Anaheim Cell Church

Cell Church(家の教会)の様子をお伝えしています。

天国が近くなった日

2012年10月26日 | うちわネタ
こんにちはAKOです
10月半ばに入り、日本はめっきり秋めいて、
アメリカに帰ってきたら、やっぱり日中は暑いけれど、空は秋空でした。

私の父、千次が74歳で天国へ召されました。
呼吸停止と病院から連絡を受けた母と弟が駆けつけたけれど、間に合わず、静かに亡くなったそうです。
聖書は、命には神様からの使命があるとはっきりと言っている。人の命には意味があるのだ。

飛行機の中でずっと父の思い出を思い巡らせた。
私の父は、一見子煩悩でもなく、家族を大切にする風でもなく、わがままで、病気なのにお酒飲んで、家族を悩ませる人、と思ってたのに・・・・
父の優しさだけが思い出されて、
父がどれだけ私たち家族を愛し、大切にしてきたか・・・それだけしか思い出されなかった。

父の入院後、母が見舞いに行く度に、父からは「感謝の言葉と、母を労わる言葉」しかなかったという。
母が畑の苗の写真(父は畑仕事が大好き♪)を持っていくと、「おめぇ~植えたんかぁ。おめぇは、たいしたもんだな。」と母を誉めて喜んだという。
母が帰る時も、「そうだな、こんなところに長く居ちゃ、いけねぇ。早く帰れ。」と言って、母が見えなくなるまで手を振ってくれた父に、母はいつも慰められていた。

私はずっと父と母が神様の思いにふさわしい夫婦になってほしい、夫婦が本当の和解をしてほしいと祈っていた。
元気だったころの父は、母にあまり優しくなかったし、母も父を尊敬してなかったし、父への文句も沢山あったのを私は知っているから。

父がイエス様を信じてから、聖書をよく勉強したわけでもないし、熱心に教会へ通う人でもなかったけれど、洗礼を授けてくれた牧師の話だけはよく聞いた。
教会の帰りに心が軽くなった父は「あの先生は本物だな!」と母に言っていたという。
お父ちゃんにわかるんかな・・・と思った私だけれど、父の霊はよく理解していたんだね。
その父に神様が触れてくださって、父は本来の父らしく、最期は神様のご計画通り「愛の人」へと変えられたと思う。

だって、父の愛が、母を完全に変えてしまった。
母は父によく仕え、よく見舞い、手をもみ、足をもみ、手紙を書いていた。
その手紙や写真を父は病室にベタベタと貼っていた。
ありえない、夫婦の仲の良さ!!!!

父が天国へ行ってもうすぐ一ヶ月。
母が今でも車を運転していると、父の優しい言葉、私たちを笑わせた言葉が思い出されて、
涙すると言っていた。
そんな話は、娘の私の心を癒す。
両親の愛情のこぼれで子供は育つと言うけれど、愛情のこぼれで、傷ついた心も癒されるんだね。

父の死をとおして、私たち家族が、暖かい涙で傷が流され、癒されている。
父は死んじゃったけれど、父そのもの(霊)は天国で元気にしているので、心は明るい。
天国に父が居ると言うのは、なんとも日本よりも近い感じなのである


なんだか死んだ人の話で申し訳ない。
でももう少し、父の話をブログに残したいと思っています。
もう少しお付き合いください。

あなたの上に慰めがありますように。平安がありますように。祈ります








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2 コメント

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鶴ヶ島を想います。 (土田美恵子)
2012-11-02 16:01:28
お父様のご訃報に驚いています。
何回かお伺いした鶴ヶ島のお宅で、1回だけお会いしたことがあるお父様を想い出していました。
今は天国におられるのですね。
喪失感もこれからあると思いますが、天国での再会は大きいですね。

私も、なんだか久しぶりに鶴ヶ島に行きたくなりました。
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ありがとう! (ako)
2012-11-05 15:08:10
美恵子ちゃんは父と会ってくれてたんだったね。
思い出しました。ありがとう。
日本へ帰る機会が会ったら、ぜひ、鶴ヶ島へいらしてくださいね。母と祈りのときがもてるといいな。
いつも、ありがとう。 韓国での宣教の働きのため、祈っています。ファイティング!
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