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ジャッピー!編集部日記

映画の雑誌「ジャッピー!」編集部の活動記録です。

『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』会見の写真3

2007-06-18 22:30:11 | Weblog
ども。

小学館と吉本が作った神保町シアターのオープニング上映で、川本三郎さんセレクションのクラシック映画が上映されることになったそうです。

それはおいといて、とりあえず今日ので写真は終わり。ジャンゴの絵コンテが会見場に飾られていたので、思わずパシャリ。これ、三池監督が描いたんでしょうか? (みぶ)

『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』会見の写真1

2007-06-15 22:00:07 | Weblog
ども。

宮崎あおいさん結婚ということで、ジャッピー!スタッフのモチベーション低下が心配な壬生です。

25号、ちゃんと出ますよね?

それはおいといて、とりあえず、下記の池田さんの記事に補足して、
会見で撮った写真を何回かに分けてアップします。

とりあえず最初は、西部劇のセットの前に鳥居がドーンとそびえ立つ会見場の写真から。これを見ただけでも、ジャンゴの世界観が垣間見える気がしませんか? (みぶ)

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

2007-06-13 03:09:43 | Weblog
どうも。荒野の映画館・館主の池田です。
先日行ってまいりました。場所は日比谷・帝国ホテル。三池崇史監督の新作『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』のクランク・アップ記者会見です!
ジャッピー!編集部の無頼派酔いどれライター・壬生君のとこに招待状が届いてたんですが、僕も行かないわけにいかないじゃなですか。つうか、どうして僕を呼んでくれないかな、ソニー・ピクチャーズ(笑)。帝国ホテル前で壬生君と待ち合わせ、会場に向かいます。しかしよく考えたら、帝国ホテルってこういう機会じゃないと入れないよね。

会見前に7分ほどの映像が流されたのですが、この映画、かなりクレイジーです。源氏ギャングと平家ギャングが争う町にガンマンがやってくるという無国籍アクションを、全編英語で撮るという無茶な映画。スゴイです。拳銃とガトリングガンと日本刀が入り乱れる、とんでもない映画になってそうです。

会見が始まり、主演の伊藤英明を始め、伊勢谷友介、安藤政信、香川照之、そして俳優として出演しているクエンティン・タランティーノ!桃井かおりと木村佳乃は着物姿で!それから三池監督が入場。壮観です。
会見に出席された方々だけでも超豪華キャストですが、他にも佐藤浩市、石橋貴明、堺雅人などなどが出演の大作映画なんです。
当然、野郎どもは熱狂するでしょうが、これだけイイ男を揃えれば女性の観客も掴めるでしょう、きっと。

記者の「撮影中に苦労したエピソードは?」なんて質問に、伊藤さん伊勢谷さんあたりが中心にコメントして、タランティーノが質問の倍以上のコメントをして(しかも通訳が入るから余計に長い)、桃井かおりさんが全体をシメる、という感じで進みます。
しかし、ポツポツとスポーツ新聞やインターネットに載った会見の記事を見ましたが、「伊勢谷と木村、熱愛についてはノーコメント」とか、「桃井、野ションが何よ」とか、何ですかねマスコミって。もうちょっと映画のこと、ちゃんと紹介しましょうよ。

主題歌を歌うのは、ジャパニーズ・ブルース・シンガー、北島三郎!ルイス・バカロフ作曲「続・荒野の用心棒」のテーマの日本語カバーです。会場で少し流れてましたが、これはいいですよ。紅白イケます。今年の年末は北島三郎の唄う「ジャンゴ~さすらい~」で終わる、なんてことも夢じゃないです。

桃井さんも言ってましたが、日本映画のワクを越えて普通に海外に出ましょうよ、この映画で。
本編をまだ観てないのに言うのも無責任ですが、ちらっと観た映像の感じだと、ヨーロッパでは間違いなく受けますね。イタリア、スペイン、フランスあたりの観客は絶対に熱狂すると思います。マカロニ・ウエスタンの本場ですから。あとメキシコとか南米もイケるでしょう。アジア圏ももちろん大丈夫。
アメリカ人はどうかなあ・・・。そりゃアメリカの映画マニアは興奮すると思いますよ。でも一般受けはどうだろうな・・・。
たぶんね、ハリウッドはリメイク権を買いますね。一般のアメリカ人って外国映画を観ないですからね。
そうなるともう、アメリカの西部劇をヨーロッパで作ったマカロニ・ウエスタン、それが日本でスキヤキ・ウエスタンとして蘇ったのを、またハリウッドで作る。そしてよく考えたら大モトは黒澤明の映画だったりして、もう何重にも折り重なって、何がなんだか分からないけど地球はひとつ、みたいなことになるんじゃないかな。

