翡翠色 オパール色 風の声

おひとりさまの人生 感じて 考えて 味わって(?)
草花とメダカに癒され生きています

非常時の品格

2011-03-23 | 世の中の心配ゴト
        まずは、みなさん、大きく、深呼吸をひとつ~!! 



3月11日以来、余震と、くりかえされる津波のシーンと、原発の影響と、停電で何が起こるかに怯え、
きっと誰もが緊張している事と思います。まずはひと呼吸が、よろしいかと。


 地震酔い
私は13日の日曜あたりから、地震酔いなのか、いよいよ更年期障害が出たのか、
よくわからないながら、頭がくらくらする目眩で、いささか戸惑っております。

余震もですが、我が家の上空は、ヘリコプターの航路になっているのか、
ほとんど1日中、プロペラの音と震動が来て、
これが余震かどうかの区別がつかず、その度に緊張。

室内を歩いていても、揺れているわけでもないのに、
なんだか自宅マンションが傾いているような気もして、
ひどい時は、テーブルに掴まったりしないと、よろけてしまいます。

外でも、まっすぐに歩けず、カーブして行ってしまうので、意識して、軌道修正。

時には、吐き気がしてきたり、意識がすーっと抜けて眠気が襲って来たり、
これって、高山病の症状にそっくりなんですよね。

電気を食う加湿器を止めて、ずっと室内でもマスクをしているせいか、
酸欠になっているのかも!? と、思わないでも無く。

で、深呼吸!! ふぅー。。。。 深呼吸は、気持ちも落ち着かせてくれますね。

こんなの、みつけました 地震酔いの対処法

今日、わかったのは、世田谷に比べて、埋め立て地にある自宅や事務所は、
どう考えても、遥かに揺れたであろうという事。
恐る恐る覗いた世田谷の実家は、まったく落下物はありませんでした。
あー、世田谷に疎開しようかなー・・・


まま、変わりばえしませんが、ひととき、我が家の花でも眺めてやって下さいませ。


 アネモネ



 ビオラ



 クリスマスローズ



 なんとかしたい
東京もこれまで体験した事がない程の揺れを経験し、
多くの人が帰宅困難になったり、住宅の多い市街地で停電の実施。
今回の地震はヒトゴトではないとほぼ全員が感じている筈。

それが、東京に於いては、買い占めと、
被災地での辛い思いを軽減をと支援物資を提供という
対極の行動が起りました。

非常に恥ずかしい話をします。

私は、義援金はすぐにカード決済でしたものの、買い占めにも走りました。

13日の段階で、コンビニは物が無くなってがらーんとしており、そこに停電の話。
自分が責任もって守らなければならない!!(と私が勝手に思い込んでいる)人達がいるので、
なんとか手を打たねば! と妙な正義感にかられ、とりあえずの手配に走った訳で・・・
そこには、自分自身の寒さと暗さへの恐怖も、多分に含まれていた事は、まったく否めません。

月曜の朝、いの一番に、いつもカタログから事務用品を頼んでいるところに、
ダメモトで、懐中電灯用の電池と、カイロと、カップ麺と、保存のきく水を、頼んでみました。

事務所にある懐中電灯に合う単一電池と、保存水と、カップ麺は、入荷見通しがないと連絡が来ましたが、
自宅のラジオ兼懐中電灯に使う単三電池と、カイロは、箱入りでたっぷり届き、
自分で頼んでおきながら、届いた時にはびっくり!

そして、届いた時には、事務所も自宅も停電除外地区と判り・・・
もう、申しわけなさでいっぱい・・・

すぐに区のHPを見ましたが、すでに支援物資を積んだトラックが出た後。
それでも、東京都より早く、普段聞いているFM局で援助物資の募集が始まり、
ここぞとばかりに、買い込んだ物と事務所や自宅にあった物を、かき集めて送らせて頂きました。
(もちろん、募集内容に沿った物だけです)
父の長靴も送りましたが、言われなければ思いつかなかったです。

