次世代総合研究所・政治経済局

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この夏、政界大激震か

2007年06月15日 23時41分17秒 | Weblog
 参院選が7月22日から延長の可能性も出てきた。すでに候補者ポスター掲示板に22日と記入したところもあるようだがこの時期になってのこのドタバタ、そうあるものではない。

 私の仕事場は神奈川県にあるのだが、難病を抱える川口順子参院議員(候補)のポスターは小泉前首相との2連である。確かに小泉に口説かれて民間人として閣僚になった経緯があるとはいえ、やはり安倍ではダメだと思ったのだろう。異例のことだ。

 また、公認が得られないことを理由として与党公明党から離党者(福本潤一氏)が出た。民主党からの立候補も考えているとのことでこれまた驚きだ。
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070615ia23.htm

 通常、与党でこのようなゴタゴタは考えられない。そもそも自民党にとって公明党(=創価学会)は「毒饅頭」だ。一度食らったらもう服用をやめることはできない。なぜならば、①票取りまとめ、選挙仕切り等に学会員がいなくては当選できない体質になる。②学会に頼ることは学会と敵対関係にある保守系宗教団体の離反を招くことを意味し、かつての基礎票を減らすので、たとえ学会を切ってももとの票にはもどらない。③学会からの推薦を得た時点で自分の名簿(政治家にとっては命の次に重要)は学会に提出していて、いわば玉を握られている、からだ。

 上記②についていえば、「選挙区は○○候補へ、比例は公明党へ」という投票依頼電話がかかってくるので「冗談ではない」と二度と候補は支援されなくなるのだ。

 もし仮に参院自民党の重鎮、片山虎之助氏が落選したり、参院与党が過半数を割ることになれば参院自民党のドンである青木幹雄の逮捕という事態になることすらありえる。事実、週刊新潮にはそうした記事が出た。そうなれば小泉前首相のいう「自民党をぶっこわす」が現実になる。
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/

 まあ、少なくとも青木氏は政界引退を余儀なくされるだろう。

 一方、年金相談ダイヤルのオペレーターは民間の素人のバイトとのこと、怒りの増幅は増すばかりだ。このまま参院選に突入すれば安倍内閣は「自爆テロ内閣」だ。せめて美しく散ってもらいたいものだ。
 


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