クリスマスはクルシミマス

　クリスマスの3連休を中心にとても仕事で忙しくしていました。そんな中１２月２４日に出社して自分専用のスクリーンリーター組み込みのXPのパソコンを起動しようとしたら動きません。少し前から何回か起動をやり直すと立ち上がっていたのですが遂に動かなくなりました。さー困ったぞ。パソコンが無ければ筆記用具がありません。
　家にある10のパソコンを持ってきてもらおうとおかんと妹に頼んだら折り返しの電話で「この白い線と水色の線を抜いたらええんか」と見えない人に言う言葉ではありません。LANの爪を割らないようにと伝えると自分の爪が割れると勘違いする始末。また高速でそこまで行けないと何とも腹が立つやら情けないやら。私が取りに帰ると伝えるも往復３時間は待ってられないと言われ当日はパソコン無しで過ごしました。幸い忙しさのピークは過ぎていたので同僚の援助で一日を終えました。
　家に帰ると何と無残。モデムはバラバラにされまだおまけに壁から出ているLANケーブルまで外そうと引っ張ったらしいです。あほかーー。甥が一人で元に戻してくれました。
　１２月２５日は休みだったので会社からの連絡を待っていたのですがなかなか来ずしびれを切らして夜に電話をすると復旧せず手持ちのパソコンを持参しなければなりませんでした。あわててビスタのパソコンを引っ張り出し起動するか確かめて翌日は重いリュックをさげて出社しました。
　会社ではその後10のパソコンを用意してくれてまだ使い勝手に戸惑いながらも新たな筆記用具を得ました。
　今年１年大変皆様にお世話になりました。来年も宜しくお願いいたします。

暖かいお気持ち

　先日東岸和田で快速を待っていたら年配の女性から「何かお手伝いしましょうか」と聞かれました。私は毎日の通勤で何ら問題が無いので「大丈夫です」と横を向いてお断りしました。すると「落語家さんですね」と驚いたように言われました。私は「はい。素人デす。」と答えました。よく話を聞くと今夏老人会主催で私の「見える世界　見えない世界【生活編】」を聞いていただいたようです。その時とても沢山知りたい点があったのですが残念なことに質問タイムが無しに私が退席したようです。その方は私に初めて声をかけてくれたようです。視覚障碍者に声をかけてくれるのはとても勇気のいる行為です。しかし声をかけてくれても実際に手引きやサポートの仕方を知らない人が殆どです。この方は手引きの仕方などを知りたかったのですがその機会が持てませんでした。
　本当は「見える世界　見えない世界【歩行編】」を見てくれた方が役に立ったかも知れません。同じ場所で6年前に町会主催で私は歩行編を演じています。今夏はそれを受けての生活編の依頼だったのかも知れません。老人会主催だと明らかにこんな落語は受けません。今夏もあまり受けませんでした。老人会だと古典落語を校区での勉強会では歩行編や生活編をしています。
　私は一人で電車にも乗れます。しかしどこの座席が空いているのかは分かりません。その方がおられたお蔭で私は座れました。何事も無ければ単独歩行が出来ますが何かが起これば途端に困るのが私たちです。そんな時に声をかけてもらえる程有難いものはありません。手引きやサポートの仕方が分からなくてもこちらから必要な点は伝えます。どこそこの点字ブロックへ乗せて下さいやどこそこまで連れて行ってくださいと伝えます。この方には是非歩行編の落語を聞いてもらいたいものです。
　さて本題とは関係の無い話なのですが最近少し困っていることがあります。それは大阪駅のホームです。階段を上がりホーム端の点字ブロックへとつながる点字ブロックが乗車待ちの列で埋まっているのです。点字ブロックの上に立たれると私は前へと進めません。ホームで点字ブロックを離れて歩くのは即転落につながります。JRには何とかしてもらいたいものです。長い割には内容の無い話でした。

CD-Rにやられた

　久しぶりです。何とか生きてましたよ。
　さて私たち視覚障碍者の楽しみは今も昔もボランティアさんに読んでもらった録音図書でしょう。今はIT技術の発達で録音図書をネットからダウンロードしてCDに焼いて聞けるようになっています。私はそんなに利用しないのですが毎月早川福祉会館点字図書室で作られる鉄道ジャーナルを聞いています。ボランティアさんの尽力で本誌の発売から10日以内に録音図書が出来上がっています。
　本題はここから今月分のCDを焼こうとしたらCD-Rがありません。私はいつも５０枚入りの円筒のCEを買っています。まだCDがあると思い挿入したらパソコンが動きません。よく触ると一番上と下はCDのような形ですが保護するためのプラスチックでした。
　そして新しい物を買って挿入するとやはりパソコンが動きません。よーく考えるとそのプラスチックにやられました。学習能力が無いのにいやになりました。ぼけとんねや。