Japanese folk(Minyo) singer "Akiko kiyono" support blog
日本民謡歌手「清野明子」応援ブログ
北海道南部に「道南口説」と言う民謡があります。北海道においては「江差追分」と並ぶ人気の高い唄です。先ず歌詞を紹介致します.
オイヤ 私しゃこの地の荒浜育ち
声の悪いのは親ゆずりだよ
節の悪いのは師匠ないゆえに
ひとつ歌いましょ はばかりながら
オイヤ 上で言うなら矢越の岬よ
下で言うなら恵山のお山
登り一里で下りも一里
恵山お山の権現様よ
オイヤ わずか下がれば湯茶屋がござる
草鞋腰に付け椴法華(とどほけ)通りゃ
恋の根田内 情けの古武井
思いかけたる あの尻岸内(しりしない)
オイヤ 着いたところは湯の川村よ
おまえ砂盛り わしゃ高盛りよ
ついに見えたよ 函館の街
今夜の宿りは新川茶屋で宿るさ
CDジャケットの「道南口説」を始めて見た時、口には出せなかったが「いやらしい唄」と言う印象を持ちました。北海道の南、道南地方で男性が女性を口説く唄だと思いました。口ずさんでいるうちに思ったのは「道南観光案内唄」と言う事でした。しかし、歌詞を慎重に調査していくと「祝い唄」的な要素があることが判りました。昔(江戸時代高田屋嘉平衛が活躍していた頃)越後などから渡ってくる「ごぜ」と言われる盲目で三味線の弾き語りをする女性たちによって唄われていたものが伝えられ、現日本民謡協会会長の佐々木基晴氏により発掘された、謂わば「角付け」の唄だったのです.
詩の中の「荒浜、矢越(白神)、恵山、椴法華、根田内、古武井、尻岸内、湯の川、鮫川、砂盛、高盛、函館、新川は全て地名です。また、「上で言うなら」とありますが「上海岸」の事で松前を中心にして日本海側を言っています。東側は「下海岸」と言い函館、恵山などがあります。「長万部」辺りの東西に細くなった場所から南側が「道南」になります。
私の民謡に対する考え方は「こだわりを持って」にあります。最近「清野明子」さんの「道南口説」を聞きましたが、迫力があって本家「佐々木基晴」氏に劣らない「道南口説」でした。機会がありましたなら是非聞いて欲しいです。
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追加 (200711292050i)
「口説」に関する「清野明子」さんのコメントがあります。
今回は私が大好きな唄のお話ですね(^-^)
口説き~たしかに、異性を口説くの口説だと、思いますよね?
字からしたら~そうですもの。
この道南口説をはじめ~民謡での口説は
物語・長編の叙事歌謡を同じ旋律の繰り返しにのせて歌うもののことをいうことがおおいのではないでしょか?
道南口説もいろいろな歌詞がございます。
ストーリーになってるため
踊りの地方で頼まれると、歌詞も指定されることがあり、覚えるのが大変!なんてこともしばしば(^-^;)
じつは、私・・・この唄は勉強中です。
今まででも舞台で唄わせていただいてますが、
本場の北海道での唄い方を学びたく
親友の卯子沢裕美さんの唄で勉強中です!
時間かかるとおもいますが、本場の唄っこが唄えるまで~しばしお待ちくだされ!!(^-^)
※卯子澤さんは~江差追分のチャンピオンであり
(財)日本民謡協会の内閣総理大臣賞受賞者であり
NHK民謡フェスティバルのグランプリも獲得されてる北海道の唄姫です(^-^)
「口説き」の言語的な解釈はおっしゃるとおりだと思います。それを付け加えた方が良かったですね。
訪問された読者の方が「AKKO」さんのコメントを見て判断してくれると思います。ブログもいろいろトライして行かないと、読者は敏感です。「AKKO」さんの真剣なコメント身が引き締まる思いです。有り難う御座いました。頑張って下さい。