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さて、久しぶりの民謡の紹介です。最近山梨県の山に登る事が多く甲斐の「武田節」以外に無いものかと探したところ、民謡の発表会などでも唄われるという民謡が見つかりました。民謡としては超マイナーです。「こんな民謡があったんだー」と言う印象かもしれませんが、山梨県民謡「市川文殊」を聴いてください。
古くは江戸時代に甲斐で流行した「コチャエ節」を基にして山梨県各地で歌い継がれてきた民謡を各地の民謡愛好者が集って話し合い、「甲州盆唄」に統一したようです。一番多く唄われたと思われる山梨県南部身延地方ではこれを「市川文殊」と言っているようです。由来は「市川の庄」(現在の市川三郷町)と言う集落にある「表門神社」(うわとじんじゃ:文殊菩薩)を表しているようです。
身延の者は声が良い、良い筈だ ソーレー
南天山の水飲む ドッコイ 南天山の水飲む
市川文殊知恵文殊 女にゃ針 ソーレー
男にゃ硯墨紙 ドッコイ 男にゃ硯墨紙
何たる江戸の絵描きでも 平岡の ソーレー
柚子の香絵には書けまい ドッコイ 柚子の香
一番鳥に家を出て 夜明けには ソーレー
石和の宿でまごまご ドッコイ 石和の宿でまごまご
you-tubeに投稿されていた「市川文殊」は広島市の民謡会で唄われていますが、甲斐の民謡が広島市で唄われている事が嬉しいです。
冬の花壇に良く似合うゴマノハグサ科の多年草(耐寒性)「キンギョソウ」です。見た目の柔らかさとは裏腹に強い花で耐寒性があります。暑さに弱いので1年草として扱われる場合もあります。梅雨時に咲く花と言う認識でしたが今時の開花は珍しい。地中海沿岸の原産で、江戸時代後半にトライしています。和名の由来は花の姿が派手なヒレを誇る金魚に似ているからです。英語ではSNAP DRAGONで蜜を吸うミツバチを竜が噛み付くような形の花だそうです。金魚とドラゴン180度見方が違っている様な気がします。