パンの仏道日記

仏道の思いを自由気ままに、勝手に記す。
時事問題を考える。市民運動を推進する。

米無人機、国際法違反も=アフガンで民間人犠牲-国連報告者

2009-10-29 02:06:04 | 国際情勢
時事通信の記事より。
米無人機、国際法違反も=アフガンで民間人犠牲-国連報告者
 【ニューヨーク時事】国連のアルストン特別報告者(処刑問題担当)は27日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、米軍がアフガニスタンなどで行っている無人機による空爆は多数の民間人犠牲者を出しており、無差別殺人を禁じた国際法違反の可能性があると語った。
 同報告者は、このところアフガンとパキスタンで米軍無人機の使用が増加していると指摘。その上で、「わたしの懸念は、無人機が国際人道法や国際人権法に完全に違反して運用されている可能性があることだ」と述べた。
 無人機による空爆は国際テロ組織アルカイダや反政府勢力タリバンを標的にしているが、民間人が巻き添えになるケースが頻発し、駐留外国部隊に対する地元の反発につながっている。(2009/10/28-15:47)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009102800576
バイデン副大統領は、無人機や特殊部隊の増加によって、アルカイダをやっつけようといっていた。無人機による民間人が巻き添えになることは考えないのだろうか。この戦争をはやくやめるべきだ。

アフガンへ増派 人口集中地域へ配備 米紙報道

2009-10-29 01:10:12 | 国際情勢
産経ニュースより。
アフガンへ増派 人口集中地域へ配備 米紙報道
2009.10.28 18:39
 【ワシントン=有元隆志】28日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、米政府当局者らの話として、オバマ政権がアフガニスタンの人口集中地域10カ所を重点的に防衛するため、米軍を増派する方針を固めたと報じた。オバマ大統領は最終的な決定を下していないものの、もはや焦点は増派の規模だという。ただ、10月のアフガンでの米兵の死者数が過去最悪になり、アフガンに駐在していた米外交官が対テロ戦に反対し辞任するなど、大統領を取り巻く状況は厳しさを増している。 

 同紙によると、増派される兵力の人口集中地域への重点配備は、住民の安全対策を重視するアフガン駐留米軍のマクリスタル司令官と、大規模増派に反対するバイデン副大統領との折衷案。イスラム原理主義勢力タリバンを、米国への直接的な脅威はないとして完全に掃討することは断念し、国際テロ組織アルカーイダへの攻撃を強化する。

 ケリー上院外交委員長(民主党)は27日、オバマ大統領が増派に関する決定を、来月11日から日本などを歴訪する前に発表するとの見通しを示した。

 米紙ワシントン・ポストによると、マレン議長らはこのほど、4万4千人増派と、1万~1万5千人増派の2つのケースについて、極秘のシミュレーションを行った。マクリスタル司令官はタリバンを人口集中地域から排除し治安維持にあたるためには、4万4千人が必要だと主張している。

 1万~1万5千人の増派の場合は、路上爆弾の処理など支援部隊としての役割と、アフガン軍育成にあたる。ただ、この場合、タリバンからアフガン南部などの支配権を奪還することは短期的には困難だという。

 一方、アフガン南部の地方復興チームを担当していた海兵隊出身のマシュー・ホー上級代表(36)が、9月に辞任したことが明らかになった。辞任の理由は、米軍の存在こそがタリバンなどの抵抗活動を活発化させており、対テロ戦は米軍の犠牲を払う価値がないものだ-というもの。それだけに波紋を広げ、アフガン・パキスタン担当のホルブルック特別代表らが慰留するほどだった。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091028/amr0910281839008-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091028/amr0910281839008-n2.htm

さて、オバマさんは、どうするのだろうか。タリバンとアルカイダとの違いを認識することは大変いいことで、やっとか、と思ってしまいますが、おそらく、パキスタンのあちこちに散らばり潜伏するアルカイダをどうやって、探し出し、やっつけようとするのだろうか。疑問である。もう、アメリカは何もできやしない。はやく、この戦争を終わりにしなければならない。