点字ブロックと車椅子

　先週はABCラジオの上方落語をきく会で毎晩楽しませてもらいました。楽しい一時はすぐに過ぎ去りました。
仕事の行き帰りふと頭の中をよぎった事柄があります。突然ですが私の愛読書は鉄道ジャーナルです。大阪市立早川福祉会館点字図書室の超ベテラン音訳奉仕者によって作られています。見えていた頃は本屋で鉄道雑誌を立ち読みするのが毎月の習わしでした。特集内容が良ければ購入しましたが海外や自分の興味の無いページには目を通しませんでした。しかし今は全て読んでくれるので以前よりは知識があるように思います。ただ形や色が分からないのが唯一の難点です。
今月の始めに読んだ記事で点字ブロックは車椅子利用者にとってはとても大きな障害になっているとの話を聞きました。私は点字ブロックの上を歩くのではなく横をつたって歩いています。車椅子で点字ブロックを渡るとかなりの衝撃だと知りませんでした。
以前確かではありませんが車椅子が通れるように点字ブロックの隙間を開ける思考がなされたと思います。でも今ならその実験は難しいと分かります。点字ブロックの隙間に杖が入ったら点字ブロックが無くなったと思い急停止するでしょう。
足の不自由な人も点字ブロックにけつまずくと聞きます。私たちには便利でも他人には不便だと今後お互いに何がいいのか検討する時期が来ているのかも知れませんね。