ちなみに三池監督の野望は、タランティーノと共同経営でアメリカでスキヤキ・チェーン店を経営することらしいです。(池田)

『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』公式サイトはこちら。

編集部の午後

2007-06-07 01:23:26 | Weblog
今日は昼下がり、「中南米マガジン」編集長・Kさん(一応伏せ字で)が来ました。
実は僕、「中南米マガジン」さんで「中南米映画を制覇せよ!」というコーナーを書かせてもらってまして、今回は『ボンボン』というアルゼンチン映画について書いてます。最新号、印刷所に入稿したとのことですので、みなさんよろしくお願いします。
そんなこともあって、最近よくKさんと会います。むしろジャッピー!のスタッフよりも頻繁に顔を合わせてるかもしれない。僕もジャッピー!編集部では窓際に追いやられてリストラ寸前なので、いっそのこと移籍しちゃおうかな。
Kさんと、小さな雑誌作りにつきものの問題点や今後の展望などについて、ひとしきり談義。で、いつのまにか映画の話になって、『フラガール』とか『リンダ リンダ リンダ』とか、「女の子が頑張る映画」が一番いいよねー、という話でまとまりました。

夕方、ジャッピー!を販売させてもらってる目黒シネマさんで、最新24号が残り1冊になったとのことで、追加納品に行って来ました。こういう嬉しい知らせがあると、ホイホイ出掛けます。
その後、ジャッピー!の連載でもお馴染みHさん(一応伏せ字で)が仕事上がりだったので、目黒のフレッシュネスバーガーでお茶。最近観た映画の話とか、『神童』の成海璃子は風格があるとか、『時効警察』はやっぱり三木聡監督のが面白いよねとか、ひとしきり映画周辺の話をして、結局、目黒シネマさんで来週から上映の『フラガール』はいいよねー、という話でまとまりました。
どんだけフラガールが好きなんだ、僕は。(池田)

★追加情報
ジャッピー!のトビラ絵でお馴染みのイラストレーター、ハピイ氏橋さんのイラストが、テレビに出ます。要チェック!

NHK教育「知るを楽しむ 歴史に好奇心ーあの人は何を食べてきたか」(4回シリーズ)
6/7(木) 22:25分〜 同上番組1回目:実は暴力的だった平安貴族の食生活
6/21(木)22:25分〜     3回目:グルメ大王 水戸黄門
6/28(木)22:25分〜     4回目:鬼平の食

「ローデッドウエポン」、すげーフリーペーパーだ!

2007-05-05 13:12:56 | Weblog
GW進行で仕事がドタバタしてたのと、プライベートで色々あったので、相当なご無沙汰でして。思わせぶりな登場ですみません、みぶです。

さて、いつかは出るであろうと思われる「ジャッピー!」25号のために、実は極秘で「ゆうばり映画祭」に潜入していたわけなんですよ。2/22~25だから結構前の話ですが。

地方で映画を堪能して、うまいメシ食って、酒を呑んで、というコンセプトの毎度の連載のごとく、そこにはいろんな出会いがあって、非常に楽しい旅だったわけなんです。

詳しいことは「ジャッピー!」で書く日が来るかもしれないし、時期的に合わなくてお蔵入りになるかもしれないですが。

それはともかく、そこでの収穫のひとつは、札幌に棲息する映画バカたちに遭遇したことだったわけなんですよ。

その人たちが作ってる『映画ローデッドウエポン』は、札幌を中心に配布しているフリーペーパー。初期の『ジャッピー!』を彷彿とさせるような誌面に『映画秘宝』的なテイストを混ぜたような内容なんですが、意外や意外、これが何とも面白い。

