jeweled flowers support their feet
この諸々の菩薩たち
These many Bodhisattvas
初めての発心ではない
Not their first aspiration
皆長い間功徳を養ってきた
They have long cultivated merit
計り知れない百千萬億の仏のもとで
Under countless hundreds, thousands, millions, and billions of Buddhas
清らかな梵行を修める
Practicing pure Brahma conduct
常に諸仏に~得る
Always by many Buddhas
称賛されること
for praised
常に仏の智慧を修める
Constantly cultivating the Buddha’s wisdom
大いなる神通を備える
Endowed with great supernatural powers
すべてをよく知る
Knows all things well
諸法の門
The gates of various teachings
素直で偽りがない
Honest and without falsehood
志が固く揺るがない
Firm and unwavering resolve
このような菩薩たち
Such Bodhisattvas
その国に満ちている
Filling that country


舎利弗(弟子の名)よ、
Śāriputra
華光仏の寿命
The lifespan of the Buddha Lotus Light(Kekou)
十二小劫(長い時間)の間
Twelve small kalpas
王子であった~を除いて
Except for being a prince
まだ仏になっていない時(を除く)
Before becoming a Buddha
その国の人民は
The people of that country
八小劫(長い時間)の寿命
Lifespan of eight small kalpas
華光如来は
The Lotus Light(Kekou)Tathāgata
十二小劫を経た後
After passed through twelve small kalpas
堅滿菩薩に授ける
Granting to Bodhisattva Keng Man
阿耨多羅三藐三菩提の授記
Bestowing the prophecy of Anuttara-samyak-sambodhi
諸々の比丘に告げる
Addressing the many Bhikshus
この堅滿菩薩、
This is Bodhisattva Keng Man
次に仏となるべき
Will next become a Buddha
名付けて華足安行と号する
Named "Lotus Feet Peaceful Walker"
多陀阿伽度(仏の称号の続き)
Tathāgata (one of Buddha’s titles)
阿羅訶三藐三佛陀(仏の称号の続き)
Arhat Samyak Sambuddha (a title of the Buddha)
その仏の国土
The land of that Buddha
また同じようになるであろう
Likewise, it is the same
舎利弗(弟子の名)
Śāriputra
この華光仏が
This is the Buddha Lotus Light(Kekou)
滅度(涅槃)の後
After Nirvana
正法(新鮮で明確な仏法)が世(時代、世の中)に存続する
The true Dharma remains in the world
三十二小劫(長い時間)の間である
Thirty-two small kalpas
像法(古びた形だけある仏法)が世(時代、世の中)に存続する
The semblance Dharma remains in the world
また三十二小劫(長い時間)の間である
Likewise, thirty-two small kalpas
その時、世尊は
At that time, the World-Honored One
再びこの意味を宣べようとする
Wishing to again expound this meaning



日曜日、月曜日を除く毎日、妙法華経の訓読を公開しておりますが、同時に原文(真読)を掲載して照らし合わせれるように電子書籍化して販売を開始しております。この度は、序品第一に続き、方便品第二の真読&訓読(和英翻訳付き)を発行いたしました。
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 なかなか手に入りにくい素朴に残された漢字だけで綴られた法華経の真読翻訳ですが、案外確かな方法での整理がついてない現状を知るにつれ、これは兎にも角にも自分で調べて作ってみる手段が何より自分のものとして本当の仕事の価値を得れるに違いないと思いました。その方法はどうあれ、案ずるよりもた易く疲労感なしに執筆完成したのがこの宝の本書でした。その秘訣に、実践すべきは仕事の道であり、その中央に法華経を置いて訓読を理論とし、その後に法華経の真読を仕上げることで自分の仕事の道がすでに理論付けられてきます。法華経の真読をあなた自身のバックエンドの実践とし、法華経の訓読をフロントエンドの理論として獲得されることを期待します。

 
 「方便品第二」について 方便というものは仏教用語であり、仏教とはそもそも真実の知恵へと教え導いてくれるものですが、その真実の目的地へ挫けずに至らせるために方便という教えが別にあるのです。それが真実の仏教の道のりではない寄り道をしながら導く方便説法です。夢のようなおかしな話だけれど、導かれる人が興味を持って理解しやすいような例え話や比喩の物語を用いながら導く教えが別にあるというわけです。このような方便な教えは仏教の真実よりも普段日常に過ごしている一般的な話題や情報のようなものの中から本当に真実のゴールへ通じているかどうかを見通す力を養い授けてくれることになるでしょう。多くの情報に埋もれる中ですべてを丸のみに信じることは不可能であり、どうも変だな、それは本当なんだろうかと自分で判断しながら捨てるべきものは捨てるようにして、淘汰して残った真実が普段の生きるべき道になって見えてくることは何よりも楽しいことです。





