んんーと何だっけ、ああ、パナソニックのR-P30の話と防災だ
ったか。
このR-P30の次に出たP40と言うのも持っているけれど同じ
ものである。
どうやら細かい人に言わせると中身の部品が違うとか言う事らしい
けれど基本同じものと思って頂いていい。
その前からあるR-1105との間のR-1060とかは持ってい
ない、と言うか必要ないと思って買わなかった。
R-P30のほうは古いので中国製とインドネシア製があるがP4
0はもうインドネシア製のみである。
で、今はこの次のP45と言うのになっているけれど、わたしはこ
のP45は収集の範疇に入らない。
姿かたちはP30から変わっていないけれど(45は微妙に違う)
P45からAFCと言う、パナソニックに言わせるところの「らく
らくチューニング」と言うものが搭載されてしまったからで、まあ
簡単な話、AFCが入っていると多少周波数がずれていてもスポン
と入るのでチューニングは楽にはなる。
ただわたしのような(同士は結構いる)偏屈者はこれのおかげで逆
に微妙なチューニングが出来ないとか、中身がデジタル化されてす
ごく弱い局は「雑音」として切られてしまうという嫌な所、ただ普
通にラジオを聴く人にはありがたいが大きなお世話な機能が入って
しまったので、「好きな人」からは敬遠されるのだ。
後で出てくるRF-U150Aと言うラジオもU155になって同
じようになってしまったので、古い150Aの方が高いと言うおか
しな現象も起きているくらいである。
さて防災では乾電池と(引き出しに入りきらないので箱に詰まって
いる)ラジオと懐中電灯と単三電池仕様のデジカメとSDカードが
一緒になって入っている、あとイヤホンか。
乾電池は10年保存のものが単三60本単四30本単二が20本、
これらはローリングストックしながら常にある。
まず災害時に一番最初になくなるのが単三電池で、懐中電灯とか
ラジオに使うから。
次になくなるのが単一電池でこれは主に懐中電灯用であるけれど、
そもそも懐中電灯なんてそんな馬鹿みたいに明るいものが必要で
はないので単一電池仕様の馬鹿でかいもの買わなくともいいので
ある。
お勧めは単三でもいいからLEDで小さなものでいい。
ゴムひもを通しておけば腕にも通せるし電灯の紐から吊るせば十
分役に立つ。
単四仕様のものでもいいけれど、そこまでいくとちょっと心もと
ないのでわたしは単三2本仕様と単四1本仕様の二つを使ってい
る。
で、ラジオだがラジオは単三2本で動くAMラジオがいい。
たいていその類のものは「電池持ち」を売りにしているものが多
く、件のP30とかP40とかでも「アルカリ乾電池(2本)使
用時スピーカーで150時間」と言うのが売りである。
24時間鳴らしっぱなしにして6.25日持つと言う計算だが、
実際そんな事はないので、時々聞く、一日数時間の使用なら一ヶ
月は楽に持つ。
ましてや避難所とかに行くならイヤホン、それなら鳴らしっ放し
で290時間と言う脅威のバッテリーライフであるから、8本と
か10本のパックがあれば当分ラジオの電池は気にしなくていい。
さてさっき乾電池の話をしたけれど一番売れ残るのって何だと思
う?
単四と単二なんだよね、まだ単二はラジオに使う人がいるから出
るけれど単四はまずどこに行ってもある、と言うかこの二つは売
れ残ってる。
じゃあ使わなきゃ損だし入手も比較的楽だ。
でこういうのを使う。
このラジオは単二乾電池2本仕様だ。
単二電池仕様というと、ホームラジオに近くなって、大体3本と
か(ソニーなんか)4本と言うのが多いのだが、それはラジオが
大きいので4.5Vとか6V仕様であるからで、ホームラジオの
単二はまあ、持つと言えば持つけれど、勿体無い。
上の写真のラジオは手のひらサイズ、と言うと語弊があるがまあ
ちょっと大き目のポケットラジオで単二2本仕様である。
そしてやはり単二電池を使う事で電池持ちを売りにしている。
こちらはアルカリ乾電池でAM放送ならスピーカーで188時間
イヤホンで460時間の連続再生に耐えるとある。
実際「ぼうさいばこ」と名づけている最初に書いた一式の入った
箱の中に入っているものとは別に、両方とも使っていたけれど、
平常の使用ではマジでいつ電池換えたか忘れるくらい長持ちする。
ついでにパッケージにイヤホンとマンガン乾電池が付いているの
だが、保存用のほうのこの付いてくる乾電池は10年保存のエボ
ルタに替えてある。
そして私が一番だと言うのがこれである。
ソニーのICF-RN931と言う、いわゆる「通勤ラジオ」で
ある。
電池地持続時間こそアルカリ乾電池でAMでスピーカー18時間
イヤホン51時間とどうと言う事はないのだけれど、推すのには
訳がある。
この数字は単四アルカリ乾電池たった1本での数字なのである。
ついでに言うと時計も表示するし、通勤ラジオって小さいくせに
以外と感度がいい。
さっき書いたけれど、一番売れ残るのが単四電池。
そして単二電池のように殆ど仕様用途がないから店においていな
いと言う事もない(コンビ二でも見てくれば分かる)
だって、ほらそこにあるリモコンの電池のところ、開けてみて。
単四電池が多いと思う。
と言う事は単四電池はそれなりに普段は需要があるけれど災害時
には目をつける人間は少ないので、手に入る可能性は大きいと言
う事だ。
懐中電灯も単三2本のは家で、手持ちには単四電池1本のものに
していると言うのはそういうところもあるのだ。
家族で聴く必要がなければイヤホンでいいので、51時間持つよ
うなら普通に使えば単四電池一本で実際一週間は持つ。
何も一緒になって聴かなくとも誰かがイヤホンで聞いていて何か
あったら伝えればいいし、何せ通勤ラジオである、胸ポケットに
ポンと収まるので持ち歩きに苦労しない。
まあ、こうやって、人の裏を突くというのはこういう場合何にも
悪いことではなく、上手くやる方法、なので誰にも迷惑も掛から
ないし、自分も困らないのでちょこっとそういうことも考えてお
くと良いと思おうのだ。
ただラジオを、どうせ防災袋に入れるのだから安いので十分、と
いうなら同じ「安い」でも有意義で後々困らない法方を考えない
とダメなのである。
ウインウイン巻いて「うるさい」と怒られるような手巻きラジオ
なら畳むとノートサイズになる太陽光パネル式充電器の方が余程
役に立つと言うのは、ちょこっと考えたら分かる事で、災害時に
困るか困らないかはちょっとの知恵だけなのであります。
本日の種:フジフイルムXF1