ココロと機械

ココロの病を患う私の気ままなブログです

かんつばき

2014-02-04 17:55:21 | ブログ

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わが家の庭には大きな椿の木がある。
今が満開、私は椿の花が大好きなのだ。
しかし椿と言うのは花が終わるとコロンと落ちるので病気の見
舞いに持って行ってはいけないとかいわれるが、私の家のこの
椿は花びらがハラハラと落ちて赤い絨毯を作る。
これは寒椿(サザンカ)であろうが、園芸品種にもあるので真
相はわからない(サザンカだろうがどっちでもいい)
いつだったか能登の氷見の老谷の大椿を見に行った。
二本の抱きつけないくらい大きな椿の木が寄り添って絡み合っ
て一つの巨大な椿の山になっている。
見に行った時にはまだ早かった(三月頃から咲くそうな)けれ
ど、圧倒されるような、それでいて優しく包み込んでくれるよ
うな不思議で素晴らしい大樹であった。

男と言うのは一族郎党率いて食わせて守る役目である。
しかし男だって思いっきり甘えたり泣いたりしたい時だってあ
るのだ。
それが許されないこの世の中に行き詰ってしまう事だってある。
そしてもう十日も寝込んでしまっている私がいる。

私の中ではこの寒椿は唯一優しく見守ってくれている相手であ
るのだ。
003


コメント
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