今年の祭りは何かと波乱含みでした。
9月 岸和田祭り
2日に行われた試験曳きではその後の模様は知る由もなく例年通りの試験曳きでした。暑さもましで有難くおもっていました。その後4日に襲来した台風21号で泉州地区では大きな被害が出て停電も長引きました。岸和田ではだんじりの鳴物の稽古も辞め青年団の走り込みも盛大に行わず台風の跡片付けなどのボランティアに勤しんだ町が多々あったと聞いています。
例年岸和田祭りにはカンカン場に観覧席が設けられます。特に本宮の最後から売れてプラチナチケットになっています。かつては大手の旅行代理店が買い占めていたりもしましたが昨今は近隣のだんじりマニアが買っています。その観覧席が今年はありませんでした。台風により資材が確保出来ないとの理由でしたがどうも最初から作る意志がなく返金もままならない状態になっています。
とは言え宵宮の曳き出しになるといつも通りの祭りでした。曳きさえすりゃこっちのものです。
試験曳きに1台のだんじりが浮き芯棒で止まりました。だんじりは遣り廻しの際遠心力を受けカーブの外側【アウト】にこけそうになります。なのでカーブの内側【イン】のだんじりの側面に若頭がおもりとしてたかります。それでこけずに遣り廻しがうまくいくのです。ただ遠心力が強すぎるとだんじりは浮いてこけてしまいます。それを防ぐためにコマの芯棒を長くして芯棒が先に路面に接触して転倒を防止します。これで止まると怪我人も出ずだんじりにも傷はつきません。
ところが宵宮の午前に相次いで2台のだんじりがこけてしまいました。1台は遠心力に負けてしまいました。もう1台は遠心力を打ち消すために若頭が力を入れたためにだんじりはインにこけました。インごけと言ってかつて死亡者を出した最も危険なこけ方です。すぐにだんじりを起こし幸いにも死人が出ずには済みました。
10月 貝塚麻生郷地区
9月30日に行われる予定の試験曳きは再び台風接近のために中止になりました。この台風でせっかく張った我が家のブルーシートはめくれ再び張りなおさねばなりませんでした。詳しく書くと今でもはらわたが煮えくり返るので止めましょう。
麻生郷では大きな問題が沸き上がっていました。それはメインの遣り廻しポイントのたこぼうずもなか前での遣り廻しを禁ずるとのことです。背景には複数の要因が重なり合っています。もしだんじりが当てた場合修理が台風の影響ですぐになされないのも理由の一つです。今年は止め廻しをしても来年からはコースを変えないといけないとか多々心配されました。各町の働きかけ去年の運営委員長のご尽力で祭り前日にたこぼうずの遣り廻しが許可されました。
祭りが始まればいつも通りです。ただ痛々しいブルーシートの家並を進むだんじりはいつも通りの風景ではありません。来年にはきれいな甍の波が戻っているのでしょうか。難しそうですね。絶対にたこぼうずに当ててはいけないので相当気を使って遣り廻しをしていたので無事故で小屋まで帰っただんじりが多いのも今年の特徴でした。
10月 橋本市祭礼
10月14日は東大阪の六郷地区の祭りを見に行くために希望を入れて仕事を休みました。ところが祭りの日程に合いませんでした。東大阪で元泉州のだんじりが泉州の鳴物で2台が遣り廻しをしています。それを見たかったのですが日程違いで和歌山の橋本に行きました。相賀大神社から出て来るだんじりを待つ間に懐かしい和歌山線を走る105系の走行音を録音しました。まず神輿が出て来て御旅所まで移動しました。途中でお金をもらうと高らかに神輿を上げていました。その後にお稚児さんのような行列が続きました。何度も橋本に来ていますがこのような光景は初めてでした。その後市民会館前まで移動して遣り廻しを見ました。去年はもっと沢山あつまっていて橋本【河原町】の橋本の昔ながらの胡弓を交えての囃子を聞きたかったのですが今年は来ていませんでした。昨年はあまりにあっけにとられ録音出来ず今年は録音したいとおもっていたのに残念です。
以上大変長くなりましたがことしのだんじり日記でした。
