自燈明・法燈明の考察

牧場怪談の考察②

 中山一朗氏と竈猫氏は両名ともに怪談師であり、この二人の怪談師の語る「山の牧場」について、もう少し個人的な視点で考察をしてみます。ここで、少し話を変えて「Lacerta File」の中から、爬虫類型人類(レプタリアン)が語った内容について、少し引用してみます。

ちなみに、私を「悪の生き物」と呼んでいる人々の言葉は、オカルトの力と魔法を信じていることに基づいています。どちらも存在しません。 魔法はなく、高度に発達した科学だけであり、あなたが「魔法」とラベル付けするものはすべて科学の一部にすぎません。あなたがそれを理解するだけなら、あなたはあなた方の成長の一歩先を行くでしょう。

 ネット等を見てみると、彼ら爬虫類型人類などを「悪の生き物」だという言葉が多くあります。これは何も彼らだけではなく、例えば「グレイ」という異星人についても同様な事を言われていますが、彼らを何故人類は「悪の生き物」という言葉を使っているのかついて、Lacertaは「(人類が)オカルトと魔法を信じていることに基づいています」と述べています。



 まあここで、やれレプタリアンとかグレイなんて言葉を使ってしまうと、このブログを読んでいる人の多くはバッタもんの話だと思い、恐らくこの先を読む事も嫌になるかと思います。まあそう思われる方であれば、ここで読むのを止めて頂いても構いません。

 話を続けます。

 例えば人間の生死にかかわる事について、今の人類ではその事象を認知はしていますが、理解するには至っていません。これは恐らく「科学」という分野で真剣に研究が為されていなかった事からではないでしょうか。今の人類科学とは「物の成り立ち」という事で、物質的な側面のみに限定されていて、現在の人類が理解できている物理的な法則で解釈出来ない事は、全て「非科学的」という四文字で思考を止めてしまっています。この世界で起きる現象で、今の科学の解釈可能な範疇以外は、全てが「オカルト」というゴミ箱に入れて目を背けているのです。

 心理学者のカール・グスタフ・ユングは、例えば「ポルタ―ガイスト現象」という事象を否定せず、そこに「共時性」という理論を以て、まずは肯定して考察を進める中で、この現象は思春期の女性に多く発生しているという傾向性まで突き止める事が出来ました。

 また「宇宙人ユミットからの手紙」の著者である、フランス学士院のジャン・ピエール・プチ氏は、ユミットからの手紙の中で、意識とこの宇宙の成り立ちについて書かれている理論について紹介していましたが、そこでは「双子の宇宙論」が語られ、私達が生きている宇宙とは「現象界の宇宙」であり、それと双子構造で「形而上の宇宙」という存在が述べられており、この「現象界の宇宙の進化」も「私達の人生」も、その淵源は双子の宇宙のもう一方である「形而上の宇宙」からの指示で活動しているという事と述べられていました。そしてこの世界の人間が、この「形而上の宇宙」の繫がりは、脳内視床下部にある「希少金属の振動」により取り持たれていると言うのです。

 近年、人間の脳の組織の「松果体」というのが注目されていますが、これはユミットの手紙にある「脳内視床下部の希少金属」という事に繋がるのかもしれません。

 そしてユミットの理論によれば、「生(誕生)」とは、形而上の宇宙からこの現象界への出現であり、「死」とは形而上の宇宙とのつながりが何等かの要因で切断される事だと述べられています。つまり主体は「形而上の宇宙」であり「現象面の宇宙(私達の生きている世界)」は、その働きの場としての宇宙なのかもしれません。
 ちなみに法華経の如来寿量品には「如来は如実に三界の相を知見す。生死の若しは退、若しは出あることなく、亦在世及び滅度の者なし。」と、生死については出るとか退くという事でもないし、その事から滅度の者というものは存在しないと述べていますが、この宇宙の働きの構図から言えば、確かに生死という事象も、そういう表現になるのかもしれません。

 つらつらと書いてみましたが、つまるとこと「怪談」で語られ、今の私達にとって不可思議な事であっても、先に「Lacerta File」で語れる様に、それらは、高度な科学の上では科学的な事象であって、何も魔術でもなければオカルトでも無いのかもしれないと思うのです。要は人類の認識がそこまで進化していないだけという事かもしれません。

 考えてみれば今の人類は、自分達の創世記(Genesys)の事も神話の世界としか理解出来ていませんし、今の歴史でみても、たかだか数千年程度の過去の時間軸しか認識出来ていません。しかし人類の歴史やこの地球の歴史とは、恐らく今の私達の認識できる範疇を遥かに超えるスケールで実は存在しているのでは無いでしょうか。またそういう視点を元に考えた場合、この「山の牧場」で語られている「怪談」とは、実は違う事なのかもしれませんね。

 とりあえず「山の怪談」については、今回で一旦、終わりたいと思います。


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