  物資の項やボランティアの募集です。ぜひぜひ、ご覧下さい。
   「J-WAVE Heart to Heart つなげる、ココロ」プロジェクト

ニュース見た凍えているお年寄りに、少しでも早く暖かくなって欲しー!! その一心でした。


物資を届けている様子もTwitterで中継されて、あと何が足りないかの発信や、
動きも臨機応変でフットワークのよさを嬉しく思いました。

足りているもの、足りてないもの、随時更新されていますので、
東京近郊の方はのサイトを御覧いただければと思います。

買い占めをした私が言うのも説得力のない話ですが、
我が身に置き換えるよりも、そこで寒さに震えているのが、
自分の親や友人だったらと思う方が、よりリアルになんとかしなきゃと思えます。


 食料品

今回の地震と、その後の停電と流通の停滞で、
自分の心の澱(おり)みたいなものが、落ちている感じを
おぼえる人も多いかと思います。普通の暮らしが、いかに無駄が多かった事か。

私は何を反省したって、これまで料理を面倒がって、買い込んだ食料をダメにする事が多々あり、
それがどれだけ酷い事だったか、やっと目を覚まさせられた思いです。

先週、生協の宅配があった事もあり(だいぶ欠品していましたが)、まだスーパーには行ってませんが、
とにかくある物を食べる事を実践しようとして、あえて物を買わないようにしてみました。
現在、野菜室にあるのは、レモン2個・ネギ半分・人参1本・スナップえんどう5個。
でも、冷凍庫は満杯ですし、お米や小麦粉も当面は大丈夫。

支援物資でストックを放出し、買い込んでいた食べ物を消費する・・・

買い占めと逆ですが、何かこれが妙に気持ちいいんですよね。

必要な物は、必要としている人が使われる事への気持ちよさでしょうか。

自分のこれ迄の後ろ目たさが、少し軽減された気になるからですよね、きっと。
ほんと、これまで、ごめんなさい。

食品に限らず「断捨離より前に、買いすぎない事」でしたね。


 停電と節電

東京23区の大半は、停電になっていません。
でも、SNSの“ひとこと”で停電地区の方の話を聞くと、申し訳ない気持ちでいっぱいに。

福島を初めとする原発のリスクを抱えている地域の方のもとに、
東京は経済活動をしてこれていた事を、気にとめた事さえありませんでした。

私のいる区は、政府機関や外国公館や大手企業の本社が集中しているからか、
停電除外地区となっていますが、区では普段の4分の1節電を呼びかけています。

同じビルのテナントさん達やマンションの管理組合に、
ここぞとばかり、節電モンスターと化して、電灯の間引きを呼びかけています。

だって、それ位しないと申し分けなさすぎますもの・・・

もっとも、じゃあPCで電気を使う、ブログなんてやめろと言われれば、もっともだと思います。
しかしと言うか、もしお許し頂けるのであれば、このブログや“ひとこと”を通して、
励まし合えた事で、本当に、本当に、私はものすごく救われているんです。
大半の時間を1人で過ごしていても、心折れずにいられるのは、“ひとこと”のお仲間のお陰なんです。
その分と言っては何ですが、TVは極力つけないようにしていますので、どうかご容赦下さい・・・

あー!! 被災地の人達の事を思うと、どう言葉を尽くしても、言い訳になってしまいますね・・・


 希望の光

一昨日、所用で会う筈だった、市ヶ谷在住の年配の女性から電話がありました。
「揺れてマンションの外に飛び出すと、ガラスが落ちてくるかも知れないので、気をつけて下さいね」と言ったら、
「うちは、お屋敷街だからそんな心配はないし、防衛省の近くだから、停電もしないし、特別なのよ」
と延々と自慢話。いますよね、こういう人。
もう彼女とは二度と会わないだろうと思いました。


非常時は、自己をひっこめて協調する事の大切さを、山下達郎さんが語っておりましたが、
本当にその通りですよね。


ニュースで、避難所の小学生くらいの子供が、みんなで掃除をしたり、
支援物資を運ぶのを手伝ったりしているのを見ましたが、
この国の未来を信じられる気がしました。

トイレ掃除は業者にさせろと、学校にどなり込んでいたモンスターペアレンツ、
今、どんな思いでいるでしょうね。

お金を出せば、なんでもやってもらえると思うのは、大間違い!!

