エウアンゲリオン

新約聖書研究は四福音書と使徒言行録が完了しました。
新たに、ショート・メッセージで信仰を育み励ましを具えます。

心が燃える

2013-05-15 | ルカによる福音書
 エマオに帰ったこの二人は、心が燃えるのを覚えました。燃えたらどうするのか、というと、エルサレムに戻るのです。「そして、時を移さず出発して、エルサレムに戻ってみると、十一人とその仲間が集まって、本当に主は復活して、シモンに現れたと言っていた」(ルカ24:33-34)というのです。やはり、エルサレムしかありません。キリストがそこへ向かったエルサレム、そこから福音は世界に拡がります。この弟子たちは、諦めて帰ろうとしたところを、復活のイエスと出会い、そうではなくまた新たな歩みを始めるのだという決意をしたかのようです。まさにそれは、この時、同時でした。燃えていたことに気づけば、その時からがスタートです。猶予はありません。いえ、本当にもうその時に、神の時がすでに始まっているのです。たとえそれが、食事の始まりであったとしても、始まりは始まりです。この描写からすれば、たしかにこれは食事の始まりであったので、これをもし演劇にすると、えらく慌ただしく非現実的になってしまうかもしれません。実際夜中であったということになるでしょう。しかし、霊的事実とはそのようなものです。着いたのはエルサレム。じゃあエルサレムとはそれほど近いのか、そんなことを議論する必要はありません。これは霊的な事実なのですから。
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