Popular Deciphering84 比喩品第三(その6)

2025年03月29日 16時00分04秒 | 生き方
比喩品第三(その6)

そのとき仏は舎利弗(釈迦世尊の重要な大弟子で声聞階級者)に告げた
At that time, the Buddha told Śāriputra
私は今、天人(天界や人間界の存在)、~に於いて
Now, among devas and humans
沙門(出家修行者の一派)
Shamon monks,
婆羅門(バラモン教の修行者)など
Brahmin, and others
大衆の中で説く
Preaching among the great assembly
私はかつて
I, in the past
二万億の仏のみもとに於いて
Under twenty thousand billion Buddhas
最高の道のためのゆえに
For the sake of the supreme path
いつもあなたを教化する
Always guiding you
あなたはまた長い夜の間
You also, for a long night
私に従って学んだ
Learned by following me
私は方便を用いる
I use expedient means
あなたを導くために
To guide you
私の法の中に生まれた
Born within my Dharma
舎利弗よ、
Śāriputra,
私は以前あなたを教えた
I previously taught you
仏道を志し願う
Aspiring to the Buddha path
あなたは今ことごとく忘れている
You have now forgotten everything
それですなわち自ら~思った
However, you immediately thought
すでに滅度(涅槃)を得たと
Having already attained Nirvana
私は今再び望む
Now, I again desire
あなたに思い出させる
To make you remember
本来の願いによる行いの道のために
For the path of practice based on the original vow
諸々の声聞(声聞階級の修行者)のために
For the many Śrāvakas
この大乗経を説く
Preaching this Mahayana sutra
名を「妙法蓮華」~~と言う
Named "The Lotus Sutra of the Wonderful Dharma"
「教菩薩法」(菩薩の法の教え)
Teaching the Bodhisattva Dharma
「佛所護念」(仏の身元の守り念じ)
Protected and remembered by the Buddha


舎利弗(弟子の名)
Śāriputra
あなたは未来の世において
You, in a future life
計り知れないほどの~を超えて
Passing through immeasurable and boundless time
長い時間
An inconceivable eon
そこばく~の供養をする
Offering many kinds of reverence
千万億の仏
A thousand million Buddhas
正法(鮮明で新しい仏法)を奉持して
Upholding the true Dharma
菩薩の資質を具える
Fully endowed as a Bodhisattva
行うべき道
The path of practice
まさに仏になることを心得る
Surely attaining Buddhahood
名を呼んで華光如来・
Named "Lotus Light Tathāgata"
應供(他から供養を受けるに値する者の意、阿羅漢)・仏の異称、十號の一
Worthy of offerings
正遍知(あまねく正しく知る者の意)・仏の異称、十號の二
Omniscient one
明行足(明智と行いを備えた者の意)・仏の異称、十號の三
Perfect in wisdom and conduct
善逝(よく悟りに至った者の意)・仏の異称、十號の四
Well-gone one
世間解(世間を知り尽くした者の意)・仏の異称、十號の五
Knower of the world
無上士(最高の人の意)・仏の異称、十號の六
The unsurpassed one
調御丈夫(人々を調御する者の意)・仏の異称、十號の七
Tamer of beings
天人師(天人の師の意)・仏の異称、十號の八
Teacher of gods and humans
佛(ぶつ、覚者の意)・仏の異称、十號の九
The Buddha
世尊(世間から尊敬される者の意)・仏の異称、十號の十
The World-Honored One
国の名は「離垢」(離れる汚れ)
The country's name is "Free from Defilement"
その土地は平らで正しい
Its land is level and proper
清らかで厳かに飾られている
Pure and solemnly adorned
安らかで豊かに楽しめる
Peaceful, safe, and abundant in joy
天人(天や人間界の存在)が盛んに栄えている
Devas and humans flourish
大地は琉璃でできている
The ground is made of lapis lazuli
八つの交差する道がある
There are eight intersecting roads
黄金で縄が作られている
Golden ropes are used
その側(境界)を区切るために
Marking its boundaries
そのそばにはそれぞれある
Each side has something
七つの宝でできた並木
Rows of trees made of seven treasures
常に花と果実がある
There are always flowers and fruits
華光如来(仏の名)
Lotus Light Tathāgata
また三乗(声聞の教え)によって
Likewise, through the Three Vehicles
衆生を教え導く
Instructing and guiding sentient beings




