大好きだったおばあちゃんが九十五年の生涯を閉じた。
容態が急変したと連絡を受けてかけつけた。
けど、間に合わなかった。
病院に着くと、鼻と口に付けられていたチューブは取り外され
まるで眠っているような優しい顔でベッドに横たわっていた。
「チューブ、痛かったなぁ、辛かったなぁ。
25日間も点滴と水だけでよく頑張ったなぁ。
もう全部外して家に帰れるよ。」
そう言いながらおばちゃんの額を撫でていた母。
入院して2週間ほど経った時に
「あのチューブ痛々しいな・・見てる方が辛いわ・・」と。
その続きは言わなかったけど、「もう楽にしてあげたい」と
あの時言いたかったんだろうな・・
そんなことを考えながら私もおばあちゃんの額を撫でてあげた。
ここ数年は度々体調を崩し、少し痴呆も始まっていたおばあちゃん。
お見舞いに行った帰り「帰りの汽車賃はあるんか?」と気遣ってくれたり
「今日は車で来たよ」と言うと、「一人で運転して来たん?偉かったなぁ」と褒めてくれたり
おばあちゃんの中では私はいつまでも子供だったのかもしれない。
それでいて「まだ結婚しないんか?いい人まだ出来へんのんか?」と心配してくれた。
みんなで「ボケてると思ったけど、まだしっかりしてるなぁ」なんて言って笑ったりした。
おばあちゃんも笑った。
あの笑顔にもう会えないのかと思うと
やっぱり泣けてくる。
おじいちゃんの月命日の前日に天国へ旅立ったおばあちゃん。
天国で20年ぶりの再会はたしてるかな。
ふたりでゆっくりお饅頭食べてるかな。
おばあちゃん。
たくさんの笑顔とたくさんの思い出をありがとう。
容態が急変したと連絡を受けてかけつけた。
けど、間に合わなかった。
病院に着くと、鼻と口に付けられていたチューブは取り外され
まるで眠っているような優しい顔でベッドに横たわっていた。
「チューブ、痛かったなぁ、辛かったなぁ。
25日間も点滴と水だけでよく頑張ったなぁ。
もう全部外して家に帰れるよ。」
そう言いながらおばちゃんの額を撫でていた母。
入院して2週間ほど経った時に
「あのチューブ痛々しいな・・見てる方が辛いわ・・」と。
その続きは言わなかったけど、「もう楽にしてあげたい」と
あの時言いたかったんだろうな・・
そんなことを考えながら私もおばあちゃんの額を撫でてあげた。
ここ数年は度々体調を崩し、少し痴呆も始まっていたおばあちゃん。
お見舞いに行った帰り「帰りの汽車賃はあるんか?」と気遣ってくれたり
「今日は車で来たよ」と言うと、「一人で運転して来たん?偉かったなぁ」と褒めてくれたり
おばあちゃんの中では私はいつまでも子供だったのかもしれない。
それでいて「まだ結婚しないんか?いい人まだ出来へんのんか?」と心配してくれた。
みんなで「ボケてると思ったけど、まだしっかりしてるなぁ」なんて言って笑ったりした。
おばあちゃんも笑った。
あの笑顔にもう会えないのかと思うと
やっぱり泣けてくる。
おじいちゃんの月命日の前日に天国へ旅立ったおばあちゃん。
天国で20年ぶりの再会はたしてるかな。
ふたりでゆっくりお饅頭食べてるかな。
おばあちゃん。
たくさんの笑顔とたくさんの思い出をありがとう。