新古今和歌集の部屋

都名所図会 青龍三 法然院 蔵書




しゝ たにはうねんいん
鹿ヶ谷法然院
















善書山万無寺は同所にあり。本尊は阿弥陀佛の坐像にして恵心の作也。開基
 万無心上人。古は法然上人艸庵を営専修念佛を修し給ふ旧跡也。故に法然
 院とも號す。本堂の前に銅像の地藏尊を安置す。客殿の庭に霊水有。銘
 を善水といふ。此地は松風粛然としてつねに鉦の音たえず、六時禮讃の聲
 は幽谷に谺し寂蓼として蜂の月ほがらかなり。盧山の白蓮社
 ともたとへられて清浄無塵の佛界なり。(世に六字づめの念佛
                  を鹿ヶ谷流といふは此寺の
 称名を習
 るなり )







コメント一覧

jikan314
@shou1192_2010 ポエット・M様
愚詠を又々掲載頂けるとの事。恐縮しております。
江口の遊女妙は、勅撰集でも数少ない庶民の歌で、しかも名前まで記載されている稀有な例です。大阪の江口には、西行の足跡をたどる為に訪れております。
最近、ワクチン接種の関係で、禁酒しており、歌が出来にくいですが、又投稿いたしますので、どうぞ御笑覧下さい。
拙句
しら波の海人の子なれど春の海
(本歌:白波の寄する渚に世をすぐす海士の子なれば宿もさだめず 和漢朗詠集、新古今。風流など知らないと白波の掛詞)
shou1192_2010
自閑(jikan314)さん こんにちは。
「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

西行法師と遊女との相聞歌は、謡曲の「江口」に昇華されていますね。
謡曲では江口の君の幽霊が、江口の君の返歌を取り上げて、西行の「一夜の宿を」との
頼みを断ったのではなく、娼館であるゆえ、出家の身を思って遠慮したのだと
当時の江口の君の心情を語る場面がありますね。

相手の立場を、とことん思いやる江口の君の心情が哀しいまでに響いてきます。
詞書も、そのまま物語になる査証かも知れません。心していきたいと思います。
jikan314
蔵書目録様
コメント有り難うございます。
法然院には、内藤湖南の他、谷崎潤一郎、九鬼周造などの文化人の墓があるそうです。
実は湖南は、郷土の偉人で、墓参の為に訪れました。
その後、面白い漢籍に出会うなど、「まあこれでも読め」と湖南が教えてくれたのでは?と思っておりました。
又御來室頂ければ幸いです。
モガモボを気取って出かけ春公演
蔵書目録
内藤湖南の墓もあるのですね。
息子さんも、学者で、穏やかな人でしたね。
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