最新28号が配布開始ということで、さっそくうちにも送ってもらったわけですが、その中でも映画バカが「スパイダーマン」について語る座談会(?)が出色の出来。
「スパイダーマンを観てなかったらもっといい人生を送れたような気がしますよ」「スパイダーマンを観た瞬間に俺はどんな映画でも楽しめるようになった」などなど、シビれるフレーズが続出! この感覚、ジャッピー!を愛好してくれる人なら分かってもらえるのではなかろうかと思うんだよな。

そしてもうひとつの目玉が「ゆうばり映画祭レポート」。映画愛に溢れたレポートはオイラがレポートするよりもこれ読むだけでいいじゃん、って感じもありつつ。それにしてもゆうばり映画祭は楽しかった。侮ってた。タランティーノが「GO GO夕張」というキャラクターを登場させたのはなぜか? ホウ・シャオシェンが夕張を舞台に映画を撮ったのはなぜか? 『シカゴ』『ドリームガールズ』のビル・コンドンが報道陣の前に現われるやいなや、新作のPRよりもまっ先に、夕張の現状に心配をするコメントを披露するのはなぜか?

答えは簡単。ゆうばりが楽しいからだ。もちろん以前のような大規模に映画祭が開催されることを望むのは難しいのだが、それでも来年開催の実現に向けて、市民団体、映画会社レベルで動いているらしいということは小耳に挟んだ。もし来年開催されることになったら、一度は体験してみるといいですよ。映画ファンなら絶対楽しいから。もちろん夜の呑みは必須ですが。

話が脱線してしまったが、下手な映画雑誌より面白いフリーペーパー。こういうのを見ると、『ジャッピー!」も、うかうかしてられないな、と思う次第ですよ。

札幌以外の方は、とりあえず公式サイトでバックナンバーの一部がダウンロード出来るようなのでご覧になってください。(みぶ)


ローデッドウエポン公式サイト

『入門 映画ドリル』という本の宣伝ですが

2007-04-23 19:06:28 | Weblog
蒼井優ちゃんと誕生日が一日違いというのが分かって、ちょっと嬉しい池田です。だからどうした、とか言うな。ささやかな幸せをそっとしといてくれ。もちろん生年は、気が遠くなるほど僕の方が早いですが。

発売になったばかりの『入門 映画ドリル/思わず人に話したくなるシネマの奥義』(地球の歩き方/ダイヤモンド社・刊)という映画のムックに、イラストを10何点か描きましたので、もし良かったら見て下さい。
空いたスペースにちょっとカットを入れる感じで描いたのですが、思ったより目立つ扱いでデザインされてたので、ウレシハズカシな感じです。
幅広いジャンルの映画クイズが出題されていますので、例のキネ旬「映画検定」とかに興味のある人は、サブテキストとして買ってみるとイイですよ。
ちなみに巻頭の「映画ツウ度判定」というのをやってみたら、僕は20項目のうち10項目チェック、結果は「ミーハーから脱しよう!」でした。だはは、蒼井優ちゃんと誕生日が近くて喜んでるようじゃダメだな、やっぱり。
でもね、負け惜しみを言うわけじゃないけど、設問に少々不満がありますよ、僕は。まあ「入門編」だから仕方ないとしても、

  □キネマ旬報を読んだことがある

てねぇ・・・やっぱり映画マニアならば、

  □ジャッピー!を読んだことがある

だよね(笑)、やっぱり。あと僕が考えるとすると、

  □映画館でジャッピー!のW編集長に会ったことがある(知らないよね、みんな)
  □映画館に入ったら、客が自分ひとりでアセったことがある

とかね。「マニア編」を作る時は、是非こんな設問をして欲しいですね。あるいは、

  □若い頃、友達がいなくて映画館だけが逃げ場だった
  □映画が好きなばっかりに、人生を棒に振っている
  □成人式の日、ただの休日だと思って映画館で『ベティ・ブルー』を観て、
   映画館を出た後で晴れ着の集団に会い、オレもハタチじゃんと気付いた
  □高校生の時ケンカして顔を腫らして家に帰り、テレビでやってたバート・
   レイノルズの『シェイマス』をふてくされて見ていたら、母親に「そんな
   映画ばっかり見てるからケンカするんじゃないの」と、イヤミを言われた
   ことがある