9月 岸和田祭り
2日に行われた試験曳きではその後の模様は知る由もなく例年通りの試験曳きでした。暑さもましで有難くおもっていました。その後4日に襲来した台風21号で泉州地区では大きな被害が出て停電も長引きました。岸和田ではだんじりの鳴物の稽古も辞め青年団の走り込みも盛大に行わず台風の跡片付けなどのボランティアに勤しんだ町が多々あったと聞いています。
例年岸和田祭りにはカンカン場に観覧席が設けられます。特に本宮の最後から売れてプラチナチケットになっています。かつては大手の旅行代理店が買い占めていたりもしましたが昨今は近隣のだんじりマニアが買っています。その観覧席が今年はありませんでした。台風により資材が確保出来ないとの理由でしたがどうも最初から作る意志がなく返金もままならない状態になっています。
とは言え宵宮の曳き出しになるといつも通りの祭りでした。曳きさえすりゃこっちのものです。
試験曳きに1台のだんじりが浮き芯棒で止まりました。だんじりは遣り廻しの際遠心力を受けカーブの外側【アウト】にこけそうになります。なのでカーブの内側【イン】のだんじりの側面に若頭がおもりとしてたかります。それでこけずに遣り廻しがうまくいくのです。ただ遠心力が強すぎるとだんじりは浮いてこけてしまいます。それを防ぐためにコマの芯棒を長くして芯棒が先に路面に接触して転倒を防止します。これで止まると怪我人も出ずだんじりにも傷はつきません。
ところが宵宮の午前に相次いで2台のだんじりがこけてしまいました。1台は遠心力に負けてしまいました。もう1台は遠心力を打ち消すために若頭が力を入れたためにだんじりはインにこけました。インごけと言ってかつて死亡者を出した最も危険なこけ方です。すぐにだんじりを起こし幸いにも死人が出ずには済みました。
10月 貝塚麻生郷地区
9月30日に行われる予定の試験曳きは再び台風接近のために中止になりました。この台風でせっかく張った我が家のブルーシートはめくれ再び張りなおさねばなりませんでした。詳しく書くと今でもはらわたが煮えくり返るので止めましょう。
麻生郷では大きな問題が沸き上がっていました。それはメインの遣り廻しポイントのたこぼうずもなか前での遣り廻しを禁ずるとのことです。背景には複数の要因が重なり合っています。もしだんじりが当てた場合修理が台風の影響ですぐになされないのも理由の一つです。今年は止め廻しをしても来年からはコースを変えないといけないとか多々心配されました。各町の働きかけ去年の運営委員長のご尽力で祭り前日にたこぼうずの遣り廻しが許可されました。
祭りが始まればいつも通りです。ただ痛々しいブルーシートの家並を進むだんじりはいつも通りの風景ではありません。来年にはきれいな甍の波が戻っているのでしょうか。難しそうですね。絶対にたこぼうずに当ててはいけないので相当気を使って遣り廻しをしていたので無事故で小屋まで帰っただんじりが多いのも今年の特徴でした。
10月 橋本市祭礼
10月14日は東大阪の六郷地区の祭りを見に行くために希望を入れて仕事を休みました。ところが祭りの日程に合いませんでした。東大阪で元泉州のだんじりが泉州の鳴物で2台が遣り廻しをしています。それを見たかったのですが日程違いで和歌山の橋本に行きました。相賀大神社から出て来るだんじりを待つ間に懐かしい和歌山線を走る105系の走行音を録音しました。まず神輿が出て来て御旅所まで移動しました。途中でお金をもらうと高らかに神輿を上げていました。その後にお稚児さんのような行列が続きました。何度も橋本に来ていますがこのような光景は初めてでした。その後市民会館前まで移動して遣り廻しを見ました。去年はもっと沢山あつまっていて橋本【河原町】の橋本の昔ながらの胡弓を交えての囃子を聞きたかったのですが今年は来ていませんでした。昨年はあまりにあっけにとられ録音出来ず今年は録音したいとおもっていたのに残念です。
以上大変長くなりましたがことしのだんじり日記でした。