著者の寺田さんのバイタリティに脱帽です。
ブックカバーの折り返しに小説の概要が以下のように記載されています。
「訪れた国は約100カ国,旅歴40年のトラベルジャーナリストが,セカンドステージの舞台に選んだのは,東京の離島の古い小さな港町,波浮港。こよなく愛するコーヒーを相方に営む「ハブカフェ」は,いつしか地元の若者や観光客が集う「ハブ」として地域で欠かせない存在になった。いくつもの偶然に導かれ, . . . 本文を読む
共働き世帯の子供の居場所がない。
杉並区長が多様な居場所を用意すると述べています。
前にも書いたけど、ボクには理解できない政策です。
なぜ子どもの居場所が必要なのか?
この記事によれば,子供の居場所がないと親が仕事をセーブしなければならないからだというのです。
では子供はどう思っているのか。
そうした子供目線の記載がないんです。
子供は自分の意思にかかわらず,夏休みも冬休みも土曜日も早朝から夕方 . . . 本文を読む
ブックカバーの折り返しに小説の概要が以下のように記載されています。
「冷戦終結後,世界は新たなモードに突入していた。中国の台頭にどう対処するか? 北方領土をめぐるプーチンとの駆け引き,北朝鮮の核の脅威,トランプとのディール。そして国内でも長期政権を脅かすいくつかの陰りが現れていた。安倍晋三が対峙した『宿命』とは?」
600ページを超える読み応えのある内容でした。
上巻の感想でも書いたけど,ボク . . . 本文を読む
ブックカバーの折り返しに小説の概要が以下のように記載されています。
「友近克也は父・善次郎が築いた馬牧場を出た。兄嫁となる女性に想いを残して……。行くあても帰る場所もない、ただ生きるための流浪の旅だった。町々にはびこる悪徒に、容赦なくとどめを刺す克也。暴力と策謀が渦巻く荒野の果てに、安住の地はあるのか? 北海道開拓期。過酷な運命に立ち向かう家族、そして男女を描く連作短編集。」
明治初期の北海 . . . 本文を読む
著者は,「にぎやかな過疎」とは「過疎地域にもかかわらず、にぎやか」という,一見矛盾した印象をもつ農山漁村のことだとしています。
それは著者の思いだから否定はしないけど,「はしがき」を読み進んでいくと,「山村は消滅しない」などという本を出していることがわかります。
これは「地方消滅論」への反論だそうです。
農村は試行錯誤をしながら内発的な発展に取り組んでいると言いたいことはわかるけど,その程度で地 . . . 本文を読む
表紙の写真が不気味です。
これをどのようにとらえればいいのだろうか。
いじめ,孤立,引きこもり,そして現代社会の深刻な問題である8050。
そこに絡んでくる殺人事件。
その展開にちょっと無理があるかなと思いました。
本の帯には小説の概要が以下のように記載されています。
「ホームレスの老女が殺され燃やされた。犯人草鹿秀郎はもう18年も引きこもった生活を送っていた。彼は父親も刺し殺したと自供する。 . . . 本文を読む
著者の今田 重太郎さんは,1924年に奥穂高岳の白出のコルに,穂高岳山荘の前身である穂高小屋を創設したことで,山に登る多くの方はご存知のことと思います。
著者は1898年に,岐阜県吉城郡上宝村に生まれ,ガイドとして秩父宮に随行するなど,黎明期の北アルプスを多くの登山家を案内したほか,山小屋の主人として登山道整備,遭難救助など,穂高連峰の安全や登山文化の発展に寄与されました。
標高3000mを越す . . . 本文を読む
樋口氏のシリーズ最新版です。
今回の舞台は谷川岳と北岳です。
現場の山の様子を頭に思い描きながら,山岳救助隊員と救助犬の活躍を楽しませていただきました。
ブックカバーの折り返しに小説の概要が以下のように記載されています。
「谷川岳一ノ倉沢。魔の山と呼ばれる超難関ルートで二人の登山者が
登攀中に滑落、一名が死亡。
救助された川越は、死亡したバディの田村が自分でザイルを切ったと証言、
事故として処 . . . 本文を読む
そもそも「私たちはなぜ税金を納めるのか」。
本書では,第1章で「税とは何か」という基本的な疑問をわかりやすく説明しています。
税に歴史についても面白く読むことができました。
ブックカバーの折り返しに,作品の概要が以下のように記載されています。
「税を納めたくないという思いはどこからくるのだろう? 政府を選んで、税の使途を選択し,払うことで社会は変えられる。税制の歴史,問題点や展望を見つめ,民主 . . . 本文を読む
宮田 八郎 (著)とありますが,氏は2018年に伊豆の海にてシーカヤックで遭難されており,この作品は,宮田氏が生前に書き溜めておいた原稿をまとめて発刊した遺稿集です。
ブックカバーの折り返しに,作品の概要が以下のように記載されています。
「山岳遭難の現場ではいったい何が起きているのか。長年、穂高岳山荘を基点に、遭難救助の最前線で活躍し続けてきた宮田八郎が、山岳レスキューの実態をつぶさに紹介する。 . . . 本文を読む