goo blog サービス終了のお知らせ 

月想記

戯言日記

ヒグチユウコ展 CIRCUS

2019-03-20 | 絵画・写真等
世田谷文学館で開催のヒグチユウコ展CIRCUSへ。展示作品の撮影は禁止だけど、入口と物販近くの壁はOK。
新旧取り混ぜた沢山の作品たちは、観ていて思わず興奮してしまう素晴らしき世界。
今井昌代さん等による作品を立体化したものも最高で、余りの可愛さにニコニコ頬がゆるみっぱなし。









動物や魚や鳥や植物たちの、そのなんともチャーミングで生き生きとした存在感。
マンドラゴラやひとつめちゃんなど、可愛いだけじゃなくて毒やユーモアも含んでいるのがヒグチさんの魅力。
緻密で正確でとてつもなく美しく、そして優しい。とても良い展示。
入口入った奥のスペースに初期の頃のクロッキーなどがあるのだけれど、これが今の作風とはまた違ってでも
とても味わいのある面白い作品で。この構図、やはり奇才だわこの方!と思った(笑)

ねこの絵本のシリーズは何度読んでも泣いてしまうし、映画関連のホラーなコーナーも私にはツボなものばかり。
人物も好きだけど、きのことか昆虫とか書かせたらもう最強だと思う。







会場限定のグッズも沢山売られていて、ファンなら大興奮!(笑)
クリアーホルダーやマステやポストカードなど幾つか購入♪
こんなに一度に沢山ヒグチさんの作品観られたのは初めてだったので、何時間でも居座りたい魅惑の空間だった〜。




遠い街

2018-12-30 | 絵画・写真等
西荻窪JUHAさんで開催されていたフランスガムさんの個展「遠い街」へ。

展示も内装も珈琲も全てが素敵で美しく、見知らぬ遠い街へ旅する事が出来た。なんて贅沢な時間。
自分が日本にいる事を思わず忘れてしまったほど。
コーヒーとクロワッサンと自家製ジャムの遠い街セット。おまけの猫ちゃん切手は、品切れするところを
お取り置きしていただけて無事入手。(その後はマダムクロワッサンのシールに。)
でもマダムが大好きなので、マダムのシールも欲しかったな〜。←欲張りw






欲しかった花詩集とマダムクロワッサンの日記とポストカードも購入。
花詩集に入れてくださったイラスト付きサインは、何が良いですか?と聞かれたので月モチーフをお願い
したところ、こんな可愛い月光姫を!もうもう嬉しすぎて抱きしめてる♪
アコーディオンの笠原麻矢さんとフランスガムさんは古くからのお友達で、フランスガムさんはSOZOROの
CDにイラストも描いていらっしゃる方。
以前ホメリでの麻矢さんと宮坂さんのライブの時に初めてお会いして、その時に私とフランスガムさんが
SOZOROの曲でめちゃめちゃ泣いてたのをきっかけに覚えていただき、気さくにお声がけしてくださるので
本当に嬉しい。
作品に漂うアンニュイで不思議な魅力のある雰囲気がそのままのお方で、とってもお洒落でチャーミングな
女性なのだ。
「花詩集」は言葉の一つ一つがとても優しくて愛に溢れていて、読んでいてうっとりと癒されるそんな一冊。
何度も繰り返し読みたい、そんな大切な本に出会えて幸せとしか言えない。
「マダムクロワッサンの日記」のマダムの言葉が、また実に格好良くて。
愛くるしい見た目にもぞっこんなのである。またぜひ続編を読みたい!





ホテルニューマキエ

2018-12-29 | 絵画・写真等
順番が前後してしまったけれど、クリスマス前にカフェ百日紅で開催されていたマキエマキさん個展「ホテルニューマキエ」へ。

マキエさんは自撮り熟女。一見すると笑いをとっているようでプロのカメラマンが本気でこだわり抜いて撮ってる作品たち。
プリントは綺麗だし構図やポーズまで全く隙がない。でもそれを表立って押しつけて来ない。
何ともカッコ良くて大好きなんである。

ラブホのこの、そんなつもりでない人も入ったら絶対その気になってしまういかがわしさがまた好きである。
こういうベタなところに行ってみたかったな。昭和な感じ漂うエロスもたまらない。
会場でかかっているマキエさんセレクトのBGMが、これもいちいちツボ過ぎて最高だった。(ラジオスターの悲劇とか
後ろから前からとか・・・w)
マキエさんと自分は同年代。女として終わった扱いをされるのに、性的な嫌がらせはまだ受けたりする。
衰えを実感しながら模索する日々に、彼女の作品はパワーをくれる。女ってものを笑い飛ばして昇華して、まだまだやって
いきたいとそう思う。この日は在廊されてなくてお会いできず残念だったけれど、いつかお会いしてみたい。

今回購入したzineと、友人がプレゼントしてくれた短冊シール。嬉しや。この感じが何とも最高。
そして百日紅のコーヒーはとても美味しいのです。





夜の讃歌

2018-12-20 | 絵画・写真等
スパンアートギャラリーの伊豫田晃一さんの個展「夜の讃歌」へ。

ため息が出るほど緻密で美しいその作品たち。鉛筆、油彩、水彩と様々な表現を堪能。鉛筆画が好きだったけれど、
油彩の質感も間近で観ると本当に美しい。欠けていたり横顔だけだったりの女性の顔にとても惹かれる。
作品集の出版記念の今回の展示。1冊に収まりきらなかったそうで2巻に分かれているのだけれど、予算的に今は
無理で今回は予約出来ず。いつの日か入手したい。

美しいものに触れると己の醜さを感じもし、またその穢れが祓われるような気持ちにもなる。
揺るぎない美の力。圧倒的だった。

永遠の南瓜展

2018-12-03 | 絵画・写真等
先月京都へ行った際に、フォーエバー現代美術館で開催の草間彌生 永遠の南瓜展へ。
ここは靴を脱いで、畳み敷きの部屋に展示されている作品を観賞する。とても観たかった展示なので行けて嬉しい。
原則撮影は禁止なのだけど、何ヵ所かOKなスポットも。







この美術館、祇園甲部歌舞練場内にあるのだけど、趣きがあってすごく素敵。お庭で紅葉も見られてとても美しかった。
南瓜にまみれて幸せになるのは勿論、草間さんの作品は結構観ているつもりだったけど初めて観るコラージュやシルク
スクリーンなどもあった。ラメのシルクスクリーンのお花のシリーズは撮影不可だったけど、かなり私の好みだった。
(キラキラに弱いw)







ランチは美術館内のカフェでカレープレートを。記念メニューで南瓜の和菓子がついているのだ。めっちゃ可愛い♪
今回食べられなかったけどスイーツのメニューもすごく可愛くて、この展示は出来るならまた行きたいよ~。
ここに住みたいぐらい、素敵空間でした!(笑)