ココロと機械

ココロの病を患う私の気ままなブログです

フルサイズ?

2017-07-29 08:37:28 | ブログ

ネットのブログみたいなものを見ているとよく「念願のフルサイズ
デビュー・・・」とかいう記事を見るけれど、おおそうか、とうと
う8X10でも撮り出したのかと思って見るとまずそんな人はいな
い、まあ、デジカメで8X10のフォーマットがないけれど、35
mm版の事である。

とうとう・・・だなんてフィルムで撮ってきた人間にとっては35
mm判のいわゆる「フルサイズ」は当たり前のサイズで、APS-
Cの方が特殊なサイズなのだが何だか最初にAPS-Cから始める
人が多いらしい。(フィルム知らない人たちが多いからな)

なんで?安いから?勉強しなかったから?
安いったって余程安いパパママモデル買わない限りそんなに大して
値段は変わらないと思うのだがデジタル一眼レフ導入にあたってた
ったちょっとの差で彼らの言う「夢のフルサイズ」が手に入るのだ
から最初にケチったのかお金が貯まるのがそんなに我慢できないく
らい一眼レフが欲しかったのか、それとももっと高尚で望遠効果を
狙ったのか、まあ分からないけれどフルサイズ(35mm)が欲し
ければ無駄な初期投資せずに最初から35mm判買った方が安いと
思うのだがよく分からない。

私もAPS-Cのカメラはいくつかあるけれどメインではない。
まあこれでいいや、と言う時やどうしても荷物の制限があるときに
使うくらいのものである。
まず殆ど広角でしか使わない私にとってAPS-Cは嫌な存在で2
8mm相当にしようとすると18mm程度のレンズが必要になり、
ラインナップが少なすぎるのだ。

それと所有するレンズがフィルムの頃からのものが多いし、フィル
ムカメラで撮ることが多いのでAPSーCで使うと1.5倍になっ
てしまって使えない焦点距離のレンズばかりになってしまうのだ。
フィルムからの延長でデジタルを使うには必然的にそのいわゆるフ
ルサイズ、でなければならなかったわけで、ニコンからD3とD7
00が出るまではデジタルは一眼レフには手を出さなかったのであ
る。

鳥や飛行機を撮るような人は焦点距離1.5倍になるAPS-Cは
便利だし取り回しも小さくて軽いのでいいだろうが、階調やボケの
話になると今まで(フィルム)と違いすぎて被写界深度が深すぎて
更に小さなセンサーに高画素を詰め込むから使い物にならないのだ。
だからデジタル一眼レフを導入するにあたっても重要な事は同じ大
きさのフォーマットであることは第一の事項であったわけだ。

今までのレンズ資産も使えるわけだしフィルムがデジタルになった
だけで、まあデジタルの勉強は必要だったがそれまでにコンパクト
カメラの世界でそれらは理解できていたのでニコンがFXというフ
ルサイズ相当のフォーマット機を出した時にすんなりと移行できた
のだ。

D2シリーズなんかを導入しなかったのははそういうところなので
ある。
まあそれは私の話として、35mm判フルサイズが夢だなんて言っ
ている連中は何で最初からそれを買わなかったのか。
たかだか数万が出せないくらい我慢ならないくらい一眼レフが欲し
かったのか中古しか・・・いや中古ならAPS-Cより安いフルサ
イズがいくらでもあるだろうに。

「念願のフルサイズデビュー」なんて言っている連中は私にとって
は訳わかんない人たちなのである。
と言うか余計に無駄なお金を使っているようにしか思えないのだ。
35mm判買ったらAPS-Cなんか余程目的がないとか使わなく
なるだろうし売っても二束三文である。
フィルムの6X4.5とか4X5のプリント見せたら驚愕するんだ
ろうな・・・・「これハーフだけどさあ」とか言って見せるのさ。
コメント
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