なんて設問はどうでしょうか。でも、僕はあんまり映画知識が重要とは思わないですけどね。そもそも、映画をたくさん観ることが良いことかどうかも分かんないです。僕なんかも、日本人の平均よりはずいぶん沢山の映画を観てきましたし、映画からいろんなことを学びましたが、結果としてロクな人間になってないですからね。・・・『シェイマス』がまずかったのでしょうか、やっぱり。(池田)

たまにはラブコメも

2007-04-12 20:59:27 | Weblog
あー、なんかこう、誰も人が死ななくて、キレイめの男や女が出てきて、笑ったり泣いたりのスッタモンダの末、最後は収まるところに収まる。そんなハッピーな映画が観たい気分。観たい気分なのっ!
というわけで『ホリディ』を観てきました。女優はキャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレット、男優はジュード・ロウとジャック・ブラック。いいじゃないの。特にジャック・ブラックが加わっているのがいいですね。美男美女の中に一人、僕ら側(モテない系)の男がいると、応援したくなるじゃないですか。

でもこの映画、CMや予告編でボズ・スキャッグス「ウィー・アー・オール・アローン」を、誰か女性(リタ・クーリッジ?)がカバーした曲が使われてませんか?あの曲がいいなぁと思ってたのに、本編じゃ一回も使われてないんですよ。まんまと予告編にノセられました。
でね、『ホリディ』のキャメロン・ディアスは、映画の予告編を作る仕事してるんです(笑)。「バカね、予告編を面白く見せるのは当然でしょ」とキャメロンに言われた感じです。

ハリウッドに住むキャメロンと、ロンドンに住むケイト。それぞれ傷心の二人が、自宅交換サイトを通して知り合い、年末の休暇中お互いの自宅を交換しましょ、と気分転換のつもりで休暇を取る。そこで各自、ジュード・ロウと知り合ったり、ジャック・ブラックと知り合ったりしちゃうわけです。で、いろいろあって、最後は収まるところに収まる。実にいいです。

ロンドンとハリウッドの2組のカップルの顛末が平行して描かれるのですが、どっちも泣けます。特にハリウッド編は、隣人の年老いた脚本家役イーライ・ウォラックが、往年のハリウッドの輝かしい日々を語るシーンや、若手映画音楽家ジャック・ブラックが、ビデオ屋でヴァンゲリスやジョン・ウィリアムスの曲を熱っぽく語るシーンなど、映画ファンには楽しさいっぱいです。ダスティン・ホフマンがカメオ出演しているのも観逃すなっ。

そんなわけで、デートにピッタリの映画なので、カップルで観たい人は勝手に観ればいさ。でも、一人で観てもハッピーになれます(一抹の寂しさ付き!)ので、どうぞ。
僕は絶対、アカの他人と部屋を交換したくないですけどね。(池田)

マニアック過ぎじゃありませんか?

2007-04-05 02:44:48 | Weblog
またまた編集部の地元、としまテレビさんから声をかけていただきました。
今回は『断絶』(71)、『ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー』(74)、『悪魔の追跡』(75)、あたりがドッとDVD化されるので、このへんの映画について深めに語ってください、というオファーです。
ははははは、さすがとしまテレビさん!そりゃ間違いなく僕の出番です。ジャッピー!誌上で「ダーティ・メリーとクレイジー・ラリー」名義で連載やってますから。
僕、『ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー』『悪魔の追跡』あたりは、テレビ放映を録画したビデオなら普通に持ってますし、さすがに『断絶』は、むかしリバイヴァル上映を一回観たきりですが、モンテ・ヘルマン監督が無名時代のジャック・ニコルソンと組んだ2本の西部劇(日本未公開作)を、DVDで持ってたりするんですね。得意ジャンル、言っておくもんです(笑)。

前回クリント・イーストウッドについて語らせてもらった時は、ちょっと悔いが残ったんです。文章で書くのは好きなんですけど、しゃべりとなるとね、なかなか難しくて・・・。ま、ジャッピー!の宣伝もさせてもらえるみたいなので、しっかりネタを仕込んで頑張ろうと思います。

