OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。

●遊びも『ダンドリ』。

2023年07月07日 | アマチュア無線<全般>

仕事で『段取り八分』が、よくわかっている人が多いですね。書店で『すぐやる人が仕事のできる人』といった本を見かけますが『まぁ、そういう面はあるが、やはり「すぐやる」にしても「段取り八分」ができる人が「仕事のできる人」だわ』と感じます。無線道楽にしても『段取り八分』が『できる人』は『長続きする』ものです。やみくもに、あてずっぽう、人が勧めたから・・・といった『主体性もなく、とにかくやってみる、衝動的に・・・』で、どうして続くのか、私は『お目にかかりたい』と思います。

【写真:FT8も、CWも、Phoneも『自分なりの「段取り八分」』ですよ】
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◆仕事のノーハウを、趣味に『応用』したら?。
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仕事というものは『楽しくないもの』です。

 

たいていが『面倒くさいもの』で、

他人の都合に振り回されることが多々です。

その『面倒くさくて楽しくないもの』を『楽しくする』には、

やはり『段取り八分』でやっているからだと、私は思います。

また『自分ができない面倒なこと』を引き受けるからこそ、

その対価として『おカネを頂戴できる』ということですよね。

大企業の人(含むOB、OG)に、わかるかなぁ・・・。

 

よく見かける『重要度』と『緊急度』のマトリクスの応用です。

 

私は、近年の無線運用は『Digitalモード』がほとんどです。

一定のレクチャーは受けましたが、

一見すると『無味乾燥なDigitalをいかに楽しく遊ぶか』に注力しました。

 

細かいところは『人によって異なる』ので、段取りのステップを表します。

 

・ステップ1:達成可能な目標(ゴール)の確認

・ステップ2:タスク(やること)の洗い出し

・ステップ3:手順の検討

・ステップ4:所要時間の見積り

・ステップ5:スケジュールに落とし込む

・ステップ6:タスクの実行

 

CWであれ、FT8であれ、Phoneであれ『タスク管理』をします。

 

多くの方は『ステップ:1~5』を飛ばして、

いきなり『ステップ:6』から始めようとすることが多く、

必要なタスクの洗い出しができていないため、

余計な時間をかけて、タスクが次々に発生し、

そのうち『テキトーな言い訳』をつけて『興味ない』だの、

いろいろ『やらない理由』を並べています。

 

それで『長続きする方が、不思議だ』と感じますね。

 

ステップ:1で『けっこう大事』なのは『5W3H』じゃないでしょうか。

 

<5W>(あの、QRPの5Wじゃないので・・・)

・Why:なぜ、目的

・When:時期、期間、期限(自分なりの期限でいいです)

・Where:どこで使う?、どこで行う?、どこで運用する?

・Who:誰が、相手は、仲間は(誰が使う?、誰が行う?)

・What:何を作る?、何を行う?

 

<3H>

・How:どうやって作る?、どうやって使う?

・How many:どれくらい?、規模は?

・How much:予算はいくらくらい?

 

例えば、DXCC入り(100エンティティ)を目指すとします。

これを『手が届きそうな目標』にするには、

夏場に、なるべくハイバンドを使って、

できれば、許可された範囲のハイパワーも出せるように準備しておく。

 

RIGはどうするのか、ANTはどうするのか、

それを扱うために、資格要件を満たしておく、とか、

諸費用は、どう工面するのか・・・やること、けっこう多いと思いますよ。

必要なら『ポチる』のもいいでしょうが、『思わずポチる』のは・・・

 

下手すれば『借金地獄』の『入口』にもなります。

 

何気にクレジット決済していても『ツケ(借金)』なのですから、

しょっちゅうクレカ決済していると、

常にどこかに『ツケ(借金)』を残しているのと同じことです。

あまり報じられませんが『無線破産』を、たくさん見てきました。

 

さて、こうやって考えると『タスクはある程度、見えて』きます。

 

