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聖アンセルモ
マリアは、そのご保護を求める人々のそばに馳せよってくださる。
リシャール・ド・サン・ヴィクトル
困窮している人々の一身上の配慮をみ手に引き受け、しかも、そのあわれみは、私達が助けを求めるより早く、これをお与えくださるのである。
ノヴァリノ
マリアは、このように、願われぬ先から、御助けをお与えになるのであるから、願われたならば、どんなんであろうか。
イノチェント3世
我らのやさしき元后に祈って聞き届けられなかったものがあろうか。
福者エウティキアノ
ああ、聖母よ、御身の全能な御保護ーどんな困窮にも適当な助けを与え、どんなに大きな罪人にも救いをもたらすこの御保護を願って、見捨てられた者があろうか。そんな人はひとりもいないのである。
聖ベルナルド
ああ、至福なる童貞よ、『私は、嘆きの時マリアによりたのんだが、マリアは答えなかった』と言いうる人は、御身の憐れみについて語ることをやめても、差し支えないのである。
ルイ・ド・ブロア
マリアが、まことの祈り、信頼のこもった祈りを捧げるものをお助けにならないでほおっておかれる様なことがあるならば、その前に天地は崩れるにちがいない。
聖アンセルモ
時折は、救い主イエズスの名を呼んで祈るよりは、マリアの名を呼んで祈ったほうが、もっと早く聞き届けられる。
ニセフォール
私達は、多くの事を神に祈っても与えられず、マリアに祈れば与えられる。何故だろうか?
それは、マリアが神より力があるからではなく、神がこのような方法でマリアに光栄を与えようとお望みになったからである。
主から聖母へ(聖ブリジッタ)
あなたを経てなされる願いのうち、聞き入れる事の出来ないものはありません。
あなたに対する愛のために何かの恵みを祈るものは、どんな罪人でも、悔い改める意志さえあれば、聞き届けるつもりです。
主から聖母へ(聖ジェルツルダ)
ああ、母上よ、私は全能の力により、あなたの慈悲の助けを敬虔に切願するすべての罪人に赦しを与える権利をあなたに授けたのです。あなたは、お望みどおりに、これらの罪人に憐れみを施すことが出来るのです。
聖ブルーノ
エワのうちには、死と暗黒とがあり、マリアのうちには、光明と生命とがある。悪魔はエワに勝ち、マリアは、悪魔を打ち倒し、かつ、縛り上げたのである。
カルディナル・ユーグ
芳香の香りが蛇を遠ざけるように、マリアの聖性は、悪魔を逃走させる。
悪魔は、マリアとその力強い御名とを、どれほど恐れていることであろうか。
聖ボナヴェンツーラ
悪魔もまた、霊魂が無知の暗黒の中に陥っていっている時は、このように、その中に入り込むのである。しかしながら、美しいあけぼのにもたとえるべき恩恵とマリアの慈悲とが、この霊魂を照らしはじめると、暗黒はすぐさま消え去り、地獄の軍隊は、まるで死を見て逃げ出すように、逃げ失せるのである。
コルネイ・ド・ラ・ピエル
百合は蛇のこうしょうをいやし、毒の火を消す。
これと同じく、全ての誘惑、特に潔白に反する誘惑に打ち勝つには、マリアの御名を呼ぶほど有効なものはない。これは、至上の薬であるマリアにより頼む人々が、経験によってたしかめたところである。
聖ヨハネ・ダマセノ
ああ、神の母よ、私は確信しています。私は、御身によって救われるに違いありません。
私は、ただ、御身の御保護と全能な御助けとを唯一のたてとして、敵にうち勝つでしょう。
ヤコボ修士
主よ、御身は、この愛深い御母を全ての武器のうちで最も強力な武器、全ての敵にうち勝つ不敗のつるぎとしてお与えくださった。
リシャル・ド・サン・ローラン
マリアは、二つの役目を果たすために、私達に与えられたのである。
マリアは、雲の柱として私達を正義の太陽であるイエズス様の熱から守り、火の柱として、悪魔からお守り下さるのである。
聖ボナヴェンツーラ
ろうが火に溶けるように、悪魔はしばしばマリアの御名を思い出して信心深くこれを呼び、特に、活発にその善徳を模倣する忠実な霊魂に対しては、力を失う。
聖ベルナルド
悪魔は、聖母マリアご自身を恐れるばかりでなく、ただその御名を聞いただけで、恐怖に打たれるのである。
トマス・ア・ケンビス
悪魔はマリアの御名を聞いただけで、激しい火に追われているかのように、逃げ失せる。
あわれな人間が、雷を聞いて恐れるように、悪魔は、マリアの御名を聞くと、天来の雷にうたれたかのように、平伏し、打ち倒される。
聖アンセルモ
私は、大変な危険に望んでいた多くの人が、マリアの御名を唱えるやいなや、救われたのを見聞きした。
聖ボナヴェンツーラ
ああ、マリアよ、御身の御名は、いかに光栄ある御名、感ずべき御名であろう。
臨終の時これを唱える者は、地獄の軍勢を恐れる必要はないのである。というのは、悪魔は、霊魂が『マリア!マリア!』と叫ぶのを聞くやいなや、逃げ失せるからである。
悪魔は敵兵が強力な部隊を恐れるよりも強く、マリアの御名とご保護を恐れる。