次世代総合研究所・政治経済局

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文化審議会の不可解な答申

2006年10月25日 00時24分21秒 | Weblog
敬語を5分類にするという指針案を文化審議会(国語分科会)が示したという。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20061024AT1G2302T23102006.html

 報道によると、丁寧語、尊敬語、謙譲語の3つに分類してきた敬語を「美化語」と「謙譲語2(丁重語)」を加えた5分類に細分化するという。

 この結果、「申し上げる」「伺う」は「謙譲語1」に「参る」「申す」は「謙譲語2(丁重語)」になるとのことだ。

 また、丁寧語は、文章の語尾に「です・ます」をつける「丁寧語」と、「お酒」「ご祝儀」のように物事を美化する「美化語」に分けるという。

 
 しかし私にはどういう基準でこうした「思いつき」が出てきたのかさっぱり分からない。理屈に合わない分類はやめるべきだ。丁寧語のほうはまだいいとしても謙譲語については全く理解に苦しむ。結局、れでは児童・生徒には「丸暗記しろ」と指導するしかなくなるだろう。

 もし謙譲語を分類するなら美化語的謙譲語(「ご案内する」「お読みする」)の方だろう。
 
 国語の権威?が多数集まっていったいナニを審議しているのか、と思ったらこんな人物たちだった。
http://www.bunka.go.jp/1aramasi/main.asp%7b0fl=show&id=1000001208&clc=1000011181&cmc=1000011559&cli=1000011561&cmi=1000011318%7b9.html

 このなようなメンバーに審議会委員報酬を払うのは税金のムダ遣いである。審議会も廃止したほうがいい。



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