同じ『DXCC入り』でも、使うバンドやモードの選択次第で、

容易く完成することもあれば、難易度が上がることもあります。

DXCCがハードル高いな・・・と感じるのであれば、

WAC(六大陸州との交信)もいいと思います。

 

・7MHzでやるのか

・10MHzでやるのか

・14MHzでやるのか

・18~28MHzでやるのか、その中のシングルバンドでやるのかMIXなのか

・50MHzでやるのか  等々、

 

いろんなバンドがアマチュアには解放されています。

自分の許可(免許)されたバンド、モード、出力を、

どのように『組み合わせて』チャレンジするのかによって、

難易度も異なってきますね。

 

ここに気づいて、タスク実行すると『楽しくなる』と思います。

 

50MHz・DPでWACを狙うとなれば『相当、時間がかかる』でしょう。

21MHz・GPでWACを狙わなくても『1日で完成』ということもあります。

アマチュア無線の遊びには、いろんなプログラムが用意されています。

 

ARRLのDXCCを狙うならば『LoTW』は『必須』ですね。

 

JARLが申請代行してくれるWACだと、

紙カードでOKですから、JARLのAWARD申請同様に、

QSLカードのリストを作って、日本語で申請書を作ってJARLに送れば、

手数料の2,200円を払えば、2~3か月で送ってきます。

 

AWARDは『自分の生きた証』でもあり『無線家としての活動実績の認定証』です。

 

・LoTW

・BURO

・eQSL

・clublog

・QRZ.com

 

これらは『必須』です。JAは特に遅れていると感じます。

 

・ハムログ→JT Getsも必須

・ハムログ→ADIFも必須

 

ま、ハムログが嫌いなら、他のツール(道具)を使えばいいわけで。

 

あたりまえですが、PCスキルも必須です。

従来モードで堪能できるならば『紙ログ』に『手書きで紙カード』もOKですが、

トレンドに乗るなら『PCスキル』は必須です。

 

中古PCも安くなっていますし、

最低限のスキルなら、近所にある『パソコン教室』にでも通ってください。

たまに『PC持っていない人はどうするのだ』とか耳にしますが、

スマホが使えるなら、PCくらいセコ(中古)でもいいから買えよ、と感じます。

 

PCをやらないなら、このページを閉じてもらって結構です(笑)。

 

短期勝負の『コンテスト』も、やはり『段取り八分』です。

コンテストログも『データ提出』が標準です。

今や、アマチュア無線は『PCと「セット」で用意すべき』でしょう。

PCとムセンは、親和性も高く『運用の幅』が広がります。

 

さて、コンテストも・・・。

 

ヨーイドンで始まったら、CQを出す(ランという)、

呼び回り局を、てきぱきと捌いていく・・・、

一旦、落ち着いたら、ランを止めて『呼び回り』に転じる。

 

やり方次第で『入賞』も夢ではありません。

 

別に入賞しなくてもいい・・・確かにそう意見もあります。

私は、コンテストには軸足を置いていないので、

せいぜい『CWの腕が落ちないように、呼び回りでいいや』で遊んでいます。

 

何か、常に達成しやすい目標を、次から次に自分で見つけると長続きします。

 

オナーロールを目指すとか、私の設備では『たぶん無理』ですから、

達成できそうにもない目標を立てても仕方がありませんし、

無駄な時間を費やし、だんだんと嫌気がさして投げ出してしまいます。

 

生涯、楽しむなら『ドでかい目標など、持たない』に限ります。

 

人生は、太陽活動同様『山あり谷あり』です。

何が起きるかわかりません。

先日も、6m&downコンテストの運用中、

急逝されたOMもいらっしゃるくらいですから、人生はわかりません。

 

趣味は『仕事ほど拘束されることはない』のですから、気楽に考えればいいです。

 

