JARL-NEWS『夏号』が出て以来『JARLを自然退会する』という声が増えました。仕方がないと思います。私自身は、JARLのAWARDで遊んでいるうちは会員継続していますが、これとて『どうなるかわからない』です。嫌気が差してきたのも確かです。ムセン以外の趣味も持っておこうと『フォトブック作り』をはじめ、一般ウケしそうな趣味を『いくつか持っておく』のも、楽しい人生を過ごすのには『必要だろうな』と感じています。
【写真:軍都大阪を掘り起こす写真を撮るために『町歩き』やっています】
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◆アマチュア無線の隆盛は『昭和』という『特殊事情』が作用した。
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・戦後復興
・人口ボーナス
・高度成長
こんな事情が重なって、アマチュア無線の隆盛が起きたと推察しています。
まあ言うなれば『昭和の象徴の一部』だったのではないか?。
この『昭和』を『レトロ』と懐かしむ人も多いですが、
昭和の時代は『いいことばかりではなかった』はずです。
大阪に住んでみて『今も戦争と地続き』を感じます。
大阪城周辺は『大阪砲兵工廠』がありました。
そこは『官営』で、砲兵工廠だけでは『まかない切れない』ため、
周辺の民間企業にも下請けさせることで、
モノづくりの東大阪・・・も発展してきました(今は衰退の一途)。
430MHz帯・FM・メインローカルで聴かれる『RJX-601』の思い出話とか・・・。
こういうのも『戦時下の松下無線』の延長のはずです。
なんか、臭いものにはフタをしているような印象です。
松下が拠点を構えた門真市あたりは、
生活保護者が多く住み『なんだかなぁ』と感じます。
門真市の全人口の4%が『生活保護受給者』ですから、
大東市の『0.9%』と比較すれば『異常』に見えます。
持ち家数と借家数の対比が『生活保護数を如実に表している』のでしょうね。
まあ、そんなことは、どうでもいいとして。
大阪は、軍都という都市計画で発展してきたと言っても過言ではありません。
軍都が、ムセン衰退とは直接関係はないのですが、
戦後復興と住宅需要は無視できません。
機械産業、電機産業、自動車産業、
そこに住む人たちへの住宅供給・・・。
記憶に残っている『平成のバブル』。
バブル期に移動体通信の実験台に、
アマチュア無線のハンディ機が利用多用されました。
チップパーツのさらなる『小型化』に、
アマチュア無線のハンディ機が利用された面は無視できません。
ムセンというホビーの衰退は、
携帯電話の普及と直接、間接問わず無関係とはいえません。
ハンディ機の普及は『底辺人口』を増やしました。
アマチュアバンドが無茶苦茶になり『まともな局』がやめていきました。
コロナ禍の頃、再開組が増えましたが一過性のもので、
すでに『ピークアウトしている』と実感します。
今、いろんな産業が『転換期』を迎えています。
昭和の特殊事情が『浄化』されつつあるように感じます。
見方を少し変えれば『アマチュア無線家の消滅予測80%』は、
案外『正常化に向かっている』のかも知れません。
10年後、JAのハムは『15,000局前後』になると予測されます。
他国でも15,000局程度の国やエンティティはあります。
これくらいのマーケットで『やれるのか?』は、
メーカーも考えているでしょう。
15,000局の中に残るか、あるいは『やめていく80%』に入るか。
これは、自分自身も『よく、わからない』です。
惰性で買っていた『CQ-hamradio誌』や『HAMworld誌』も、
今月から『購入を見合わせ』しています。
ムセンを続けるかどうかは、自信がなくなってきました。
定年退職以後の居場所は必要ですから、
ムセン以外のホビーも『複数持っておく必要がある』と感じます。
・歴史探訪の町歩き
・写真撮影
・フォトブック制作のシリーズ化
私は、資格不要で、誰でも楽しめるホビーを再開し始めました。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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