12月3日(土)川崎市アートセンター アルテリオ小劇場にて万有引力の「愚者たちの機械学」
を観劇。
久々のオリジナル作品で先入観のない状態で物語に浸れたし、次の展開がわからない楽しさを
持って観た。始まった途端いつも全身の毛穴が開いて鳥肌が立ち、彼らの作り出す世界に魂を
持って行かれる。
万有引力のメンバーはとにかく身体能力が素晴らしい。肉体そのものの美しさとその動きの
見事さ。目と耳と鼻と全てを刺激し訴えてくる。生演奏の音の迫力と臨場感。
暗がりで揺らめくマッチの灯りと煤の匂い。全部がたまらない。
森ようこさんの凜とした美しさ。タイツで顔面を覆った姿での踊りは、狂気と怒りが見事に
表されていて鬼気迫るものがあった。
曽田明宏さんのニジンスキーのような舞踏も、圧巻だった。鋼の肉体。そこに宿る確かな意思。
万有の公演は舞台セットや小道具などの美術がいつも素晴らしいのだけれど、今回もその精緻な
美しさが随所で劇に深みを与えていたように思う。
ラストはいつもながらの終わり方で観客は突き放され取り残される。そして各々が劇を持ち帰り
自分の中の物語を完結するのだ。
この終わった瞬間の呆然とした感じが好きである。万有の舞台でカーテンコールらしきものが
あったのは、これまで私が観た中では唯一リア王ぐらいか。
今回劇場で来年の身毒丸のチケット先行予約をやっていて、とても良い席を取れた。
うふふ。あとはライブと重ならない事を祈るのみ!w
を観劇。
久々のオリジナル作品で先入観のない状態で物語に浸れたし、次の展開がわからない楽しさを
持って観た。始まった途端いつも全身の毛穴が開いて鳥肌が立ち、彼らの作り出す世界に魂を
持って行かれる。
万有引力のメンバーはとにかく身体能力が素晴らしい。肉体そのものの美しさとその動きの
見事さ。目と耳と鼻と全てを刺激し訴えてくる。生演奏の音の迫力と臨場感。
暗がりで揺らめくマッチの灯りと煤の匂い。全部がたまらない。
森ようこさんの凜とした美しさ。タイツで顔面を覆った姿での踊りは、狂気と怒りが見事に
表されていて鬼気迫るものがあった。
曽田明宏さんのニジンスキーのような舞踏も、圧巻だった。鋼の肉体。そこに宿る確かな意思。
万有の公演は舞台セットや小道具などの美術がいつも素晴らしいのだけれど、今回もその精緻な
美しさが随所で劇に深みを与えていたように思う。
ラストはいつもながらの終わり方で観客は突き放され取り残される。そして各々が劇を持ち帰り
自分の中の物語を完結するのだ。
この終わった瞬間の呆然とした感じが好きである。万有の舞台でカーテンコールらしきものが
あったのは、これまで私が観た中では唯一リア王ぐらいか。
今回劇場で来年の身毒丸のチケット先行予約をやっていて、とても良い席を取れた。
うふふ。あとはライブと重ならない事を祈るのみ!w