とはいえ、せっかく『仕事では「段取り八分」ができる』にも関わらず、

趣味では、テキトーに、てんでばらばらで物事を進めるから、

他人に振り回されたり、人の持ち物を欲しがったり、

本来の目的とは『あさっての方向』に向いてしまうのです。

ジブン軸もなく、他人の持ち物を欲しがる、

そんなやり方だと『高利貸し』に手を出すのも仕方がありません。

 

最近、叩き倒している『カーボンロッド釣り竿アンテナ』も、そう。

 

そもそも『こんな回路構成』のアンテナが、

仰天するくらい飛ぶわけないですし(-3dBd~-10dBd以上)、

接合部が『C』の働きをするからこそ、

そこで発熱、スパーク・・・等々で劣化したり破損するのです。

発熱、冷却を繰り返せば、接合部が劣化や破損、破断するのも『当然』の結果です。

 

こういうのを『遠回り』で『安モン買いのゼニ失い』といいます。

 

だいたい、3,000円から10,000円程度で、

いくら70,000円くらいのATUをつないだからといっても、

安定的にDXを楽しめるとか、

国内の、JCC、JCG、KUなどが伸びるとか、

そんな『ゆとりのある運用』とは『ほど遠い』といえましょう。

 

私が提唱する『3アマ的運用』こそ『段取り八分』です。

 

・DXCCは、100~250程度でいい

・WACは、そこそこやりたいな

・JARLのADXA、AJA、WASA、WAJA、JCC、JCGは、伸ばしていく

 

これだけでも『そこそこ、きちんと段取りしないと難しいものもある』のです。

 

無線の基本は『ワッチ』に尽きますが、

かといって『誰も出ていない砂の嵐』を聴き続けるのは苦痛です。

ならば、430の呼出周波数を聴くような感覚で、

FT8の運用を導入すれば『時間を持て余すこと』も減少するでしょう。

 

そこで『楽しくやるには、ブルーオーシャン戦略』なのですよ。

 

FT8をやらない方からは『達成感がない』とか、

いろいろ言われますが『DXCC入りやWAC』などを完成したら、

やはり『それなりの達成感がある』ものです。

あとは『どこまでカネをかけるか、かけないか』の見極めでしょう。

 

自分をしっかり持つ、ジブン軸をブレさせないのも大事です。

 

逆に『段取り八分』ができていれば、

ジブン軸がブレるというのは、ちょっと考えにくいのです。

他人がどうしたこうした、そんなものは『ほっとけばいい』ですし、

かといって、参考になるアドバイスは『ありがたく頂く』のも大事です。

 

局長という表現は、あまり好きではないのですが。

 

とはいえ『ひとり局長』、つまり『一人親方』なのがアマチュア無線です。

ならば、仕事で普通にやっている『段取り八分』を、

どうして応用していない局が、こんなにたくさんいるのか不思議です。

 

・カネをあまりかけず

・上記のAWARDを『目下の目標』に置き

・3アマ的運用で、気楽に、気長に楽しむ

 

まずは、このあたりから『段取り八分』を実践されては、いかがでしょうか。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
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●カーボンロッド釣り竿アンテナ(FB-NEWSより)

2023年07月05日 | アマチュア無線<全般>

FB-NEWSに、カーボンロッド釣り竿アンテナに関する興味深い記事が掲載されています。結論を言えば『簡易なQRP用なら、なんとかなるかな』です。間違っても、50Wとか100Wとかのハイパワーで運用すれば、発熱と冷却を繰り返することで『結合部の劣化が激しいため破損事故が多発』です。

【写真:カーボンロッド釣り竿アンテナを、回路図的に表す(FB-NEWSより】
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◆まぁ、私が言うより、FB-NEWSの記事を読み込みましょう。
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▼こちらを、よく読み込んでみましょう▼

特別寄稿/カーボンファイバーロッドによるSOTA用アンテナ|2022年3月号 - 月刊FBニュース アマチュア無線の情報を満載

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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●無線道楽で、何にカネをかけるべきなのか。

