ハミなし頭絡で楽しい馬生活!日本ビットレスブライドル協会

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とってもナイスな洗浄除菌剤を見つけましたので、販売することにしました

2020年09月09日 | 裸蹄管理

 このブログは現在進行形ですので、いきなりこういう話が出ます。申し訳ありません。

 8月中は、これからご紹介する洗浄剤について、評価から始まって販売するかどうか、販売するとしたらどうするか、色々検討しておりました。結果、GOサインという事で、ご紹介します。

 今までご紹介してきた過酢酸やイソプロピルメチルフェノール・エタノールといった、消毒洗浄剤については、荒れた現場になりがちな装蹄や削蹄時に持ち込むのがあれこれ難しい、という難点がそれぞれにありました。こんな感じ。

1)過酢酸:金属腐食性がネック。蹄鉄に使う事が憚れる。あと、これは原液がアメリカ製なので、昨今輸入が大変。。。。
2)イソプロピルメチルフェノール:洗剤に含まれている物質だから、跣蹄が必要。装蹄や削蹄時に水を使うのは憚られる。火と水は相性が悪い。
3)エタノール:引火性があるから、装蹄時は最悪。。 絶対使えない、ですよね。。。。。

で、この3剤は、いずれも残念ながら洗浄力がない。汚い蹄を「洗う」効果が出ないから、跣蹄に余計な手間がかかる。なんとかして、装蹄や削蹄時の蹄洗浄を楽に、サクッとやれるようなものを探さないと、思ってまして。 

 理想としては、引火性がなく、洗浄力・除菌も相当なレベル(特に抗カビは外せない)で、スプレーすりゃOK、ついでに防錆もあれば望ましい、生体に影響がなければ最高!という。そんなもんあるわけない、と思ってたら、あったんですよ・・・・ ホンマかいな?

 その物質の効能効果は以下の通り

ナノソイ・コロイド®は(株)ウイットの登録商標です。

 ということで、このナノソイ・コロイド®は、人医療領域では内視鏡の洗浄にも使われています。内視鏡の洗浄は相当な能力(洗浄・殺菌・安全性全て)のある洗浄剤でないと使えないでしょう。実績は十分といえる。獣医療については、これを使った洗浄剤は獣医学会認定になっているとの事。原料は、大豆の脂肪酸。食品ですわね。国産品というのも、ポイントが高い。

 今まで気づかなかったのはなぜ?代理店の方に聞いて理解したのは。

 開発者の方は、元々シャープの方で、今、コロナに有効と話題になっている「プラズマクラスター」の開発に携わっていたという。独立してナノソイ・コロイド®を開発されたのだが、さて色々展開しよう、という矢先に亡くなったんだとか。こういうことで事業継続ができなくなる、というのは辛いものがあります。ので、代理店の方としては、とにかく話が来れば紹介して、とやってはいるけど、なかなかうまくいかないらしいんです。

 しかしまあ、まずは使ってみて、実際どうなのか、疑り深くあれこれやってみました。結果:大変良好!!
 蹄に使う、方法は手入れの最後に10倍希釈してスプレーするだけ。これで蹄が汚れにくくなるし、汚れもすぐ落ちる。蹄油は以前から全く使ってないんだけど、これをスプレーしておくと、蹄の乾燥がなくなる。脂肪酸の働きが大きいんでしょう。

 今年の夏は(というか、今もですが)暑すぎ。今までは馬体が臭くなっちゃってシャンプーしても全く取れず、馬も嫌そうだったし、シャンプーはとにかく時間がかかる上、水をやたら使う。やだなあと思ってたんです。この夏は、お湯で汗を流して、汗こきしてスプレーして終了。泡が立たないのでゆすぎが必要ない、のが大きい。全然臭わなくなった!!すごく清潔に管理できるようになりました。ハエが寄り付きにくくなったし。
 ついでに、臭いが取れない馬着の洗濯に、これを洗剤代わりに入れて洗ってみたら(ゆすぎは不要)やっぱり、臭いが取れてしまった。ウッソ~~~~、という感じ。

 ここまで来たら、とにかく販売しましょう、ということで、販売開始することにしました。

 このナノソイ・コロイド®の欠点(?)的なものは一つだけ。原液の匂い=大豆臭がどうも男性に評判悪いんです、とは代理店の方の弁。ので、なら、どうせスプレー剤として使うのだし、香りをつけましょう、虫よけ効果のあるハッカはどうでしょう、ということで、つけました。他には、従来からある桜の香り(ちょと癒されます)・および無香料タイプも。

馬については、こんな感じです。

 

試したい方、ぜひご検討ください。やっと自信をもってお勧めできる製品が見つかって安堵しております。
販売ページはこちら。

 最後は、代理店様が紹介してくださいました、この製品のご使用者様の動画を。

ナノソイ・コロイド(R)ご使用事例 チョコレート工場