OQTキューバ戦は、フルセットの激闘となりました。1、3、5セットを取った日本が勝ちました。
今回も、前衛2枚ローテと2枚替えローテで得点－失点数を計算しましょう。
第一セット
前衛2枚ローテ 3得点4失点→－1点
2枚替えローテ 4得点5失点→－1点
第二セット以降は2枚替えなし
これを見れば分かるように、この試合では2枚替えは効果がありませんでした。第一セットは日本が取ったものの、それは木村沙織選手のサーブで土壇場で7連続得点があったからです。それが無ければ負けていた試合で、2枚替えもその敗因になっていたはずです。あの場面では、既に4人の交替枠を2枚替えで消費していたので、第二セット以降有効に行われたライトや裏センターや裏レフト同士の交替が難しい状況になっていました。チーム力と有効なメンバー交替で得点するはずの全日本女子が土壇場で個人技に頼らざるを得なくなったのは、2枚替えという無効な交代で4人の交替枠を使い切ってしまったからなのです。
このように書くと、あたかも狩野舞子選手が準戦犯であったかのようですが、それは違います。第五セットの終盤で、狩野舞子選手はピンサで大変素晴らしい活躍をしました。それが無ければ負けていたかも知れません。第一セットから継続的に狩野舞子選手をピンサで使っても良かったはずです。それなのに2枚替えにこだわってしまった起用法に問題を感じます。
今回も、前衛2枚ローテと2枚替えローテで得点－失点数を計算しましょう。
第一セット
前衛2枚ローテ 3得点4失点→－1点
2枚替えローテ 4得点5失点→－1点
第二セット以降は2枚替えなし
これを見れば分かるように、この試合では2枚替えは効果がありませんでした。第一セットは日本が取ったものの、それは木村沙織選手のサーブで土壇場で7連続得点があったからです。それが無ければ負けていた試合で、2枚替えもその敗因になっていたはずです。あの場面では、既に4人の交替枠を2枚替えで消費していたので、第二セット以降有効に行われたライトや裏センターや裏レフト同士の交替が難しい状況になっていました。チーム力と有効なメンバー交替で得点するはずの全日本女子が土壇場で個人技に頼らざるを得なくなったのは、2枚替えという無効な交代で4人の交替枠を使い切ってしまったからなのです。
このように書くと、あたかも狩野舞子選手が準戦犯であったかのようですが、それは違います。第五セットの終盤で、狩野舞子選手はピンサで大変素晴らしい活躍をしました。それが無ければ負けていたかも知れません。第一セットから継続的に狩野舞子選手をピンサで使っても良かったはずです。それなのに2枚替えにこだわってしまった起用法に問題を感じます。
女子の２枚替えは戦略として有効でよね？一時的に常に前３枚になりますから
しかし男子ってほとんどバックライトがある印象でわざわざ前３枚にしなくてもバックライトあるということで２枚替えが有効にならない…あるいは女子ほど効果的でないのかなと思うんですが…
あと話かわって基本的にセッターが後衛時の守備のとき
セッターはディグ後のトスのことを考えて若干アタックライン寄りで守備しますよね？となると後ろの守備範囲が広くなるので……セッター後衛時には攻撃が有利になるかわりに守備がほんのちょっと不利になるのかなという素人発言をしてみたのですがどうなんですか？
男子は2枚替えはあまり効果がありませんね。おっしゃる通り常にバックライトがあるため、セッター前衛でも攻撃枚数が減るという意識がありません。逆に、ライトに特化したスーパーエースがいるチームでは、2枚替えによってS1ローテが1回増えてしまうため、それが逆効果になることもあります。
もし男子で2枚替えをするなら、S1が問題なく、セッターのブロックが低い場合だけだと思います。
セッター後衛時の守備陣形についてですが、セッターはそこまでトスアップのことを考慮して大幅に前に構えることはないと思います。それが理由で動くとしても半歩くらいですね。やはり守備位置は相手のアタッカーのデータを踏まえた上で、ブロックとレシーブの関係を軸に決めます。守備陣形より、セッター後衛時にはセッターがレシーブしてしまう可能性があることが一番の問題ですね。セッターがレシーブした際に綺麗に2段トスを上げられないチームはかなり苦しくなります。
スプレッドリードのチームで、セッター後衛時に相手がライトオープンに上げた時には、ライトとセッターが守備位置をスイッチするチームもあります。初めて見たとき、「その手があったか！」とびっくりしました。かなり効果的ですが、国際試合ではスプレッドリードが少ない上にライトオープンも高速化されているのでなかなか難しいのでしょう。