2023年07月04日 | アマチュア無線<全般>

ムセン通販屋の宣伝メールに誘導され『思わずポチりました』という声は、相変わらず耳にします。あるいは、ヤフオクなどを眺めて『似たような品を持っている』にもかかわらず『思わずポチる』という消費行動が、私にはあまり理解できません。まぁ、ご自身で稼いだカネを何に使おうが『その人の勝手』です。しかし『ムセンがしたいのではなく、消費行動でストレス発散』なのかな、と。これだと、ブランド大好き『買い物依存症』のオバハンやお姉ちゃんと変わりません。ちまちまとクレジットカードで決済できる程度の買い物で、アマチュア無線を楽しむには『その程度』しか遊べません。やはり『電波を1万kmくらい飛ばしてナンボ』です。さらに、必死のパッチで、一生懸命やったところで『一銭にもならない』ことにカネを遣うのですから、もっとよく考えて、慎重におカネを遣ってほしいなぁと思っています。

【写真:ちまちまポチっとらんで、ドンとアンテナにカネをかけるべき】
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◆無線機より、アンテナにカネをかけるのが大事です。
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例えば、無線機はHFの『IC-7300』を買ったとしましょう。

実勢価格は、新品で120,000円くらいでしょうか。

私の場合、程度のいい中古のIC-7300が新品の半値近くで買えました。

 

さて、無線機だけでは、アマチュア無線を楽しむことはできません。

 

やはり『アンテナ』に、もっと注力すべきだと考えます。

極論すれば、1つのBandあたり『100,000円』程度を目安にしましょう。

IC-7300は、1.9MHz帯から50MHz帯までカバーしています。

 

1.9、3.5、7、10、14、18、21、24、28、50MHzと、10のBandがあります。

 

1つの周波数帯で、仮に100,000円を予算計上するならば、

全バンドをフルカバーするには、

10Band×10万円=100万円かかるという計算に至ります。

HFのハイバンドは、ローバンドと比較して、

アンテナは小さくなりますから、1Bandで10万円はオーバーかも知れません。

 

要は『トータルでバランスを取れば、それくらいはかかる』のです。

 

かつて、団塊の世代が大量退職した頃、

彼らの退職金の『10%』を目安に、販売店はセールスしていました。

大手企業OBの再開組が、アマチュア無線などの『余生の趣味』にかけたカネは、

概ね、200万円~300万円で、ここまでおカネをかけられた方は、

生涯の『居場所』も確保できました。

 

DXを中心に、すでに再開後10年以上もアマチュア無線を楽しんでおられます。

 

金額に仰天されるかも知れませんが、よく考えてみてください。

モノバンドのセンターローディングホイップでも、

1本あたり1万円しますから、10Band揃えたら『10万円』になります。

 

きちんと飛ばし方がわかって、一定限で妥協できるならモビホでも遊べます。

 

とりわけ『1.9MHz帯と50MHz帯は、飛ばすにはカネがかかる』のです。

1本の自立タワーにHFのロータリーダイポールや、

ハイバンドのトライバンダー八木、さらに、50MHz帯の6エレ八木、

1.9MHzは、タワードライブや1/4λのスローパーなどを上げるとなれば、

やはり、ざっくり『100万円仕事』になります。

 

本気でDXをやるとなれば、これくらいアンテナに出費する必要があります。

 

もっとも、自作で再現性がよく、きちんと飛ばせられるスキルがあれば、

ハイバンドのモノバンドアンテナ(DPやGPなど)は、

数千円程度で作れますし、実際に私も21MHzの自作バーチカルでDXをやっています。

 

自作できるまでには、それなりに失敗を重ね『授業料』も払ってきました。

 

昨今、昔を思い出してなのか『カムバック組』が、

安易に『50MHz帯のDX』を軽視したようなことを耳にします。

確かに、オープンすればマジックバンドといわれる周波数帯です。

とはいえ、いくら『よく飛ぶ』とか『まことしやか』に言ったとて、

あの『FT8』でも『50MHz帯で10,000kmを飛ばす』には、

やはり『最低、第二級の移動しない局の最大出力である200W』は必須です。

 

