家を建ててから毎年冬になると、ミカンの輪切りを狭い敷地の中に置いて冬鳥の餌にしてきました。
昨年も、年末から拙宅の葡萄棚にミカンを輪切りにしたのを、針金で吊り下げました。
柑橘類には、メジロがこんな市街地でも冬期はよく来ました。
「来ました。」と過去形なのは、ここ2,3年は数が激減したからです。
以前は、給餌台に“メジロ押し”と表現されるくらいに、来ていました。
その時に、「メジロ押し」という言葉の意味がよく理解できました。
昨年は、ほとんど来ませんでした。
今年は、来てくれるかなと、願うような気持ちで、先日も書いたアメリカ製のバードフィーダーと一緒に葡萄棚に吊しました。
来ました、来ました、3羽のメジロがミカンを美味しそうに、啄んでいます。
草餅に例えたら可哀想ですが、フワフワとした羽毛の感じと、色彩はなんとも言えません。
バードフィーダーには、ヒレンジャクやキレンジャクが来るかなと思っていましたら、キジバトとスズメでした。
給餌を行うのは、餌の無くなる冬期だけですが、枯れた冬景色の中で、野鳥が羽ばたいているのは、一つの楽しみです。