Dr.mimaが医原病を斬る!

C型肝炎の解決を目指し、国の責任を追及するため闘っています。

興津肝炎

2015年01月14日 10時24分22秒 | はじめに
興津肝炎(C型肝炎の流行)を原因を明らかにするため過去3回も興津に出かけました。原因は開業医の静脈注射でした。
ところがこの疫学調査を担当した慈恵医大第一内科、藤沢 洌(ふじさわ きよし)は原因はperson-to-person-intimate contact(人と人の濃厚接触)によるとして事実を葬り去った。
本当に人と人の濃厚接触でC型肝炎は感染するのでしょうか?





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PSC(原発性硬化性胆管炎)

2015年01月14日 10時16分44秒 | その他
症例は62才、男性。昨年3月末から4月上旬まで全身のかゆみがあり、他院で5月にCT、MRIの検査を行い肝内胆管の拡張を言われていたが放置。
10ほど前肝障害で私に診てもらったことがあることを思い出し11月21日当院受診。
当院の検査ではALP、γ―GTPの上昇以外、異常所見は無く、確かにCTでの管内胆管の拡張像しか認めませんでした。
DIC-CT(点液静注胆嚢胆管造影)での左右肝内胆管、胆嚢、総胆管の正常構造の3D(立体構造)を示したものが図1です。
当院でもDIC-CTを行いましたが、画像上PSCと診断することはできませんでした。MRCP(MRによる胆管、膵管撮影)を行ったところ左胆管の分枝部から抹消にかけて数珠状の胆管拡張があり、典型的なPSCと診断しました(図2、図3)。PSCの治療は肝移植とされていますが、内科的になんとか治療できないか今年は挑戦の年になりました。 
40年肝臓病につき合っていますが、PSCは私にとって初めての症例です。






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屈折回路

2015年01月09日 15時19分11秒 | 書籍の案内
これは松本清張の推理小説であるが、水が原因とされる小児マヒの大流行が1960(昭和35)年には北海道で、翌年には熊本から九州へ大流行が起き、更に水が原因とされる猿島の肝炎の大流行、「猿島の奇病」(蟹崎の奇病)に同一人物が浮かび上がってくる。
それは日本医大教授の乗木秀夫(H大学桑木教授)である。桑木教授が石井部隊(石子部隊)とも関わっていることもうたがわれる。
残念ながら、「屈折回路」はノンフィクションでなく、フィクションである。しかし松本清張は、乗木秀夫に注目していたに違いない。
小児マヒと「猿島の奇病」を引き起こしたのは日本医大教授の乗木秀夫と確信していたとおもわれる。
北海道の小児マヒの流行については札幌医大衛生学教室の金光正次(かなみつ まさつぐ)が1960(昭和35)年5月31日前橋で行われた日本公衆衛生学で、この夏北海道でポリオ(小児マヒ)が流行する危険が迫っていると報告した。
報告後の20日ほどたった6月半ば大夕張(夕張炭鉱の奥の炭鉱町で、今はダムになっている)に患者が発生したのを機に、道内だけで通算1609人になった。
翌年北海道とは程遠い煙をふく阿蘇のふもと、海抜600mの町。阿蘇郡高森(たかもり)町にポリオは出現した。
大流行の兆しを見せ、ついに厚生大臣古井善実(ふるい よしみ)は、1961(昭和36)年6月22日ソ連からポリオの経口生ワクチンを輸入する英断を下し、ポリオ根絶の道を開いた。
 一方ポリオ問題の解決後猿島の奇病が起きた。
猿島の奇病(肝炎)は1963(昭和38)年から1967(昭和42)年まで続き、776名の肝炎患者と死亡者61名を出して終焉した。
我が国最大の肝炎流行である。
ポリオと猿島肝炎のことについて「乗木秀夫教授開講10周年記念研究業績、1970」のなかで乗木秀夫は「「本教室にポリオウイルスの分野を導入した。同じ糞口感染の域にあるが本教室には土着せず、(中略)猿島肝炎の問題には正面から取りくんだのは若い教室員であった。ポリオについて成功しなかった糞口ウイルス性伝染病が、ようやく土着した。」と自ら告白している。




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札幌真駒内公園

2015年01月07日 11時37分51秒 | その他
1972(昭和47)年札幌オリンピックが開催されましたが、この時私は大学病院で研修していました。
あれから数えて43年、肌の張りもなくなり顔も皺だらけになりました。
何と年月の過ぎるのは何と早いもか・・・
写真はアイスアリーナのある真駒内公園の白樺林を撮ったものです。
この時の気温は-4°Cでした。



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あけましておめでとうございます。

2015年01月05日 08時35分48秒 | その他
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

1月3日(土)は札幌の夜間急病センターに準夜当番(午後7時から午前0時30頃まで)に行ってきました。
夜間急病センターは夜7時から翌日朝7時まで診療をしています。
数人の看護婦さんが私のことを覚えており、声をかけてくれなんとなくうれしい思いがしました。
夜7時から一斉に診療は休みなく続き、受診者はインフルインザがほとんどでインフルエンザ検査目的の方もいました。
インフルエンザの簡易検査は鼻の奥を細い綿棒で拭い、そこにインフルエンザウイルスがいるかどうかを検査するものです。
自分で行うのは久ぶりで、検査で陽性に出ないのは最初私の手技に問題があるのではと少し悩んだりしました。
ともかく年初めの仕事は無事終了しましたが、疲れました。
夜間急病センターのお手伝いも今回限りとしたいと考えています。



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