6エレ八木のゲインが『10dB』あると仮定して『200W×10倍=実効2kW』。

 

実際のところ、これくらいやらないと、50MHzでのDXは伸びないのが実情です。

できれば自立タワーなどで『地上高15m』くらいに給電点を置きます。

第二級で移動しない局の最大200Wとなれば『防護指針』を考えても、

それくらいの地上高は欲しいところですね。

 

▲そこそこ楽しむならば『電力は戦力』です。無線も同じです。

 

1.9MHzと50MHzは『国内や近隣諸国でいい』と割り切れば、もう少し安くできます。

 

モビホで各バンドを揃えたって『全部で10万円』かかるのですから、

複数のバンドが乗せられるアンテナでも、

いくら安く見積もっても『3~5万円』はかかるものです。

 

アンテナだけではなく、伝送ライン、ローテーター、ほか付帯設備もいります。

 

人によっては『アパマンなのでATUも』という声もあります。

 

なんだかんだ言っても、結局は『最低30万円』。

そこそこの設備を揃えたら、やっぱり50万円ほどかかります。

 

RIGは10万円程度で買ったとして、

アンテナも同額程度でお茶を濁すならば、

中身は、せいぜい『モノバンドのモビホ』と同様です。

 

RIGと同額で収めてDXをやるとなれば『スキル、タイミング、運・・・』です。

 

やはり、少なくともRIGの2倍額、3倍額を予算計上すべきでしょう。

あとは『自分が何をやりたいのか』の『明確な目標』です。

もうひとつ加えるならば『よき指導者(メンター)を見つけること』です。

 

再開局組のe-ラーニング第二級をメンターにしたって、経験が『中抜け』です。

 

そんな人の『どこが経験豊富なのか聞いてみたい』と、常々感じます。

そもそも、再開局した時点は『旧電話級(現第四級)』がほとんどで、

第四級では『恰好がつかない』と、講習会で『慌てて第三級を取得』し、

講習会では『この勢いでe-ラーニングで2アマを取りましょう!』と、

JARDなんかの策略にノセられて『体裁だけ整えた「ハリボテ2アマ」』の多いコト。

 

それの『どこか経験豊富なのか、聞いてみたい』です。

 

こういう方々のお話は、おしなべて『むかし、ね』と『昔話』ばかりです。

そこに加えて、RIGは一丁前なのを並べている割に、

アンテナは、ATUと釣り竿でお茶を濁し本来おカネをかけるべきところをケチる

 

私は『思わずポチってばかりいるから、思わずケチっているのだ』と感じます。

 

各人の住環境は『さまざま』です。事情はよくわかります。

ならば、今、何がトレンドで、どこに世界のアマチュア局が集まっているのか、

そういうところに視点を向ければ『やっていることがピント外れ』が見えてきます。

 

・1バンドあたり、1万円で遊ぶのか

・1バンドあたり、3万円で遊ぶのか

・1バンドあたり、5万円で遊ぶのか

・1バンドあたり、10万円で遊ぶのか

・もっと、カネをかけるのか・・・

 

どうも『ピント外れな局が多いなぁ』と思う昨今です。

 

また、どのバンドなら『きちんと塁に出られるのか』を見定めるのも大事です。

1バンドあたり、1万円で国内の『キャッチボール』で遊び、

このバンドは、10万円ほどかけて『DXを積み上げていくのだ』と、

ご自身の『得意分野を早く見つける』のも、長続きの秘訣だと、私は思います。

 

最後に。

 

カーボンロッド釣り竿をATUでごまかしたアンテナは、

釣り竿本来の目的とは異なりますので、

目的外使用で『発熱』や『発火』や『出火』を避けるべく、

使用は中止した方がいいと思います。

このところ、カーボン釣り竿の破損事故のお話をよく耳にしますので。

目的外使用ですから、PL保険も対象外ですし、

もし、カーボンロッドの発熱で出火すれば『瑕疵担保責任』はユーザーが負います。

 

