自燈明・法燈明の考察

似非コスモポリタン主義について

 昨日は夜中に走り続けたせいか、今日はとても疲れました。食事の時に、普段より量を多めにウィスキーを飲みまして、早めに寝ようと思っていますが、その前に少し考えている事を記事にします。

 皆さんは「コスモポリタン」という言葉をご存知でしょうか?
 端的に言えば「国籍などにはこだわらないで、全世界を自国と考えている人。世界主義者。」という事で、これは創価学会に縁した人の多くがこれに近いと思います。
 創価学会では「地球民族主義」という言葉を言っていましたし、世界平和を提唱していた事もあり、世界の人々とは仲良くすべきだという考え方がとても多くいます。

 私も基本的には民族を超えて、友誼を結ぶ事は大事だと思っていますし、今でも仕事の関係で多くの外国人の人とは関係しています。(問題なのは、私が流ちょうな英語を喋れない事。英語は単語と勢いで通じるというのが信条です)
 だから仕事上で「外国人だから」という事の差別はしていませんし、考えてもいません。

 ただ仕事をする上で、例えば中国人はあまり好きでなくなったケースなどもありました。それは仕事を共にしていても、途中で足抜けして勝手に中国に帰ってしまう人がいたり、そのノウハウを元に他社でより高い賃金を得る人がいたり。そこそも社内で中国人を教育した目的が、自社で頑張ってほしいと思ったからなのですが、日本人のルール感としてこれはどうなのよ?という事もありました。
 また違うケースですが、私のIT業界であったのは、仕事で求めるレベルの成果物が出来ないのに、やたら権利関係(賃金)を主張してくるケース等も多く耳にしています。

 私の先輩などでは、パキスタン人を土木作業員として雇用していましたが、そこで困ったのは「1日5回のメッカへの祈り」だったと言います。その日の作業がどの様な佳境に入っていても、彼らは時間になると作業を止めて、お祈りを始めてしまうので、どうしても作業進捗に遅延が発生すると嘆いていました。

 あと以前に仕事を共にしていた在日三世の朝鮮人の人は、日本人女性を「馬鹿ばかりの日本人女は喰いやすい」という事が口癖でした。これは個人的な資質かもしれませんが、私が彼と仕事をする中で見てきた在日朝鮮人の人達は、得てして日本人を見下し、隙あらば利用しようとする人が多かったですね。彼らは日本人を馬鹿にする時には、ハングルで会話をしてましたよ。

 この背景には、日本人と朝鮮人の歴史的な認識がある事は確かです。

 でもまあ、グローバル化とは、こういった民族的な違いは、ある意味で互いに譲歩しあう事でもあるので、やたら日本人的な感覚を主張すると、そこはそこで問題も起きてしまう事は理解しています。

 ただこれが「政治」の世界になると、同じ観点で私はとらえられないのです。
 政治とは「国を治める活動。権力を使って集団を動かしたり、権力を得たり、保ったりすることに関係ある、現象。」という言葉がありますが、そこには国家という民族等の利権を守る組織・団体が関係してきます。

 日本という国は、基本的には日本人の権益を守る為に存在するので、そこに他民族や他国の利権を求め、国内政治の中に絡めてくる様な事には、やはり十分に注意を払う必要があります。

 どの国家でも自国民の利益となるものを優先し、必要であれば領土や領海を拡大するという事を考えています。日本周辺で言えば、尖閣諸島を中国が狙うのは、その周辺海域の海底資源や海洋資源を確保したいからでしょう。韓国が竹島を占領したのも、ロシアが北方領土に拘るのも、同じくそれぞれの国家の思惑が絡んでの事だと思います。

 日本人はこういった事を、あまり認識はしていませんが、日本国内は諸外国のスパイにとっては天国の様なところだと言われていますよね。まあ考えてみれば北朝鮮のレベルで国内に容易に侵入し、日本人が拉致されてしまう様な国ですから、国の安全保障という概念すら、ズブズブで、これは危機的な状況と言ってもよいでしょう。

 だから「政治」というレベル。これは国政についてもそうですが、地方政治のレベルに至っても、現段階に於いて、安易に外国籍の人間を参画させるべきではない。というのが私の現在の考え方です。日本人が自分達の国家としてのアイデンティティを以っていて、国の仕組みにおいてもインテリジェンス(情報統制と言ってもよいのかな・・・)が確立された状況であれば、一部、地方政治に関して参政権を与えても良いかと思いますが、今の日本人の意識レベルでは危険すぎると私は考えています。

 「〇〇国では既に行っている」「国際的には常識だ」という言葉もありますが、ではそう語る人達は、自分達の国の状況、インテリジェンスの状況をどれだけ理解しているんでしょうね。私はこういった類の言葉は、安易にすべきではないし、これは極めて安易な「他国従属主義」だと思います。

 「世界は一家、人類は兄弟」
 「地球民族主義」

 こういった言葉と表面的な姿のみで、日本国内の政治に外国籍の人達を関与させるのは極めて危険だと思いますが、その国際的な実状を理解しないで、単なる理想論で、これらの言葉を語る人達を、私は「似非コスモポリタン主義」と呼んでいます。

 でも本当であれば、政治のレベルでも、それぞれの民族がオープンに往来できる様な人類社会を目指す必要はあるんですけどね。ただ今の段階の人類社会の現状は、そこまで成熟していないというのが、私の勝手な見立てです。

 近年で話題となっている事に「中華人民共和国国家情報法」というのがあります。この法律では以下の事が定められています。

「いかなる組織及び個人も、法に基づき国家諜報活動に協力し、国の諜報活動に関する秘密を守る義務を有し、国は、諜報活動に協力した組織及び個人を保護する(第7条)」

 これは中国籍の人全てに関係する法律であり、ここで明確に「いかなる組織及び個人も、法に基づき国家諜報活動に協力しと定められています。だからもし在日であっても中国籍の人物は、中華人民共和国の諜報活動に協力する義務が定められている以上、安易に日本国内の政治には与させるべきではないでしょう。

 国家間の謀略とは、露見した時には既に「時遅し」となるのです。日本的に言えば「羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)」ではありませんが、こと政治の分野に関しては、十分な注意が必要だと、私は考えているのです。


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