新古今和歌集の部屋

暁 賈島 和漢朗詠集筆者不詳巻子本コレクション



 
佳人盡飾於
 
晨粧魏宮鐘
 
遊子猶行
 
於残月函谷

鶏鳴
 
 
 
和漢朗詠集 暁
 暁賦 賈島
佳人尽飾於晨粧 佳人尽く晨粧(しんしょう)を飾る。
魏宮鐘動    魏宮に鐘(しょう)動く。
遊子猶行於残月 遊子なほ残月に行く。
函谷鶏鳴    函谷に鶏(いわとり)鳴く。
 
意訳
魏の後宮では、宮女は一斉に早朝の化粧を始める。景陽楼の鐘がなると。
旅人孟嘗君は、なお、月が残っている暗い中でも歩き続ける。函谷関の鶏が鳴き門が開いたので。
 


令和元年12月20日 肆點參
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