自分の事を自分でしない人は、こういう状況に適応できになくて、やはり文句を言い続けるのでしょうか。
自ら生きる力を備えつけて貰えなかった子供は不幸だろうなと、しみじみ思ったりして。



今、色んな事、考えさせられています・・・

マスコミや、保安院や、政府に、言いたい事もいっぱいあります。

しかし、ひとまず、この非常時に、私はかなり品格に欠ける人間であった事を、恥ずかしく思っています。

   
   


東北地震犬猫レスキュー.com


地震で命を落とされた皆様のご冥福をお祈りいたしております・・・





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6 コメント

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自分を引っ込めること・・・ (Harry Potter)
2011-03-24 10:54:21
どこかのひとことで山下達郎さんの
「自分をひっこめること」というシンプルながら
深い発言を目にして、とても共感しました。

被災地の方々のことを思いやる言葉なんて東京からは発することはできないはず。
だから黙って耳を傾ける、考えて行動する、しかできないですよね。

お友達の市ヶ谷の女性も他意はなかったと思うけど、まさに対岸の火事という意識ですね。

一番大事なことは、この危機感を一時的な
ブームに終らせず、何十年も思い続けて
被災者を決して孤立させないことだと思うのです。

返信する
不信感と地震酔い。 (mint)
2011-03-24 20:48:18
こんばんは。お久しぶりです。
たくさんのお茶碗が割れて、さぞびっくりされたでしょう。
私は、揺れは酷かったものの、軽い小物が少し棚から落ちた程度で済みました。
一時は、政府と東電のあいまいすぎる対応に不信感いっぱいで、
具合が悪くなりましたが、最近は開き直って、
今は自分ができることをできるだけやるだけだ!と、
お仕事に集中しようと必死です(すぐに気が散っちゃうけれど)。

地震酔いは私も昔からよくなるのですが、
今回は余震がひっきりなしなので、治る暇がなく、
吐き気止めを飲みつつ暮らしています。
収入が不安定&借金王なので、なかなか義援金を捻り出すのも難しいのですが、
以前お世話になったお医者さまが、
転勤先のいわき市内の病院で原発避難区域の病院から入院患者を引き受けて、
でも、風評被害で物資が入らず困っていらっしゃるらしい、とお聞きし、
何をお送りしたらいいかもわからないので、
「物資が入るようになったら、わずかですがお役立て下さい」
と、チマチマ貯めてた500円玉貯金をお送りさせて頂きました。
恥ずかしいくらいちょっぴりですけど。
それでももう、すっからかんです(笑)
やっぱり、頑張って働くしか、今の私にできることはなさそうです。

復興には長い長い時間がかかります。
今はできることがなくても、そのうちできるようになる日が来ます。
その日まで、私には祈ることくらいしかできませんけど、
一人一人が落ち着いて、自分にできることを続けていたら、
必ず、もっとよい日本になる日が来るとを信じて、
この非日常を、「日常」にしてしまうしかないのかなぁ・・・
なんて、思っているところです。
返信する
Unknown (くーちゃん)
2011-03-25 06:27:53
今回の地震は大きいし回数も多いし地震酔いになるのもわかります。
その後は酔いの方は改善されてきてますか?

今回の地震では津波、原発、計画停電などで地震以外の問題が山積みですね。
特に計画停電では改めて家電の使い方の見直しを考えさせられたり、スーパーには物がない!おひとり1個と規制されるなど切実に感じます。

そうかと思えば今度は食べ物汚染。
遠くはアイスランドまでも放射能が届いたとか・・(これなら日本全体が汚染されてる!)
いったい日本はこの先どうなってしまうのか?
不安いっぱいです。

でもそれ以上に被災地の方々は不安とご苦労が絶えないと思います。
被災者の方々には義援金という形しか今は応援出来ませんが、一刻も早く孤立者を見つけてもらい、救援物資を届けて欲しいとテレビを通じて願うばかりです。
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コメント、ありがとうございます! (翠のお返事)
2011-03-25 17:49:06
 Harry Potterさん、こんにちは。

大自然の前には、どんな人も一つの命として同じですね。
達郎さんも、どなたか外国の方の言葉を用いて、この話をしていました。
それでも日本人は、みんなの為という精神が強い、素晴らしい国民性を持っている事が、
今回の地震で証明されたようですね。

市ヶ谷の女史は、母の知人なのですが、これまでも閉口する発言が多々あり、
実は入院中の母も御見舞を断ってくれと言っていた人物。
頼みもしないチケットを、都合も聞かずに送って来て(もちろん有料)、
それが地震で延期になったからという連絡の電話でした。
義理のある方ではないので、おつきあいは、ここまででいいかなと。
すみません、ぐちぐちと。。。

東北や関東、北海道も津波でやられましたし、復興には本当に大きな長いエネルギーを必要としていますね。
混乱していたマスコミも、これからは復興を支援する報道をして欲しい物です。


 mintさん、こんにちは。

ここ2日は大きな余震もほとんどないので、地震酔いも楽になって来ました。
(やっぱり、更年期障害じゃなくて、地震酔いだったという事だわ!)

