以前にはこんな話もありましたけど。
日銀や政府の考えと市場は噛み合っているのでしょうか?
金融緩和政策をきちんと出来る人は本当は居なくて理論で話していても実際の景気は良くならないのかと推察されます。
現に国債の買い入れで半分を日銀が持っている異常さです。
そしてその国債の価値は下がって、だから利上げな訳です。
それにインフレの事からしても、賃上げの事からしても金融緩和策でバブルにならないのか疑問です。
金あまりで投資先がないと金の流れは金や土地にいきます。
株価の変動をよく思わない節がある個人投資家は個人国債とかへシフトするのかもしれません。
結果としてどこまで期待するような市場への資金流動で結果に結びつくのでしょうね。
人事に興味はないのですが、日本の経済が良くなって心配しないで済むような明るい未来を描けないものですかね。
失われた20年の如く、国際競争力とばかりに低コストせざるを得ない中で人件費も上げられないような方向に同意させられてきました。
その悪い点は全てが経営の理屈で活性化に必要な労働分配率も下げた結果でした。
基本、必要としているのは流動資金ではなく、アイデアや人材なのでしょうね。
特に差別化に必要な個性的な発想はリスクも伴います。
それが出来ないような経営者に大金を叩いて偉そうにさせていても良くなりません。
安全牌を握る麻雀をしているような感じです。
おかしいのはきちんとし出した会社はそれなりの方向性を決めているのに、迷う会社ほど問題を抱えています。
それはまるで政府系のファンドがお仕事をしたがっているようにしか見えません。
その実、半導体にしても足りないとかとなるんですよね。
必要な技術が足りなかったのは周知の事実です。
結局のところ、経営ではなく実質的な利益を生み出せるだけの人材やノウハウ、それに大学等の研究機関のバックアップなのかと思うとやはり日本の大学の水準は低いのかもしれません。
個々に尖ったものはあってもそれで世界を制すような昔の世界で日本だけみたいな進歩がないのは仕方ないのでしょうね。
そう言う意味では全てにおいて甘い政治が影響してしまっています。
本当は強気でないとやっていけないのに政治だけはバブルやITバブルのように上澄みで判断して実際の変化を捉えきれていません。
それを言い出したら、全てに政治の問題は有るのかとなります。
ただ、重要な点くらいはしっかりとグリップしないとやっている事は効率が悪過ぎます。
おそらく、アベノミクス同様に株価は上昇する事があっても中身の景気が良くなるような進展はされないのかと推察されます。
主たる原因は女性登用にしてもその為の学習機会すらこの前のような有り様でした。
子育て中にリスキリングは出来ないと言う反応をマスコミが推してしまったように実際には擁護する為の手法まで否定されてはおそらく人事は投げ出して昔のようにただ切るだけの冷たいリストラになってしまいそうです。
本来は貸し剝がしされないような融資とか、技術支援、差別化への協力などが効果的です。
新型コロナでの規制対象への支援策のように遣らないと無理なのかもしれません。
ただ、資金が多く市場に溢れても使える人が限られ、かつその返済に追われるのではよくなる筈もありません。
要は財務省か経産省かではなく、両方してかかっていってもダメだったのが2000年以降の有意差なんですよね。
スマホなんておそらく経産省も悪いけど、その他の省例えば著作権の文科省とかも含めての問題なのに認識がなく日本だと出来ないような雰囲気でアメリカなら出来ています。
その差を言うなら、既得権益なのかとなってしまいます。
ですが、本当に問題なのはそう言う壁を壊さない体質です。
縦割りもそうですが、何かあると前例踏襲では前に進めないのです。
せめても財務省が他の省庁とコラボで伸びる開発に投資するとか、民間でリスクを取るのを失敗したら国有化してでもやるべき技術への固執はしないと日本が独自のリードが出来ていません。
そのリードなしに世界から求められるような立場にならないので、海外から投資されるような景気回復も良くなりません。
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