アンテナ保険より『火災保険』の方が大事になってきますよ、ホンマ・・・。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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●カーボン製釣り竿をアンテナにするのは一考すべき。

2023年07月03日 | アマチュア無線<全般>

はぁ?カーボン製釣り竿をアンテナエレメントに?、と、今も懐疑的に見ています。カーボン竿自体が『抵抗』ですし、継ぎ目で『放電』とか起きたら、燃えるのではないか・・・等々。

【写真:市販のカーボン釣り竿。中華製で3,000円ほど】
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◆竿を燃やしても、家を焼くな・・・を念頭にしましょう。
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ロッド自体『抵抗』で、継ぎ目も『抵抗』。

 

安易にATUで『マッチングが取れました!』も、

気持ちはわかるのですが、

私のように、FT8で連続CQをハイパワーで出したらどうなるのかな、

と思います。

 

軽量で目立たなく、竿自体がエレメントになるのは『理想』です。

 

しかし、カーボン自体の『抵抗値』が気になって仕方がありません。

導体のエレメントとの比較で、概ね『-3dB程度』というのが定説ですが、

50Wを入れたら50%が熱に消え『25W』しか出ない、というシロモノ。

 

だってね、ダミーロードでも電波のエネルギーは放出されています。

 

そもそも『任意長』の状態のカーボン釣り竿です。

抵抗値があって、エレメント長では『長いのか短いのか』も定義づけしにくい。

 

・長いエレメント:コイル成分(L)誘導性リアクタンスあり(R+jx)

・短いエレメント:コンデンサ成分(C)容量性リアクタンスあり(R-jx)

・長さがピッタリで同調したエレメント:L成分・C成分なし(R)

 

どれにも該当しない『雑な印象』のカーボン釣り竿エレメント、です。

 

これだと、エレメント長が『どこに同調点があるのか』もわからず、

LやCの成分も『よくわからない』です。

給電店のインピーダンスを求めようにも、

どのようにして『ピタゴラスの定理』を当てはめるのか、

私には、よくわかりません。

 

ま、テキトーにATUで・・・は、わかりますがね。

 

いちおう、ロッド全体には『電流』は乗っていると思います。

電流が乗っているということは、

電圧もかかっている、ということです。

接合部(継ぎ目)が『けっこうな高温(体温級)』になると聞いています。

各々の継ぎ目で熱に変わるということは、

やはり、ロッドには電流分布が『それなりにある』のは、理解しています。

 

いろんな方の『試してみましたブログ』を見ましたが・・・。

 

なんか、30年ほど前に流行った『アイソトロン』みたいなコイルを付けたり、

今流行りの『ATUで同調が取れました』というものばかりです。

実際に『どこから電波(エネルギー)が放出されるのか』は興味があります。

まぁ、ロッドからも放出されるでしょうし、

 

GND(カウンターポイズ、ラジアル等)や同軸からも放出されているでしょう。

 

また、ATUも『ベースローディング』と見立てれば、

ATUからもエネルギーは放出されるでしょう。

 

GNDに落とすのではなく、

カーボン釣り竿を2本用意して、ダイポール風に仕上げ、

給電部にはバランの代わりに『ATU』を入れてみたらどうなるのかな。

 

まぁ、奇特な方は『自己責任』で試してみてください(私は、しません)

 

そんなとき、『実験大好きMNL』さんが、

とても興味深い動画を配信されていますので、

リンクを貼っておきます。

▼こちら▼

 

ものすごい発熱で、私は『こんなの使う気にならん』と実感です。

 

ムセンの通販屋さんが『カーボンロッドアンテナを開発!』と、

大々的に宣伝されていますが、

万一『発火』や『損傷による落下事故』などが起きた際、

PL保険やら『瑕疵担保責任』はクリアしているのかな・・・と、

他人事ながら、少し心配しています。

 

え?『自己責任で』ですって?、それは『販売者の責任放棄』じゃないですか?