でも僕、『フラガール』の蒼井優ちゃんについて熱く語ってください、とかでも全然やるんだけどなあ。各メディアのみなさま、よろしくお願いします。(池田)

エリ・エリ・レマ・サバクタニ

2007-03-29 17:58:36 | Weblog
昨日はまたまた新文芸坐。光石研さん出演の『紀子の食卓』が上映されるので、この機会に24号を売らねばと、手作りポップを作って持っていったわけです。
するとどうでしょう。宮崎あおいちゃん出演の『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』の上映時間に間に合うではありませんか。なんつって、初めっからそのつもりで時間合わせて行ったんだけどね。
ラスト一本800円割引で入場。ポップを納品して、ついでに拙著「スター☆のど自慢!」も置いてもらえるようにお願いして、ロビーでぼんやり待つ。
するとどうでしょう。ジャッピー!副編集長の中島さんもやってくるではありませんか。オレたちゃみんな、宮崎あおいちゃんの大ファンかっつーの。はい、大ファンです。イイ年して何やってんだろうね、僕たち。

『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』。青山真治監督。ウィルスに感染すると自殺したくなるという〈レミング病〉が蔓延する世界。発病を抑制するにはある音楽が有効だと、まあそういう話です。感染した少女が宮崎あおいちゃん。ウィルスを抑制する音楽を演奏するのが、浅野忠信と中原昌也。
見どころは、宮崎あおいちゃん。しつこいか、僕。でも正直、そのくらいしか見どころはありません。
ただし聴きどころはあります。浅野忠信と中原昌也の演奏する音楽は、ノイズ。ありとあらゆる「音」を出すモノを拾ってきたり、作ったりして、無邪気なまでに「音」を鳴らす。それをサンプリングして、さらにギターによるノイズを加えていく。感情のままの「音」、あるいは感情よりももっと深いところにある潜在意識の「音」なんじゃないだろうか。
二人は病気の治療のために演奏してるわけじゃなく、たまたま彼らのライブに来た人は発病しない、というデータがあるってことなんですね。その二人のもとに、宮崎あおいちゃんが連れて来られる。あの、笑顔の可愛いあおいちゃんが全然笑わない。レミング病に感染しているからなのか、それとも何かに絶望しているからなのか。・・・そりゃあね、人の命は平等ですよ。でも観てる方としては、あおいちゃんだけは死んじゃダメだ、なんとか助けてやってくれと、祈らずにはいられないわけです。
「音」にそんな効果があるのだろうか。そういやティム・バートンの『マーズ・アタック』では、火星人はカントリー・ミュージックに弱かったっけ。ははは。でも、その設定は理解できても、「音」の効果を観客が共有できない。何かに絶望している観客が、この映画を観て希望を持つということは、あんまりないと思う。ただただ、ノイズでしかないからね。そこがちょっと弱い。といって、誰が聴いても「美しい音楽」だと、安っぽくなっちゃう気もする。
ま、僕なんかはラスト近く、あおいちゃんがスープを飲んで「おいしい!」と、ちょっと笑う。その笑顔だけで、希望をもらって映画館を出てきましたが。
(池田)

ただ、君を愛してる

2007-03-19 19:23:18 | Weblog
仕事が7時頃終わったので、池袋新文芸坐へ。
『虹の女神』『ただ、君を愛してる』の2本立てだったけど、最終回の『ただ、君を愛してる』だけでも観ようと思って、ラスト1本800円割引で入場。

見どころは、メガネの宮崎あおいちゃん。もういいんだ、それだけで。
しかし、なんだろーねー、まるで少女マンガのような・・・なんていうと少女マンガに失礼にあたるくらい(『NANA』とか『ハチクロ』とか、少女マンガが原作で、素晴らしい映画でした)、ベッタベタなセリフと展開。
メガネの不思議系少女が鼻の下を指でクシュクシュ、とかさ、あおいちゃんじゃなかったらブッ飛ばすぞ、っつていうキャラ設定。でも、あおいちゃんだから許します。
でもさ、あおいちゃんを引き立てるためとはいえ、恋敵役の黒木メイサ、授業中に結婚雑誌ばっかり見てたりしてね、バカじゃないの?そんな女。映画観ながら、こら玉木宏!あおいちゃんの魅力に気付けよ、ほら、玉木、うしろー!ってね、思ってました。
ベタ過ぎるセリフなんですが、そこはあおいちゃんと玉木宏の演技力で、なんとか説得力を持たせてます。でも、みんなベタが好きなんでしょ? 原作は『いま、会いにゆきます』の市川拓司。脚本は『タイヨウのうた』の板東賢治、ね。
でまた僕もさ、こんなベタな映画で泣くからね。大丈夫かな、僕。・・・だってね、あおいちゃんが○○○○○んだよー!?うわーん。

