ハミなし頭絡で楽しい馬生活!日本ビットレスブライドル協会

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装蹄師さんはツライ。。。1

2019年08月28日 | 裸蹄管理

 馬にとっての「蹄鉄のダメさ加減」というのを書いてきたのですが、では、人間にとってはどうなんでしょうか?

 なーんか、いい事なさそうな。。。。

 装蹄師という仕事は、日本では明治以降に生まれました。それまでは、馬に蹄鉄をつける、なんていう技術も、その気もなかったわけで。必要かどうかは特に考えず、とにかく欧米列強っぽくしなくちゃ、という中で装蹄も行われるようになったんです。以来、今日まで、この「装蹄」について「必要かどうか」という検証は一切なされていない、のは重要なことです。何にも考えてない、と言い換えてもいい。馬には蹄鉄を付けるもんだ、というのは「節分には豆まきするもんだ」並みに浸み込んでますよね、日本人の脳内に。ところで、「節分に恵方巻を食うもんだ」という変な風習は、つい20年前くらいに始まったのはご存知でしょうか?これはスーパーが始めたキャンペーンがきっかけで、あっという間に全国に広まってしまいました。こんな風習が日本のどっかにあった、かもしれない、レベルの話をスーパーが商魂たくましく全国区に仕立てて、それが習慣になってしまったんです。この風習が節分に引っ付いていく様を眺めてて、これも洗脳の一種だよなあと感慨がありましたが・・・・。

 馬に蹄鉄も同じこと、だと思うんだけどなあ・・・・。

 大体この手のキャンペーンって、動物にはた迷惑なことが多いですよねえ。土用にはウナギを食うもんだ、で、ウナギは絶滅危惧種になってしまうし。秋にはサンマ食うもんだ、で、サンマが不漁になってる、ような気もするし。土用にウナギを食わなくちゃならん理由なんか別にないよね。これだって、江戸時代に平賀源内が言い出したことで、それを未だ踏襲してるなんて、ヘンな話。

 装蹄をするのが仕事の装蹄師なんですが、日本では、以前は国家資格でした。一応重要な「師業」の一つだったわけです。ところが、1970年(昭和49年)にはこの国家資格は廃止されてしまいました。自動車がどんどん普及して、馬が減り、需要が減った結果といえます。で、その後、装蹄師は民間資格になり、なんとか細々と技術水準を保つようになったわけです。

参考



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