 

アマチュア無線のアンテナが発火や出火で『火災事故』など起きようものなら、

昼下がりのワイドショウの『ネタ』になるでしょう。

 

まぁ、QRP局が、手軽にアッテネーター(簡易ATT)にするとかなら、

そんなに危険性はないと思いますが、

50Wで、ATU直接給電しても『-3dB』と仮定しても、

25Wしか出ないのですから、そんなに性能のいいアンテナとは言えないでしょう。

 

アンテナをケチったら、あきません。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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●3アマ的運用は『ブルーオーシャン戦略』です。

2023年07月01日 | アマチュア無線<全般>

JARDを儲けさせるためなのか、e-ラーニングでの第二級者が増え、第二級目線の話題が増えたような気がします。知識向上の視点で資格取得は『大いに結構』だとは思いますが、自分を見失わないように『地に足を付ける』のも『大人の趣味』としては大事な要素だと思っています。

【写真:自分にとっての『価値』を考えると、ブルーオーシャン戦略がわかる】
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◆誰が何と言おうが、が『肝心』です。
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結論を言うと『業界の家畜』になるために『仕事で社畜』には、なるな、です。

 

50.313MHzなどで、大陸間のDXで、安定的に運用するのは、

やはり、15mhくらいのタワー等で、

10エレくらいの10dBdの八木が必須だと痛感しました。

防護指針を考慮するとハイパワーでDXするなら、

地上高も必要ですし、楽しむにはゲインのあるアンテナが必要です。

 

この『頃合い』、どこで手を打つか・・・案外、難しいです。

 

50MHzでDXを安定的に楽しむには、

やはり『200W免許』で『アンテナは10dBd』くらい、

実効輻射電力は10倍の2kW以上・・・、

こんなところが『標準装備』のようですね。

 

確かに、これが『標準装備』といえば、標準装備だと思います。

 

とはいえ、パスがオープンすれば『マジックバンド』ですが、

パスが開かないときは『死海』です(笑)。

 

私の周囲には6mのDXerも多いのですが、

死海で釣り糸垂れても、あかんやろ』と、冷やかしています(笑)。

 

3アマ的運用で、50MHzでDXをやるより・・・。

 

50MHzでDXするには『おカネがけっこうかかる』割に、

オープン時間が短く、砂の嵐?を相手に『ほとんど、ワッチ』で、

なおかつ『おカネ持ちで時間のある人(ヒマ人)』でないと無理があります。

ほとんど『無言の行』ですか・・・と言いたくなります(笑)。

 

要は『定年退職』で『退職金をたんまりもらって』『なおかつ時間がある人』。

 

・1.9MHz帯:トップバンド。ANTもタワードライブ等。カネと広い敷地が必須

・50MHz帯:マジックバンド。ここも、地上高とハイゲインアンテナが必要

 

160mBも6mBも、どっちも『両極』で『カネがかかる』のが実情ですね。

 

3アマ的運用を徹底するならば、WARCバンドを含めた、

7・18・21・24・28MHzのDX狙いの方が、

コスパがいいな、と感じます。

 

まぁ『せからしい(落ち着きのない)運用』も、時間の浪費につながりますが。

 

趣味はカネがかかって当然・・・家族から見たら『いい迷惑』だったり(笑)。

 

確かに200Wは魅力ですが、上には上がいるもので、

公称1kWの数kWerが『うじゃうじゃ』と居ますので、

あちらは、まさに『レッドオーシャン』です。

 

なんで、みんな、そんなに『争い』が好きなのかな・・・。

 

私が、10・14MHzを指定事項から外すのは、

やはり、レッドオーシャンの醜い争い(笑)に、

過去の経験上『嫌気が差した』等々の理由なのですねぇ。

 

ま、サイクルボトム期は、10・14MHzは必要かも知れません。

 