あおいちゃんと玉木宏はそれぞれプロの写真家になるんだけど、写真っていいもんだな、と改めて思いました。様々な場所で様々な人々の様々な表情を捉えた写真。見てると「シャッターを切った人の存在」というのを確かに感じるんですね。ラスト、学生時代の玉木宏を写した写真の数々が映し出されるんだけど、その写真の中に、たしかにシャッターを切った里中静流(あおいちゃんの役名ね、今さらだけど)が存在している。一緒に過ごした時間がたしかに写真に刻まれている。これはちょっと、たまらんです。(池田)

営業報告

2007-03-14 09:51:21 | Weblog
千駄木の往来道書店さんにも24号を納品してきました。
古書ほうろうさんにもすでに納品済みですので、
谷中・根津・千駄木界隈の方々、ぜひよろしくお願いいたします!

古書ほうろうさんには、「スター☆のど自慢』も置いて
いただいていますが、よく売れているようです。
レジ横に置いていただいているので、ほんと感謝感激です。
その『スター☆のど自慢』も追加で納品しましたので、
24号と併せてひとつお願いいたします。(中島)

一方、新文芸坐では。

2007-03-13 19:11:57 | Weblog
一方、池袋の新文芸坐さんでは、明日からの特集上映「気になる日本映画達〈アイツラ〉2006」での、『初恋』『好きだ、』の宮崎あおいちゃん二本立てに合わせて、あおいちゃん巻頭インタビュー掲載の17号を販売していただけることになりました。
これは早稲田松竹さんでも同じ組み合わせでやってましたが、黄金の二本立てですね。
観逃していた方、そして「ジャッピー!」を買い逃していた方は、ぜひこの機会にどうぞ。
もちろん「ジャッピー!」最新24号も売ってますので、24号と17号をまとめて買うと楽しいですよ!!

それにしても新文芸坐さんの特集上映、イイのやりますね。僕は18日の『虹の女神』と『ただ、君を愛してる』が観たい。・・・観れるだろうか。いや観るんだ。観るぞ。たぶん。
(池田)

目黒シネマへ

2007-03-10 18:26:10 | Weblog
昨日、目黒シネマさんに最新号を納品してきました。引き続きバックナンバーも置いていただいて、ボチボチ売れているようです。
お客さんの中には「目黒シネマでジャッピー!が買えるなんて!」と、喜んで買ってれた方もいたそうですよ。
目黒シネマさんは、今日から『デスノート』前後編の二本立てですね。観逃していた方、二本続けて観たい方、この機会にどうぞ。
僕は、4月7日からの『ゆれる』と『パビリオン山椒魚』のオダジョー特集が楽しみです。
(池田)

入荷情報 その3

2007-03-08 18:56:14 | Weblog
本日、ブックファースト渋谷店さんに、ドドーンと60冊納品してきました!!
1階映画雑誌コーナーにて、平積み2面出し(たぶん)で置いていただけるはずです。

前号で、ブックファーストさんの方から「60冊入りますか?」と訊かれて、内心「えーっ!?ちょっと多過ぎるんじゃないのぉ・・・それに、持ち帰る時の寂しさといったら・・・」と腰が引けつつ、いざとなったら自分らで買えばいいさ、と納品。
なんとか54冊売れ(スゴイ!)で、カッコつきました。みなさまありがとうございます。
このくらい売れてくれるとね、書店員さんもあたたかく接してくれて(笑)、気持ちよく納品して帰ってきました。

最新24号もぜひお願いします。一人一冊といわず、二冊三冊買ってくれてかまいませんから。
卒業、入学の贈り物にも最適です。(池田)