幽玄躰 わびぬればいま 　　はたおなじ難波 　　　　　　　　なる 　身をつくしても 　　あはむとぞおもふ 後撰集 事いできて後に、京極御息所につかはしける 　　...

しら雲にはねうちかはし飛鴈のかずさへみゆる秌の夜の月古今集　秋歌上しら雲にはねうちかはしとぶかりのかずさへみゆるあきのよの月凡河内躬恒古今和歌集ではよみ人知らずで「かずさへ」だ...

松花堂 誰人隴外久 征戍何処庭 前新別離 和漢朗詠集 月 　中秋月　　白居易 誰人か隴外に久しく征戍する。 何れの処の庭前にか新たに別離する。 萬里清光不可思　...

麗体　　　　櫛笥大納言隆成 延宝四年（1676年）-寛保四年（1744） 1731-1733　権大納言　★ ...

　鬼拉躰 おもひ出よたが 　　かねごとのすえ 　　　　　　ならん 　きのふの雲の 　　　...

　有一節軆 君いなば月まつ 　とてもながめやらむ 　　あづまのかたの 　　　夕ぐれのそら 新古今和歌集巻第九 　離別歌 陸奧へ罷りける人に餞し侍りけるに 　　　　　　...

　見様躰 かりくらしかたのゝ 　ましば折し 　　　　　　きて 　　よどのかはせの 　　　　月をみるか 　　　　　　　　な 新古今和歌集巻第六 　　冬歌 　鷹狩のこころを...

　　濃躰 たち出でゝつま木 こりこくかた岳の 　　ふかきやまぢと 　　なりにける哉 新古今和歌集巻第十七 　　雑歌中 　山家送年といへる心をよみ侍りける 　　　　　　...

面白躰 　いかにせむ賤が 　　そのふの奥の 中 　ぞ　竹かきこも か 　し　　るともよの 新古今和歌集　巻第十六 　雑歌中 述懐百首歌よみ侍りけるに 　　　　　　　　　　...

　　事可然軆 かぎりあればけふ 　　ぬぎすてつ藤衣 　はてなきものは 　　　涙なりけり...