ココロと機械

ココロの病を患う私の気ままなブログです

カメラの掃除

2017-09-07 10:57:07 | ブログ

久々に遠くの方に転がっているペンタックスK-5を使おうとした
ら塵まみれなので掃除しているの図。

カメラの掃除に一番いいと思うのはこの刷毛で、これは豚毛の硬い
方の刷毛の手頃な大きさのものを使っている。
馬毛の軟らかいのでは塵は払えないのでこういう時は堅い豚毛の刷
毛でガシガシ払ってしまうのが良い。

で、塵を払ったらシリコンクロスかセーム革で磨いておけばオッケ
ーだ。
シリコンクロスは汚くなったら洗濯すればいいので大きめのものを
買っておくとよい。
エアダスターはファインダー接眼窓とか変なところに塵が舞い込ん
だりするし結局はブラシで払わないと塵は取れないのでダメだ。

さて本体の掃除が終われば撮影OKだがレンズが汚れてしまった時
は今度はここでは豚毛ではなく軟らかい馬毛の刷毛を使う。
私はこういう口紅のように繰り出して使う小型のものを持ち歩いて
いるが馬毛の軟らかいお化粧用の刷毛があればそれでも良い。

で、軟らかい刷毛で塵を払ったらシリコンクロスかセーム革、もし
くはシルボン紙だがシルボン紙をティッシュのように扱うとかえっ
て良くないのでシルボン紙は使い方をちゃんと理解して使おう。

レンズクリーナー液や無水エタノールは今時のカメラの前玉では大
抵の場合必要ない。
今のレンズのコーティングは傷になりやすい前玉はそれ用にコーテ
ィングされているのでちょっと指紋が付いたくらいならTシャツの
端でチョチョっと拭いても大丈夫である。
これが(どうしたら触るか分からないが)レンズ後玉の場合はその
ようなコーティングではないので気を付ける必要がある。
レンズの前玉のうす傷や汚れはそれほど撮影に影響しないが後玉の
汚れや傷はすぐ影響するので注意が必要だ。

まず、普通は余程の理由がない限りレンズフードを付けるのでレン
ズを触ってしまうと言うのは、カメラそのものの扱い方の問題から
始まるところなのでよく汚す人は考えなければならないが、まあ普
通レンズを触ってしまう事と言うのはなかなかない物である。

ここでもブロアーやエアダスターは止めておいた方が良い代物で、
よくゴムのレモンみたいなブロアーでシュッシュしている人がいる
けれど、ブロアーで払うよりレンズ刷毛で払う方が早いし綺麗にな
るし簡単だ。

あと一つ言いたいのは「保護フィルターは着けるな」という事。
まあ、付けたい人は勝手にすればいいけれど、私は勧めない。
まず、せっかくのレンズの前に何の効果もない平ガラスが一枚増え
るわけで光学性能は落ちる。
落ちると言うのは、要らないガラス一枚余分に増えたという事もあ
るけれどひとつはコーティングで、例えばせっかくのニコンのコー
ティングも一番前にマルミのフィルター付けたら最前玉はマルミの
コーティングという事になってしまうのでニコンのコーティングの
性能を発揮できない訳だ。

それを避けるには少なくともニコンのレンズなら同じコーティング
のされているニコンの出している保護フィルターにするべきである。
そして光学性能が落ちるもう一つの原因は一番前玉が平面になると
いう事だ。
これはフードを外して外で日向で撮ってみればすぐに分かる。
本来レンズの前玉は球面だが保護フィルターを付けることによって
平面になるので圧倒的にフレアを拾いやすくなるのだ。

レンズフードを付けて保護フィルターを付ければいいだろうとか子
供のような事を言う人はまあ好きにしてくれればいいけれど、先に
も書いた通り今時のレンズはそんなもの無くっても十分気軽に扱え
るのだからただの平面素ガラスに何万も払うくらいならほかに買う
ものはいくらでもあると思うのだが。

ちなみにフィルターを付けていても塵は混入するしレンズ前玉をぶ
つけてフィルターをぶち割るような事になった場合割れたフィルタ
ーがレンズ前玉を傷つけるから一緒だという事を記しておく。
まあ、立派なカメラ抱えて偉そうな顔して歩いていても「フィルタ
ーさん」かどうか見ればその人の知識や写真の程度まで分かってし
まうのでまあ、お好きな方は勝手にどうぞと言う感じだ。

カメラやレンズなんかいくら高かったからと言っても所詮道具であ
る。
そんなに愛でるように扱いたいなら持ち出さずに防湿庫にしまって
おいてたまに空シャッター切って磨いて喜んでいたらいいと思う。
乱暴に扱うのはダメだが普通に扱う分には壊れやしないのだから細
かい事なんか気にせずに「カメラ好き」ではなく「写真好き」にな
ろうではないじゃあないか、と思うのだがなあ。


本日の種:フジフイルムXF1
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