よく思うのですが、辛い事に対して、開き直るのは、
いい事だと思うんです。
人間の精神って、破綻する所迄来たら、開き直って、破綻回避するというか。
だから、mintさんも、無理をしないで、心と相談しながら行動して下さいネ。


地震の日、第一報のメールが、mintさんがお住まいの市で停電になってしまったという友人からのものでした。
とっさに、同じ市でお母さんの介護をしている友人と、
mintさんが1人で恐怖でパニクってないか、
大丈夫かなと心配しましたよ。
人ってつながっていますよね。
だからこそ、mintさんも、500円玉貯金をとりくずして、
がんばっている先生の助けになればと思ったのではないかしら。

非日常がしばらくは日常でしょうけれど、きっと、日常に戻るとしても、
前より「いい日常」に日本はなるような気がしています。


 くーちゃん、こんにちは。

だいぶ地震酔いは楽になって来ましたよ。
先週の金曜は吐き気で食事ができない程、血の気が引いた状態でした。
昨年見た映画「インセプション」みたいに、ベランダの床がぐわーっとまくれ上がるように見えたり、、地震酔いだと思っていても、怖かったです。

そちらも計画停電をやっているのですね。
物不足より、それが東京をマヒさせて、節電で意気消沈しています。
日本全体の経済が消沈していくようで、とても心配です。
これがバネになって、成長出来れば良いのですが。

避難所以外にいる方々、ガソリンもなくて動きがとれず、限界状態のようですね。
gooのお仲間でも連絡のとれない人がいて、とても心配していましたが、
一昨日やっと電気と水道が復旧したからと、メールを貰ってほっとしました。
でも、逆に言えば、これ迄、電気と水道なしで過ごしていたという事ですよね。
赤ちゃんもいるし、どれ程大変だったかと思います。
彼女達を助け出せないのがはがゆいですが、せめて出来る事から・・ですね。

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日本人の品格 (るちぃる)
2011-03-26 20:19:28
翠さんが品格に欠けるなんて、思った事もありませんよ~!

計画停電は3時間だけなのに、この為に1日のペースが狂わされています。
通勤も仕事も負荷が掛かり、いつもの1.5倍ぐらい疲れます。
でも、被災者の方々の事を思うと、
普通に暮らせるってなんて贅沢なんだろう、と。

世界中からの支援の申し出、感謝感謝ですね。
それも、日本が援助大国だとの貢献や実績も。

原発も予断を許さない状態ですが、もう、祈るばかりです。

私も、”ひとこと”であれこれお話出来て、
不安解消に効いています。
これからも、よろしくお願いします。
返信する
コメント、いつも、ありがとうございます (翠のお返事)
2011-03-27 22:10:55
 るちぃるさん、こんにちは。

カイロと電池を手にした自責の念を抱えきれずに、
ここに吐露させて頂きまして、失礼しました。

計画停電の苦労、るちぃるさんのひとことのコメントを聞かなかったら、
あまりピントこないまま過ごしていたかと思います。
それでに節電しなきゃと思う気持ちが高まりました。
電気を消したり、暖房を消したり、でも、そんなに支障がない事に、ちょっと驚いていたりもします。
大半の事は、必要よりも、習慣性でやっていたところが多かったような。

世界の人達の援助の申し出、ホント嬉しいですね。
その事を私たちは、忘れてはいけないなーと、この先、その国の人に会ったら、日本を代表して(!?)お礼を言わなくちゃとか思っています。

原発、まだまだ安心できませんね。
なんでこんな厄介な物を、こんなに沢山地震大国に作ってしまったのか・・・
とどのつまりは、飽くなき消費と、政治家の思惑ですかね。
難しい問題です。

ひとことのネットワーク、みんなで落ち着こう的な動きもあって、
随分助けられた気がします。
こちらこそ、これからもよろしくお願いしますね!
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