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2年間で法華経経文すべての解読を完成させます!
 なかなか手に入りにくい素朴に残された漢字だけで綴られた法華経の真読翻訳ですが、案外確かな方法での整理がついてない現状を知るにつれ、これは兎にも角にも自分で調べて作ってみる手段が何より自分のものとして本当の仕事の価値を得れるに違いないと思いました。その方法はどうあれ、案ずるよりもた易く疲労感なしに執筆完成したのがこの宝の本書でした。その秘訣に、実践すべきは仕事の道であり、その中央に法華経を置いて訓読を理論とし、その後に法華経の真読を仕上げることで自分の仕事の道がすでに理論付けられてきます。法華経の真読をあなた自身のバックエンドの実践とし、法華経の訓読をフロントエンドの理論として獲得されることを期待します。

 
 「方便品第二」について 方便というものは仏教用語であり、仏教とはそもそも真実の知恵へと教え導いてくれるものですが、その真実の目的地へ挫けずに至らせるために方便という教えが別にあるのです。それが真実の仏教の道のりではない寄り道をしながら導く方便説法です。夢のようなおかしな話だけれど、導かれる人が興味を持って理解しやすいような例え話や比喩の物語を用いながら導く教えが別にあるというわけです。このような方便な教えは仏教の真実よりも普段日常に過ごしている一般的な話題や情報のようなものの中から本当に真実のゴールへ通じているかどうかを見通す力を養い授けてくれることになるでしょう。多くの情報に埋もれる中ですべてを丸のみに信じることは不可能であり、どうも変だな、それは本当なんだろうかと自分で判断しながら捨てるべきものは捨てるようにして、淘汰して残った真実が普段の生きるべき道になって見えてくることは何よりも楽しいことです。





Popular Deciphering83 比喩品第三(その5)

2025年03月28日 16時00分36秒 | 生き方
比喩品第三(その5)

仏が大衆の中に於いて
The Buddha, among the great assembly
私をまさに仏になると説かれた
It was declared that I shall become a Buddha
このような法音を聞いて
Hearing such a Dharma sound
すべての疑いや後悔が取り除かれた
All doubts and regrets have been removed
初めに仏の説法を聞いて
Hearing the Buddha's teachings for the first time
心の中で大いに驚き疑う
Great astonishment and doubt arise in the heart
もしかして魔が仏になったのではないか
Could it be that a demon created a Buddha?
私の心を悩ませ乱しているのか?
Is it disturbing my mind?
仏はさまざまな縁(外的な要因)によって
The Buddha, through various causes and conditions
たとえ(比喩)を用いて巧みに説く
Using skillful metaphors to preach
その心は海のように安らか
His mind is as calm as the sea
私は聞いて疑いの網を断ち切れた
Hearing this, I cut off the net of doubts
仏は過去世について説かれた
The Buddha preached about past worlds
計り知れない数の仏が滅度した
Countless Buddhas have entered Nirvana
方便の中に安住する
Dwelling peacefully within expedient means
また皆がこの法を説いた
Likewise, they all preach this Dharma
現在や未来の仏
The Buddhas of the present and future
その数は計り知れない
Their number is immeasurable
また多くの方便によって
Likewise, through various expedient means
このような法を説く
Expounding such a Dharma


今の世尊もこのような
Now, the World-Honored One
生まれて及び出家、~まで
From birth to renunciation
道(悟り)を得て法輪を転ずる
Attaining enlightenment and turning the Dharma wheel
また方便によって説く
Likewise, preaching through skillful means
世尊は真実の道を説く
The World-Honored One preaches the true path
悪魔にはこのようなことはない
Māra does not have this
これによって私は確かに知る
By this, I certainly know
これは魔が仏を試みたのではない
This is not a Buddha made by a demon
私は疑いの網に堕ちたゆえに
Because I fell into the net of doubt
これは魔の仕業だと思う
Thinking this is the work of a demon
仏の柔らかな声を聞く
Hearing the Buddha’s gentle voice
非常に深遠で微妙である
Profound, vast, and subtle
清らかな法を広め説く
Expounding and spreading the pure Dharma
私の心は大いに喜ぶ
My heart is filled with great joy
疑いや後悔が永遠に尽きた
Doubts and regrets are completely exhausted
本当の智慧の中に安住する
Dwelling peacefully in true wisdom
私は定めてまさに仏になろうとする
I shall certainly become a Buddha
天人(天界や人間界の存在)に敬われるように
Revered by devas and humans
最高の法輪を転ずる
Turning the supreme Dharma wheel
諸々の菩薩を教化する
Instructing and guiding the many Bodhisattvas


