曽祢好忠 ゆらのとを 　　わたる 舟人 かぢ 　を 　たえ 行衛も 　しらぬ 恋の道かな ー...

新古今和歌集遠鏡 佐佐木信綱　校閲 鴻巣盛廣　　著 新古今和歌集遠鏡 　東京　　博...

廿五番 　左　　　　　藤原敏行朝臣 秋きぬとめにはさやかにみえねども かぜのをとにぞおど...

十九番 　左　　　　小野小町 はなの色はうつりにけりないたづらに わが身よにふるながめせ...

廿二番 　左　　　　　業平朝臣 はなにあかぬなげきはいつもせしかども けふのこよひににる...

男之助 　市川團十郎 二木だん正 　松本幸四郎 　　　　　　　　　　　　　　　　　國貞画 ...

　紫式部 めぐり 　あひ 　　　て 見しや それ 　とも わかぬ 　まに 雲かくれ 　にしよは...

　中納言兼輔 みかの原 　わきて ながるゝ 泉 　川 いつみき 　　とてか 恋しかるらん ーー...

　伊勢 難波 　がた みじ 　かき あしの ふしのま 　　　も あはで 　この世を 過してよと...

山邉の赤人 田子のうらに 　うちいでゝ みれば 白 　妙の 冨士の高根 　　　　　に 　雪は...