自燈明・法燈明の考察

「エデンの神々」読後感

 台風14号が冷たい風を吹き込んでいる為か、ここ数日で一気に季節が移り変わり、秋が深まった様な感じです。また天気も冷たい雨で、気分がとても憂鬱な感じです。

 うーん、せめて青空が見たい。

 さて、そんな中で「エデンの神々」という本を読み負えました。この本はウィリアム・プラムリーというアメリカの弁護士が書いた本で、著者が人類の歴史を俯瞰する中で、ふとその背景にあるモノが気にかかり、そこを独自に掘り下げたところ、驚くような事実を発見し、その事についてまとめたものです。

 内容はと言えば、正直いきなり見せられた所で、とても信じられる事が出来ない様な事か書かれており、しかもそれを証明するエビデンスも具体的なモノは極めて少なく、謂わば状況証拠を積み上げている感じの内容となっています。

 とは言え私も、オーパーツや人類史の隠れた歴史。例えばグラハム・ハンコックのもの等、今までに様々な書籍を読んでいるので、そういった前知識からすると、この書籍にあることを肯定する気持ちは高くあっても、言下に否定する事が出来ませんでした。

 あまある意味で私も「ビリーバー」ですからね。

 さて、この本の内容について著者が調べる切っ掛けとなったのは、戦争を止める方法は無いかと考えた事が切っ掛けだとありました。そして著者が考えたのは「戦争は、使い方によっては重宝なもの」という考え方を知った事だと言います。

 何が重宝なのかと言えば、この本では以下の2点だとありました。

1.戦争の脅威がわが身にさえ及ばなければ、戦争があるというだけで経済上 の利益を得られる
2.戦争は、大きな人間集団を社会的・政治的にコントロールする有効な手段となりうる。

 確かに太古の昔から、人類は戦争に明け暮れていました。「人類史を調べてみれば、人間の歴史というのは、戦争と歴史とも言える」という程、人類と戦争は不可分とも言える関係性を持ってきています。

 そしてこの本では、人類史を調べていく中で、その戦争などの背景にある一つのも存在というものに行き当たったというのです。それは一つの継承体系であり、起源は地球外生命体だと言い、この著作の中では「カストディアン(管理人)」という言葉で表現されていました。

 こればかりは、突飛な発想かと思われましたが、それを古代シュメール文明からエジプト文明、またインド侵略したアーリア人の文明の各神話から、様々な類推を進めています。そしてその「カストディアン」が人類史に介入する手法は、宗教であったり、秘密結社であったり、そこから輩出されている様々な学者や政治家、金融、そして宗教家が現れて、時代ごとに人類史に様々な介入を進めてきたと言うのです。

 まあいきなりそんな事を書かれたとしても、信じられるものではないでしょう。

 この本では先にも述べましたが「状況証拠」として、様々な出来事も書かれています。しかしそれらを要約する事も難しいので、これから時間をかけて、それらの事を調べてみるのも、面白いかもしれません。

 という事で、とりあえず読後感として、まずは紹介しておきます。

 

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