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Popular Deciphering82 比喩品第三(その4)

2025年03月27日 16時00分49秒 | 生き方
比喩品第三(その4)

私が一人で経行するとき
When I walk alone in meditation
仏が大衆の中にいるのを見る
Seeing the Buddha among the great assembly
名声が十方に満ちる
Fame fills the ten directions
広く豊かに衆生を利益する
Broadly and abundantly benefit sentient beings
自らこの利益を失ったと思う
Thinking that I have lost this benefit
私は自らを欺いてしまったと
I have deceived myself
私は日夜を問わずいつも
I am always, day and night
いつもこのことを考える
Always thinking about this matter
世尊に問いただしたい
Wish to ask the World-Honored One
失ったのか、それとも失っていないのか
Have I lost it, or not?
私はいつも世尊を見ると
I always see the World-Honored One
多くの菩薩を称賛している
Praising the many Bodhisattvas
このことを日夜において
Contemplating this day and night
このようなことを計り考えた
Measuring and considering this matter
今、仏の声を聞くと
Now hearing the Buddha’s voice
状況に応じて法を説いている
Expounding the Dharma as appropriate


無漏(煩悩の無い)の法は計り知れない
The undefiled Dharma is inconceivable
人々を道場へ導く
Lead the assembly to the place of the path
私はもともと邪見に執着していた
I originally adhered to wrong views
多くのバラモンの師であった
Was a teacher of many Brahmins
世尊は私の心を知る
The World-Honored One knows my heart
邪見を取り除き涅槃を説く
Removing wrong views and preaching Nirvana
私はすべての邪見を取り除いた
I have eliminated all wrong views
空(無常)の法において証悟を得る
Attained realization in the doctrine of emptiness
そのとき心の中で思った
At that time, I thought to myself
滅度(涅槃)に至るを得たと
Attain Nirvana
しかし今ついに自ら気付いた
But now, I have finally realized
これは本当の滅度(涅槃)ではない
This is not true Nirvana
もし仏となる決意を得るときは
If I attain Buddhahood
三十二の特徴ある相を備え
Possessing the thirty-two marks
天人や夜叉たち
Devas, humans, and yakshas
龍神などが恭しく敬う
Dragons and gods respectfully revere
そのときこそ言える
At that time, it can be said
永遠に消え尽きて何も余すものは無い
Completely extinguished with nothing remaining




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Popular Deciphering81 比喩品第三(その3)

2025年03月26日 16時00分03秒 | 生き方
比喩品第三(その3)  

そして偈を説いた
And spoke in verse
私はこの法音を聞く
I heard this Dharma sound
かつてないことを得る
Attained something unprecedented
心の中に大きな歓喜を抱く
Heart filled with great joy
迷いの網がすべて取り除かれた
All doubts and delusions are removed
以前から仏の教えを受けていた
Have long received the Buddha’s teachings
大乗を失わない
Do not lose the Mahayana
仏の御声は非常に希少だ
The Buddha’s voice is extremely rare
多くの衆生の悩みを取り除く
Able to remove the suffering of beings
私はすでに煩悩を尽くした
I have already exhausted all defilements
聞くことでまた憂いや悩みを取り除く
Hearing also removes worries and suffering
私は山や谷にいる
I dwell in mountains and valleys
あるいは林樹の下にいる
Or under trees in the forest
座るときも経行するときも
Whether sitting or walking in meditation


いつもこのことを考える
Always thinking about this matter
ああ、深く自らを責める
Alas! Deeply blaming oneself
どうして自らを欺くのか
Why do I deceive myself?
私たちもまた仏の子である
We are also the Buddha's children
同じく無漏(煩悩が無い)の法に入る
Equally entering the undefiled Dharma
未来においてできない
Unable to do so in the future
最高の道を説くこと
Unable to preach the supreme path
金色の三十二相
The golden thirty-two marks
十力と多くの解脱(解放され脱する)
The ten powers and many liberations
同じく一つの法の中にいる
Equally within one Dharma
しかしこれを得ることができない
Yet, unable to attain this
八十種の美しい特徴
Eighty kinds of wonderful features
十八の仏のみに具わる特別な法
The eighteen unique qualities of a Buddha
このような等しい功徳
Such equal meritorious virtues
しかし私はすべて失った
Yet, I have lost them all




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