古今集・新古今集評釈 　ー語釈・文法・鑑賞 新訂版 著者：松尾聡（古今）、吉岡曠（新古今...

十訓抄第三　可侮人倫事 三ノ八 近ごろ、最勝光院に梅盛りなる春、ゆゑづきたる女房一人、釣...

百首ノ歌奉りし時　　　　　　　　　　　　家隆朝臣 梅がかにむかしをとへば春の月こたへぬ影ぞ袖にうつれる いとめでたし。伊勢物語業平朝臣の...

野　　　宮 　　　　　　　　　　　　　　　　　三番目物・本鬘物　金春禅竹作 嵯峨野の野宮を訪れた諸国一見の僧の前に一人の女が現れ、ここは昔斎宮が仮に移られた野宮で、今日は九月...

十訓抄第一　可施人惠事一ノ五十七 われ、その能ありと思へども、人々にゆるされ、世に所置かるるほどの身ならずして、人のしわざも、ほめむとせむことをも、いささか用意すべきものなり。 三...

をのこども詩をつくりて歌に合わせ侍りしに水郷春望 　　　　　　　　　　　　　　　　　太上天皇御製 見わたせば山本かすむみなせ川ゆうべは秋となにおもひけむ 此集秋清輔の...

富　士　太　鼓 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　四番目物・狂女物　作者不明20-5 住吉社の楽人富士は、宮中の管弦の催しがあるので、太鼓の役を志願して京に上ったが、富士の...

十訓抄第一　可施人惠事一ノ四十八 また詩歌につけて、異名などつけらるゝことあり。 治部...

詩をつくらせて歌にあはせ侍りしに水郷春望 　　　　　　　　　　　　　　　　　 左衛門督...

舟　　　　橋 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　四番目物・執心男物　世阿弥作 熊野の山伏一行が陸奥平泉への途中上野国佐野の里の川辺で、橋建立勧進の男女に会い、佐野の舟橋...