ホンネは『意外と楽しいのは、10MHz』と感じます。

短波放送の31mBは、国際放送のメインストリートで、

このバンドは、HFでも一番安定的に飛ぶと感じています。

太陽活動の影響を受けにくい10MHzは、魅力のあるバンドです。

 

サイクルピークに向かう今は、ハイバンドで遊ぶのがラクちんですね。

 

とはいえど、7MHzでも、モビホでWACができていますから、

運用テクニックとタイミング次第で、どうにかなるものですね。

GNDがしっかり効いていたら、そこそこの出力で、モビホでも遊べます。

 

なんやかんや言うても『所詮は、遊び』です。頑張っても一銭にもなりません。

 

昨今、e-ラーニングの第二級が増えていますし、

巷の話題も『第二級目線』が多くなりました。

第三級が『通過点』に成り下がった感が強いのが残念です。

資格の上では『第二級』でも『電界強度計算書添付』程度で『あたふた』。

これのどこが上級資格やねん、とか思いますで、ホンマ。

 

第三級でも、工夫次第でかなり遊べますし、イチバンコスパがいいのも第三級。

 

JA1AA・故庄野OMは、ハムライフの後半はQRPでした。

28MHzのループ系でゲインを上げて、出力を下げ、

5mWのCWでWACを完成されたり・・・。

 

いかに、24時間365日という『平等に与えられた時間』を、

自分にとって『楽しいなぁ、有意義だなぁ』を感じるかでしょうね。

それが、本当の大人の趣味なのじゃないかな、とか思っています。

 

極端な考えですが『カネでDXを買う』ような運用は、

私は『どうなのかな』と感じること、多々です。

まぁ、多少は初期費用はかかるのは、仕方がないですが・・・。

 

・ARRLのDXCC(ま、100エンティティ程度から250エンティティでいいか)

・JARLの各種AWARDとか、組み合わせ

・eQSLやQRZ.com等のAWARD等も

 

みんながやっているから・・・では、

やはりレッドオーシャンに突入ですし(笑)、

自分なりの工夫や組み合わせで、

他者の邪念が入らないブルーオーシャン戦略、

やはり、これが生涯、この趣味で遊ぶ秘訣でしょうね。

 

いつも、ブログで書いている内容ですが、

半径10,000km圏内に、100エンティティ以上ありますので、

無理のない範囲で、地道に続けていけば、

『どないなと、楽しめるやん』と、ローカルと話しています。

 

この趣味は、自分を見失うと、

ナンボでもおカネがかかるトラップが仕掛けられています。

私は、なるべくおカネをかけずに楽しみたいと思っています。

 

そもそも、アマチュア無線は資格取得以外の『教育システムがない』方が問題です。

 

上級も『あれば、あるに越したことない』でちょうどですよ、ホンマ(笑)。

あったらあったで、カネを遣わすトラップが待っています。

 

ムセンに限らず、例えば『ゴルフ』とかだと、

腕はともかく、高価格のクラブを揃えたくなります。

コースを回る際に、ゴルフ場へ行く車も『エエ車、乗ってはりますやん』とか、

そういう『見栄の張り合い』の『いらん消費』がついて回るのも、

似たようなもんかな、と思っています。

 

カメラ、楽器、車やオートバイ、キャンプ・・・、

世の中にある『おっさんの道楽』って『見栄をあおる消費だらけ』ですね。

 

業界の都合?で『上級、上級』と煽られて、

周囲の目を気にして『e-ラーニング』で『第二級』を『買う』。

そして、200Wの免許状を『見栄のために手に入れる』。

ここまでで、ざっくり『60,000円』ほどかかります。

さらに、200Wを名実とも・・・にするにはRIGやリニアも買う。

アンテナやタワーを建てて・・・。

 

もう『業界の家畜』になるために『仕事で社畜』になる・・・。

 

ぜひ、ブルーオーシャン戦略で、楽しく遊びましょう。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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