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「防衛増税」で大ひんしゅく…岸田政権が「保守・リベラル」双方から批判されるのは何故なのか?

2022-12-20 12:20:00 | ニュース


前の投稿でも書いたのですが、国民の要望自体が国民は守って欲しいが増税反対のような完結しない話です。
普通に完結するストリーはEU並みにGDPの2%を防衛費に使う展開でしょう。

ここまでは王道の展開なのかと思います。
それで財源をどう工面するのかで広く浅く取れるところからとなって文句が出ています。
しかしながら、それ以外に方法はなく、後はいつから増税するのかくらいに後退しています。

ところが、マスコミの批判は税金を取られもしない層の文句なのかと思います。
平和を願うのは理想ですが、北朝鮮、ロシア、中国などは侵犯の形は違えど脅威でしかなく平和外交は通用しません。
元々共産主義圏で国民さえも叩いて言う事を聞かせるような体質でした。
それが国内の不満を反日等の形で吐けさせて政府への批判を回避していました。
それすらもあやしくなって実際にウクライナ侵攻や台湾へのミサイル発射脅しのような事をやるしかなくなって来ました。

つまり、マスコミが考えているような安定から現実には不安定な軍事大国と言う危険な状況に陥っています。
力による国内での抑圧がそのまま他国も踏み躙るような態度なんでしょう。

これまでの安全保障体制から変更するとなればその分色々と持ちたがるのも有るのかと見えます。
そこを精査してなるべく問題の解決になるような構想を練らないと兵器は揃えても置く基地が無いとか不満がまた羅列され兼ねません。

一部マスコミは岸田首相が吹っ切れたと表現していますが、むしろ状況が変わったのはロシア、中国の方です。
記念日とかを無視して、年柄年中ミサイル発射する北朝鮮も今年からそんな状況になっています。

国際環境が変化しての対策なのに変われないマスコミや憲法学者さん、左の野党さん達は戸惑うだけで現実の対応には消極的で自衛すらもおぼつかないです。

こんなのを書いてもそうかと言われるでしょうけど、おそらく日本のマスコミや野党が想像していたのは国連主導による平和な世界だったのかと思います。
それは民主主義で成り立つようなものだから共産圏でも可能なように誤解しても仕方ない話でした。
ところが、冷戦時代から9.11へと変化して更に移民問題と言う流れの中で国連は思うように機能しないどころか、反対に腐敗していったような事案も出て来ました。

つまり、現実には理想的な平和世界を目指す構想は脆くも崩れ、現実には平和よりも自国の利害や自国の都合の良い地域拡大に奔走していますよね。
経済にしても日本は競争原理が働いても公平な税制とかの共同体社会を目指していますが、アメリカやイギリスはそうでなかったのもあるのかと思います。
移民問題と共にテロまでもが起きるような社会状況に想定外の行動を取るしかなかったようです。

日本の左派のマスコミや野党、専門家の一部にとってこれまで信じてきた平和の概念や先進国の理想が継続して説明するのに難しい状況になりました。
特にロシアのウクライナ侵攻はロシアになんの実害がなくてもEUとの隣接だけで拒否反応を示したようなものです。
プーチン大統領や習近平国家主席にとって独裁を揺るがすようなデモや民主化運動は頭が痛い話のようです。
その結果が、隣国や隣の地域への侵攻、脅しなどでそれに対応出来ない高齢なマスコミのトップはかなり狼狽しても不思議ではないのかと思います。
本来、ブルジョワに対するプレタリアート革命の筈が、共産圏が巨大になって貧民や貧しい国を酷使するような逆さまの構図になっていますよね。
それなのにマスコミを代表とするような左派は自分達の体制も似たようなものだからあまりその危険性を予知出来なかったのかと想像されます。

どちらかと言えば、つい最近まで戦時中の右翼体制批判でまさか旧共産圏がその二の舞になるなんて気にもしていなかったのかと思います。

何よりも残念なのは日本にまともな議論をして理想国家でなく、現実国家の防衛なり安全保障なりを考えて説明するに十分な理論体系を形成するだけの政治家が少ない事なんでしょう。

経済的な要因でかなり長く国家としてそれなりに成立していたものの、現実の防衛や外交でどこまでやれるのか、やれたのかあやしくなっています。
時間はかかりますが、やはり現実国家の防衛を国民と共に考えられ説明出来るような政治家の育成がないと付け焼き刃な防衛拡大、それにその費用の為の増税は回避出来なかったのでしょう。

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