自燈明・法燈明の考察

人口削減について

 台風16号が近づいて来ています。この週末にかけて関東方面に接近してくるようですが、とても心配になります。今回もかなりの勢力をもって近づく様なので、大きな被害が出なければ良いのですが。
 あとこの台風が過ぎたら、季節も秋になるのかなと思いますが、日本近海の海水温度も高いようなので、そこについても気になったり。考えてみたら私が子供の時代と比べて、気候もかなり変わってますからね。

 さて今回のお題は「人口削減」について。今日のニュースではメリンダ&ゲイツ財団で、男性用避妊薬開発に巨額の投資をしたというニュースがありました。今までは避妊と言えばピル等がありましたが、いずれも女性を対象にした薬品で、今回の男性用避妊薬の開発でようやく男女同権になるとか言ってました。


 ビル・ゲイツ氏は言わずとしれたマイクロソフト創業者の大富豪です。今回の新型コロナ禍でも、ワクチン開発に巨額の資金を投じたことは有名な話ですね。また一方では「人口削減計画」を進めている人物とも言われており、一部の界隈では極悪人の様にも言われています。


 世界人口は今世紀初頭は15億人でしたが、現在は70億人を超えています。この急激な人口増加を「人口爆発」と呼んでいます。人口が増えるという事は、それだけ食料も必要となりますし、その為には広大な耕作地を必要とします。また人々が裕福になれば、それだけ化石燃料も必要となり、炭酸ガスの排出量も増加していきます。
 現在、人口増加が著しいのは中央アフリカの各国で、それについでアフガニスタンなど中央アジアや南米等となっており、北米や東アジア、ヨーロッパでは人口はそれほど増加しておらず、減少方向で推移しているようです。

 一般的には後進国(発展途上国)で人口増加が著しいと言われていますが、これは社会制度として整備されておらず、自身の老後の保障は子供の人数によると言われていますので、やはり貧困であればあるほど人口増加の傾向が強いと言われています。

 以前にも記事に書きましたが、世界食糧計画の試算では、この地球上の真水と耕作地から算出するに、この地上で食料が賄えるのは80億人と言われていました。しかしこの予想当時よりも耕作地が減少している事を加味すると、もう食料については限界値に達する事が想定されます。
 こうなると先進国で食糧難が発生する以前に、後進国で飢餓が激しくなり、餓死者も大量発生する事も考えられ、今の人類社会でこれは喫緊の問題になると思います。

 こういう状況を、覚めた目線で考えてみると、やはり人口抑制(バース・コントロール)という考え方は出てくるのが当然であり、人口が増加する分、現在の文明では化石燃料の消費量も増加し、耕作地や真水という資源も枯渇してしまうでしょう。それを防止するという観点から、人口抑止や、その人口のコントロール(人口管理)という見方も出てくるのは必然だと思います。

 アメリカのジョージア州にある「ジョージア・ガイド・ストーン」には以下の言葉が刻まれていました。

 「大自然と永遠に共存し、人類は5億人以下を維持する」

 このような人類社会の現実を考えてみると、この言葉も重みをもった言葉として考えられるのではないでしょうか。5億人と言えば、14世紀ころの世界人口と同等を指し、日本では室町時代あたりの人口規模になると思います。

 いまの世の中で「人口削減計画」なんて言葉を言うと、「お前は陰謀論者か!」とか「オカルト脳爆発しすぎ!」なんて言われますが、客観的に人口爆発と地球上の資源、そして食料問題を考えると、実は人類社会にとって喫緊の問題であり、真剣に考えなくてはならない時期に来ています。しかしそんな議論は、今の人類社会の中で真正面から語る事は不可能です。

 この先、人類はどの様に進んでいくのでしょうか。そこは考えておく必要があると思いますよ。



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