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ジャッピー!編集部日記

映画の雑誌「ジャッピー!」編集部の活動記録です。

ええモン観させてもらった

2007-11-16 01:53:30 | 映画を観た
男は働く、食う、本を読む、寝る。女はメシを作る、食う、寝る。

ただそんだけしか写ってない映画なのに、何ゆえにこんなに豊かなのか! (みぶ)

「愛の予感」 11/24よりポレポレ東中野ほかにてロードショー

公式サイト

椿三十郎

2007-11-10 20:28:16 | 映画を観た
リメイク版の「椿三十郎」を観た。

あの完璧な黒澤版と比べてけなすことはヤボなので、三船だったらとか、加山雄三だったらとか、仲代達矢だったらとか、オリジナルと比べた細々した違和感(そしてとあるシーンについての決定的な違和感も)について多くを語るのはここではやめておくが、意外なことにこれが楽しめたのだ。

黒澤版のシナリオをそのまま使用しているせいもあると思う。ホントよく出来た物語だなぁ、と感心してしまったわけで。脚本って本当に大事なんだな、と再確認してしまった。

こういう映画が、黒澤を知らないような人たち(たとえば松山ケンイチにキャーキャー言うような若い女子など)にどういう風に届くのか。個人的にはものすごく興味がある。(みぶ)

ONCE ダブリンの街角で

2007-11-08 00:53:36 | 映画を観た
渋谷のシネアミューズで初日が前回満員御礼という噂を聞きつけて、興味本位で『ONCE ダブリンの街角で』に行ってきた。

どれどれ、どんだけ楽しませてくれるのかな、なーんて上から目線で観に行ったんだけど、参りました。これ、すげーいいです! 

こういう大人向けの地味ィな物語がヒットしてるなんて、ちょいといい話ですよ。現代の美談ですよ。

ギターストロークのザクザクした音が身体中に染み渡り、ピアノの音に包まれてるような感じになって劇場を後にした。いつもなら渋谷の雑踏のノイズがあまりにもすごくて、帰るときには映画の余韻なんてふっとばされて白けちまうモンなんだけど、今日は音楽に守られているような感じがした。今でも少し残ってる。(みぶ)


公式サイト


スポーツと映画

2007-11-04 02:16:59 | 映画を観た
渋谷の名画座、シネマヴェーラ渋谷の「スポーツする映画たち」という特集が個人的にちょいと熱い。

特に今日やってた『一刀斎は背番号6』はすげー映画だ! 菅原謙二のまっすぐな可笑しさ、浦辺粂子の芸達者ぶり、春川ますみの妖艶さなど、見どころも満載な快(怪?)作。本物の稲尾とか、実在のプロ野球選手も多数出ているらしい(野球はあんま興味ないんで、オイラにはよく分からなかったが)。
11/7(wed)、11/9(fri)にも上映がやるので、ゆめゆめお見逃しなさらぬよう。

ハナ肇が鬼コーチに扮する『おれについてこい!』もいいぞ!(みぶ)


シネマヴェーラのサイト

ええモン観させてもらった

2007-10-13 01:48:04 | 映画を観た
ここ5年で最高のサスペンスアクションは? と聞かれたら、オイラは躊躇なく「ボーン」シリーズを挙げるね!

この傑作をものにしたポール・グリーングラスっつう監督の名前は覚えておくべし! (みぶ)


『ボーン・アルティメイタム』(11/10より日劇1他にてロードショー)

公式サイト

アクエリオン行ってきた

2007-10-12 03:19:27 | 映画を観た
トランスフォーマーみたいな変形ロボが出てきてたが、こちらが先なんだろうね。

お客さんはオタクみたいな人が多いのかと思ったら、意外に女子が多かった。

ギリシャ神話みたいな、どことなく耽美的な世界観のあるアニメだからなのかね。それともパチンコ屋の影響かね。(みぶ)

ええモン観させてもらった

2007-08-07 00:21:54 | 映画を観た
90分強でこの密度は一体?

