免償の十字架のロザリオを販売してくだった方の訳が素晴らしいのでその訳と、ホームページにのっていた説明をのせてみたいと思います。
《販売してくださった方の訳》
この免償の十字架は、1905年にピウス10世によって定められたもので、これを用いることにより免償を得ることが出来ます。また、1907年に現世に生きる人だけでなく、煉獄にある魂にも有効であると定められました。
この十字架を身につける者は、免償を得ることができます。
信仰心を持ってこの十字架に接吻する者は、免償を得ることができます。
十字架の前で、「天におられる私たちの父よ、私たちが人を赦すように、私たちの罪をお赦し下さい」と唱えるか、「聖母マリアよ、私たちのために神に祈ってください」と唱える者は、そのたびごとに免償を得ることができます。
この十字架を常に信心し、告解と聖体拝領の条件を満たす者は、次の祝日に全免償を得ることができるかもしれません。(主の五つの御傷の祝日、聖十字架発見の祝日、無原罪の御宿りの祝日、聖母の七つの悲しみの祝日)
死を迎えるとき、教会の秘跡によって強められた者、また秘跡を受けることができない場合であっても悔悛の心を持つ者は、この十字架にに接吻し、自分自身の罪の赦しを神に求め、隣人の罪を赦すなら、全免償を得ることができます。
十字架表面
十字形の上にはINRIにあたる言葉がラテン語で "Jesus Nazarenus Rex Judaeorum"と刻まれています。小文字がなかった古ラテン語はのJの代わりにIを、Uの代わりにV(Iesvs Nazarenvs Rex Ivdaeorvm)を使用していました。この言葉の意味は「ユダヤ人の王ナザレのイエス」です。
十字架裏面
横に"Father, forgive them."(父よ、彼らを赦したまえ)、縦に"Behold this heart which has so loved men."(人をかくも愛したまえるこの聖心(みこころ)を見よ)と刻まれています。十字の交差部には炎に燃えるイエス・キリストの聖心が浮き彫りにされ、聖心は荊(いばら)の冠を巻き付けて血を流しています。下部には"AUSPICE MARIAE"(ラテン語:マリアの庇護の下に)を表すモノグラム、"AM" が記されています。
《ホームページの説明》
<赦しの十字架>
この十字架の免償は1905年に初めて、教皇聖ピオ10世によりて与えられ、1907年には煉獄にありし霊魂らに適用可能である事が公布されました。
完全なる免償を得るためには、最初に司祭より祝別される必要があります。
本来の免償は「この十字架に接吻し奉る毎に100日の免償」などでしたが、現在は免償規定の変更に遵って免償が変わっています。
この十字架の御像を持ち運ぶ者は誰であれ免償が得られます。
また敬虔に接吻し奉る毎にも免償が得られます。
またこの御像を前にして、「天に在します我らの父よ、我らが人に赦す如く、我らの罪を赦し給え。」「わがために我らの主なる天主に祈り給わんことを、祝せられた童貞マリアにこいねがい奉る。」の呼祷を唱える毎に全免償が得られます。
またこの御像に対し習慣的に信心深くあり、告解の必要条件を満たし、なおかつ我らの主の五つの御傷、十字架称賛、無原罪の御宿り、童貞マリアの七つの御悲しみの祝祭日に従って聖体を拝領し奉る場合にも全免償が得られます。
また臨終において公教の秘跡によりて強められ、もしくはそれらを受ける事が出来なくても痛悔の心を持ってこの御像に接吻し奉りて、罪と隣人の赦しを求める者は誰でも全免償が得られます。
十字架の縦木の裏には「いとも世人を愛し給いしこの聖心をみそなわし給え。」とあり、また横木には「父よ、彼らを赦し給え。」と刻まれており、この二木の出会う中心において聖心が示されています。
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免償とは・・・・
カトリック教会では洗礼の後に犯してしまった罪は、告解により許されますが、その償いが残ります。
免償には、部分免償と全免償かあり字のとおりです。
告解では、罪の償いとしてめでたしの祈りを3回唱えなさい、と言われます。
な〜んだ、たったそれだけか・・・楽々だよな。
なんて思っている方はいませんか?
その考え方は危険な考え方です。
主の祈りにしても、アベマリアにしても、深い意味があり、一回でも唱えることに意味があり、幸せな事だと感じています。
イエズス様は、私たちに主の祈りしか祈りを教えて下さいませんでした。
神である御子イエズスが私たちに残してくれた祈りだという事を頭において祈りましょう。
私達は、罪を許されたとしても、また、罪を犯してしまう弱い生き物です。
だからこそ、こういう準秘跡を神様は与えて下さるのです。