アメリカのHAMが立ち上げたCommRadio社の変則SDR受信機
です。
変則、と言うのは、通常のパソコンに繋いで扱う「箱」とは違
い、ちゃんと必要最小限のパネルが装備されているところでし
ょうか。
６個のボタンと２つのツマミ（プッシュ兼用）で大体のことは
できます。
つい先日も３度目のファームアップが来ましたが、望みのCW
の２５０Hzのフィルターはまだ来ませんね、これはこれで十
分と言う考え方なのでしょう。
この小さな受信機にミッチリ構えて聞くというよりも手軽にワ
ッチすることが目的でしょう。
さて肝心の受信性能ですが、残念ながらBC帯ではATTが掛かっ
ていて普通の受信機並みです、とは言え良く聞こえますが。
HF帯はさすがSDRだけあってコイルや（最小限しかない）その
他の影響を受けないのかローバンドからハイバンドまで十分良
く聞こえます。これといって不自由はありません。
DSPもオートですが良く効いています。
V/UHFはちょっと？な感じですが、家はマトモなVUのアンテナ
は上げていないので、それなりのアンテナを上げればちゃんと
聞こえそうです。
家の受信兼用ディスコーンでも航空無線も十分使用に耐えます
から本体の受信性能はそれほど悪くも（良くも）ないようです。
ＢC帯のＡＴＴは、回路図が手に入らないのでカットしたり弱
めたりするのは難しいでしょう。
まあ、ＢＣ帯ＤＸは無線機のＴＳ－８５０のＡＴＴスルーした
ものがあるので、フィルターも２７０Ｈｚ/５００Ｈｚ実装で
すのでそちらでやる事として、ＣＲ－１はお手軽、かつ本格的
受信機として枕元で今日も元気に鳴っております。
総評としてCR-1aという新型が出ましたが、6万円でこれだけ
なら十分の性能でしょう。
ＩＣ－Ｒ７５は同じ価格帯で市販されていますが、フィルタ
やら何やらで納得行くようにしようと思ったら倍かかるでし
ょうから、これはこれでよしと言うことでいいのではないで
しょうか。
個人的にはＦＲＧ２００を買いそびれたのが惜しいですがね。
まあ、無線機のオマケのゼネカバでも通信型受信機よりは自
由が効くので本格的にはそちらで聞きますが。
と言うか無線機はラジオじゃないんですけれどもね。
