ココロと機械

ココロの病を患う私の気ままなブログです

私とライカ

2015-06-04 14:11:34 | ブログ

私が日ごろ撮るのが多いのはニコン一眼かミノルタCLEが
多いのだけれどライカのシステムも一応そろっていた。

そろって「いた」と言うのは、その殆どを娘の私立高校入学
とか学費とかに回すため質屋に売ってしまったからで、今残
っているのはあまりに安くて売る気にならなかったものとど
うしても残しておきたいものだけであります。

残っているのは「残したい」組のM4+35mm、DⅡ+35m
mで、これは思い入れがあって残っています。
売ったのはM6+50mm、M4-P+28mmとⅢC+50mm。

「売れなかった」のは、R4+50mmで、売ってしまったの
はR6+28mmとR3+50mmです。


今回はその「売れ残り」のR4のお話です。
(レンジファインダーライカの話は前に書いたと思うので)

まあ、何で売れなかったかと言えば、R4は当時から人気で
数があったと言うのと、当時から「電気系が弱い」と指摘さ
れていて、昨今の中古市場でもあまり値が付かないのです。

よく知られていることですが、R4以降のライカRのベース
となったのはミノルタXDですが、これはメカニカルな部分
のみで電気系はR4とXDでは全然違います。
(そのXDも電装が弱いことで有名ですが・・・・)

底カバーは普通の真鍮プレスですが、軍艦カバーはダイキャ
ストでとっても丈夫です。
黒色とシルバーがありますが、黒色は塗りではなくいわゆる
「ブラッククローム」と言うアルマイト加工です。

このブラッククロームは、私のM4でもそうですが、使い込
んでいくとだんだん色が剥げてきてガンメタル色っぽくなっ
てきます。
これをみっともないと思うか、渋いと思うかは好みが分かれ
るところですが、私は好きです。
使い込まれて傷が付いたり色が落ちてきたりするのも「味の
うち」と思いましょうか。

幸いにもこの「値の付かなかった」R4は、致命的な電気故
障も無く快適に動いています。


付いているレンズは、ズミクロン50mmf2です。
このレンズも「売れなかった」組の一人で、後玉に盛大なバ
ル切れがあって、覗くとナルトみたいに輪っかが見えるので
値は付きませんでしたが、太陽に向かって撮ったりしない限
りまったく影響なんか無いのでそのまま使い続けています。

今回久しぶりに防湿庫の一番奥から(ライカのシステムを使
うと居なくなった家族を思い出すので片付けてある)出して
きて、50mmをつけて覗いてみましたが、まあ「50mm
ってボーエンなのね」と思うことしきり。

普段28mmか35mmしか覗いていないので、久しぶりに
50mmを覗くとまあ何ともモノが近くに見えるわけで感覚
としては75mmくらいの感覚に見えます。

このレンズは中古で最初からバル切れを知っていて購入した
ものなのでずいぶん安価に手に入りました。
R4ボディの方は、シイベル正規品で、恐怖の「お小遣いロ
ーン+バイト」で購入したもので高かったですが今ではきれ
いなものでも五千円くらいで(それが相場)購入できてしま
うと言うのはちょっと悲しいと言うか何ともいえない気分で
す。

なんとなく悲哀のこもったカメラですが、引っ張り出したの
でまたしばらく使ってやろうかと電池を交換したのでした。

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