漫画の熱気をそのままに詰め込んで、根性のねぇオイラに熱さをくれたこの映画。たとえ谷口キャプテンの台詞が棒読みだとしても、スクリーンに映っているのはまぎれもなく谷口だという奇跡。つうかキャストがみんなありえねぇ奇跡。

スタッフの皆さん。調子に乗って、丸井キャプテン編、五十嵐キャプテン編とどんどん作っちゃってください! (みぶ)


『キャプテン』 8/18より全国ロードショー
キャプテン公式サイト

ええのう

2007-08-06 01:54:25 | 映画を観た
北野武、黒沢清、栗田豊通…。ありえないぐらい豪華な講師陣が話題になった東京藝術大学の大学院映像研究科の上映会に行ってきた。

これだけの講師に指導を受けて、なおかつ映画でもよく見かける俳優さん(たとえば前田綾花、中村優子、甲本雅裕とか)が出演してくれるような贅沢な作品作りの環境に、思わず嫉妬しちまったぜ。(みぶ)


大学のサイト

ええモン観させてもらった

2007-07-27 00:19:57 | 映画を観た
オイラも含めて、怒りを忘れたニッポン人の皆さまへ。

怒ることとはどういうことか、この映画が教えてくれる。生きることは決して他人事じゃないんだと。

オイラなんか怒りながら泣いちまったぜ。(みぶ)



『シッコ』(8/25)渋谷シネマGAGA!ほか全国ロードショー
公式サイト

スイッチを映画モードに切りかえ中。

2007-07-17 00:18:30 | 映画を観た
そうなんですよ。土曜日は昼間、下高井戸シネマにてロバート・アルトマン監督の遺作『今宵、フィッツジェラルド劇場で』を観て、その足で渋谷東急のぴあフィルム・フェスティバルのアルトマン特集上映『ナッシュビル』に駆けつけました。
遺作となった『今宵、フィッツジェラルド劇場で』と、70年代の『ナッシュビル』。これがホントに変わらないんだ。どりらもカントリー音楽を題材にした群像劇なんですね。
でも、変わらないようで変わってる。『今宵、フィッツジェラルド劇場で』は、とても内向的に小さな世界の終わりを描いていて、『ナッシュビル』は、ナッシュビルに集まる人々をアメリカ社会全体の縮図のように描いています。
『ナッシュビル』は大勢の俳優が出ていますが、当時無名だったジェフ・ゴールドブラムがヒッピーのバイカーだったり、若くてナイーブな兵隊がスコット・グレンだったりと、いろいろ発見もありました。
アメリカ社会を描いているといっても、特に社会批判とかメッセージがあるわけじゃなく、大勢の登場人物の小さなエピソードを、そのまんま映し出してるだけなんです。しかし、心を揺さぶる瞬間が何度もある。
なかでもキース・キャラダインが、小さなライブハウスで、年増の女(リリー・トムリン)に向けて、歌を唄うシーン。これがいいんだなあ。カメラがフッとリリー・トムリンの顔を映すだけで、彼女も歌を受け止めているのが分かる。同時に、変なレポーターのジェラルディン・チャップリンも、L.A.から来た色情娘シェリー・デュヴァルも、自分のための歌だと思ってちょっと笑ってる。こういうのも可笑しいんだ。

で、今日(月曜日)は、同じく渋谷東急にて、そのキース・キャラダインとシェリー・デュヴァル主演の『ボウイ&キーチ』を観にいったら、今度はジャッピー!副編集長、中島さんに会いました(笑)
『ボウイ&キーチ』もまた、素晴らしい映画でした。ひたすら上手いなぁ・・・と感嘆し、ウットリと映画を堪能しました。それにしてもアルトマン映画のシェリー・デュヴァル、あんなに貧相な女の子がどうして魅力的に映るんだろう。
ボウイとキーチがベットの中で、「キチキチ・クー」「ボイボイ・プー」と言いあうシーンが、たまらなく愛おしいです。(池田)

二本立てのポスター

2007-07-12 00:50:36 | 映画を観た


両作品とも、意図的にコマ落ちやフィルムノイズを全編に加工し、使い古したフィルムのような感じにして、浅草とか新橋とかの場末の名画座で二本立てを観ているような気分にさせてくれる。特にロドリゲスの方は、そのエフェクトすらも演出の一部にしてしまって、感心した。

ちなみに2本の間(日本上映版では『プラネット・テラー』上映前だと思う)に、ロドリゲス撮影、編集によるフェイクの予告編(メキシコ人の殺し屋が大統領暗殺を企てるが、仲間の裏切りにあって、逆に復讐をするという話らしい)が挿入されていて、アドレナリンを上げてくれます。

本当にB級映画、そして映画館好きな連中が作った作品といった感じで最高。(みぶ)

同時上映

2007-07-12 00:36:47 | 映画を観た


タランティーノが直球なら、ロドリゲスは変化球だ!
かっちょ良すぎてションベンちびりそうになった。(みぶ)

『プラネットテラー in グラインドハウス』 9/22よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国ロードショー


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